晴れのち曇り。最低気温11.7℃、最高気温21.7℃。
2013年5月28日の北海道新聞日刊紙に上記の記事が記載されていた。「苫小牧 ゆかりの地ウォーク」ということで、宮沢賢治の足取りを辿り、当時の情景や賢治の心情を追体験するというもの。1924年(大正13年) 5月、花巻農学校の教員だった賢治は修学旅行の引率で、苫小牧で一泊していることをふまえ、JR苫小牧駅前から、宿泊した旅館の跡地を経由してふるさと海岸までを散策したという。 この苫小牧NPO法人の「ゆうべあまちづくりネットワーク」の「賢治ウォーク」は26日行われたと記事では報じていた。
賢治ファンならば、賢治が辿ったところをどこまでも追体験して、賢治の思いや作品を理解する鍵となるものを探りたくなる。私はオホーツク海に面した網走出身ということもあり、流氷の時期になると、この様子を賢治が見ていたらきっと何かの作品に昇華させたのではと網走にも足を伸ばしてほしかったなと思うことがしばしばだ。
それはともかく、北海道に住む一賢治ファンにとっては賢治がこの地を訪れたことがたいそう貴重で、幸運なことだと思える。