ビートルズの「最後の新曲」とされる「ナウ・アンド・ゼン」が2日にデジタル配信で発売された。1970年解散のビートルズの名義で新たな曲が発売されるのは27年ぶりとなるという。「ナウ・アンド・ゼン」(Now And Then、『時々』の意)は「時々君が恋しくなる」といった詞で、大切な人への断ち切れない思いを吐露する曲。62年のデビュー曲「ラヴ・ミー・ドゥ」との両A面での発売となった。ジョン・レノンが生前に残したデモ音源をもとに、最新技術でレノンの声をクリアによみがえらせ、現在のポール・マッカートニーさんやリンゴ・スターさんの演奏、ジョージ・ハリソン(2001年死去)が95年に録音したギターなどと合わせた「新曲」として発売されたものである。デビューシングルの「Love Me Do」のリリースから60年、文字通り満を持して発表されるザ・ビートルズ最後の曲は、世界で最も愛されるバンドの物語の最終章を新たに書き換えるだろうと言われている。今やAIの技術はすごいものになってきていると実感する。
ビートルズと言えば、1966年に来日し、JALのハッピコートを着て、飛行機から降りてきたシーンが鮮烈であったのをよく覚えている。日本武道館で5回コンサートをやったが、その前座をザ・ドリフターズが務めていたことも有名な話である。内田裕也さんや尾藤イサオさんもブル-コメッツをバックに前座で歌っていたというから驚きである。ビートルズの人気は、日本も含め、世界中で一世を風靡したことは、誰しもが知っていることだが、ジョン・レノンが40才の若さで、凶弾に打たれ、ジョージ・ハリスンも58才で亡くなり、今や、ポール・マッカートニー(81才)とリンゴ・スター(83才)だけが存命しているとのことで時代の流れを痛感していた。そんな中、今回、AIに技術を活用して、新曲が発売されたということに驚いたが、嬉しい話である。
そんなビートルズのふるさとリヴァプールを訪れたのは、2010年6月のことで、ビートルズ・ストーリーという展示館もしっかり見てきたし、彼らがデビューした「キャヴァーン・クラブ」や「エレナ・リグビー像」や「ペニー・レイン」も訪れた。ペニー・レインでは、歌詞にも出てくる理髪店にも立ち寄った。リヴァプール旅行は、ビートルズを満喫する素晴らしいひと時であった。是非、一度訪問することをお薦めする。
朝日新聞デジタル記事(11/2):https://www.asahi.com/articles/ASRC26WRXRC2UCVL02V.html
「ナウ・アンド・ゼン」: https://youtu.be/Opxhh9Oh3rg?si=pjc_94dHiY2MbqDs
ビートルズを訪ねての写真アルバム《2010年》:http://romanflight.web.fc2.com/Travel-Beatles.html
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