6年前に発生した御嶽山の噴火訴訟は、先日の裁判で気象庁の予知情報が違法であったとの判決が下された。損害賠償は却下されたようだが、気まぐれな自然相手の予報ミスで違法を問われるのは、チョット気象庁に酷な感じがしないでもない。
話変わって、今年は早々と「梅雨明け宣言」が発表された。しかし7月中旬の今現在も日本列島には長々と前線が停滞し、各地に大雨を降らせている。こりゃどう見たって梅雨空で、気象庁は今だ非を認めないが明らかに勇み足の予報ミスと言われても仕方がない。
まるで噴煙のような入道雲(遠くから見れば美しい眺めだが、雲の下の人達は大雨や突風被害を受けていた)
7月20日(水)天気図
そのうち何処かの業者が、「梅雨明け宣言を信じてビールを大量に仕入れたのに雨ばかりで客足がサッパリ、この損害どうしてくれるんだ」と、訴訟を起こすかもしれません。
そこで私から気象庁への提言なんですが、今後天気予報を発表する時は最後に必ず「この予報は全て推測に過ぎず、当該情報に関する責任は一切負えません」というテロップ(小さな字で)を流すようにしては如何でしょう。少なくても責任逃れの手助けにはなりますよ。
私が子供の頃は「気象庁と掛けて、大根役者と解く。その心はどちらも当たらないから」何てバカにされてたもんですが、現在では人工衛星やスーパーコンピューターなど近代科学の粋を尽くして予報するから、気象庁の人も「当たらない」とは言い難いでしょう。でも実際問題として、ちっとも当たって無いんだから。