Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

北ア、乗鞍岳登山(詳細)

2022年07月04日 | 山歩き

7月1日(金)     天気=晴れ曇り

08:55肩の小屋口→ 10:03~10肩ノ小屋→ 10:53~11:10剣ヶ峰→ 11:47~58肩ノ小屋→ 12:22~28富士見岳→ 12:51~55大黒岳→ 13:10~33畳平→ 13:44~50魔王岳→ 13:58畳平→ お花畑→ 14:15~15:05畳平

 

 昨夜は長野道の梓川SAで車中泊、熱さとトラックの騒音で眠れぬかと思ったが、ヘンな夢を見てたから少しは眠れたようだった。陽の明けぬうちに梓川SAを出発し、7時前に乗鞍高原観光センターバスターミナルに着いた。

乗鞍高原観光センター前のバスターミナル

 今日から今シーズンの畳平行きバスが運行するので、大勢の人がバス待ちをしていた。一番バスが朝8時にスタート、オープンセレモニーで写真撮影をしていたから、もしかしたら我々が並んだ写真が信濃新聞辺りに載るかもしれない。

畳平へ向かう今シーズンの一番バス

 バスは乗鞍エコーラインを50分ほど走り、畳平手前の「肩ノ小屋口バス停」に着いた。ここには夏まで残る大雪渓があり、我々の他に幾人かの人が下車をした。

肩ノ小屋口バス停

 バスから外へ出た途端、強力な冷風に身が引き締まる。一気に標高2600m地点に来たせいか、高山病の兆しか若干頭痛がする。バス停から大雪渓を登り始めたが地図を見ないで盲目的に歩いたので、出足から道間違いをして肩ノ小屋まで1時間近くかかってしまった。

大雪渓の登り

肩ノ小屋手前の雪渓

 肩ノ小屋は既に営業中で、畳平から登って来た人達でけっこう賑わっていた。ここから乗鞍岳最高峰の剣ヶ峰に向け急な登山道が始まる。登山道は大勢の登山者が行き交い、まるで盛夏の富士登山みたいな混み具合だ。

肩ノ小屋から剣ヶ峰への登り

剣ヶ峰への登山道(眼下に肩ノ小屋)

 剣ヶ峰と朝日岳を繋ぐ稜線に達すると一気に視界が広がり、眼下に残雪で覆われた権現池が望まれた。前方に見える剣ヶ峰に向かって稜線を進み、最後はしばしの急登で剣ヶ峰(3026m)に着いた。

権現池

前方の剣ヶ峰を目指す

山頂直下の頂上小屋

剣ヶ峰山頂

 山頂からは360度の展望が広がる。若干雲が多めながら北の穂高連峰や西の白山を望む事ができた。乗鞍岳に登ったのはこれで3回目、30数年前の5月連休に、妻と二人テント泊で残雪の山頂を踏んだのが最初の乗鞍岳だった。

山頂から穂高連峰方面

山頂から西隣の大日岳方面

 乗鞍岳は信仰の山なので立山の雄山と同様に山頂神社が在り、神官が参拝者の応接をしていた。山頂を後にすると往路を肩ノ小屋へと降って行く。小屋へ着いたのがお昼前、小屋には喫茶コーナーもありドリンクや軽食もできるようだ。

山頂の奥宮神社

 小屋から車も走れる広い遊歩道が畳平へ続いている。畳平へ行くには時間が早いので、遊歩道の途中から富士見岳へ向かう。富士見岳山頂(2817m)からは、眼下に鶴ヶ池や畳平のバスターミナルが望まれた。

畳平へ向かう遊歩道(前方の山が富士見岳)

富士見岳山頂手前

富士見岳山頂

富士見岳から眼下に畳平お花畑とバスターミナル

 富士見岳を降ってエコーラインに着くと「私疲れたから畳平で待ってるワ」と妻が言うので、私は一人で更に大黒岳を登る。大黒岳(2772m)は平坦な山頂で、穂高連峰や富士見岳越しに剣ヶ峰眺めが良かった。

大黒岳の登り口

大黒岳山頂

大黒岳の登りからエコーラインを挟んで富士見岳

鶴ヶ池

 畳平バスターミナルに着いたが、次のバスまで約2時間近く待ち時間があるので、ついでに魔王岳と畳平のお花畑遊歩道も歩いてみた。魔王岳はポツリと小さなピークで、乗鞍スカイラインが眼下にウネウネと望まれる。畳平のお花畑の遊歩道は南側半分が工事中で立入禁止だったが、ハクサンイチゲやイワカガミなどの高山植物が見頃だった。

畳平バスターミナル(日本で一番高いバス停)

魔王岳山頂

山頂から畳平方面(一番奥に剣ヶ峰)

山頂から乗鞍スカイラインと奥に穂高連峰

お花畑から畳平バスターミナルビル

お花畑遊歩道(左側歩道が通行止め)

ハクサンイチゲの群落

 畳平から15:05発のバスに乗り、乗鞍高原観光センターへ戻って来た。今日は心地よい天気に恵まれて爽やかな山歩きができました。今宵は標高1600mの休暇村乗鞍高原泊りなので、猛暑を忘れて温泉とグルメを楽しみたいと思います。

 

コメント
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