透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

冬至と草間彌生

2013-12-22 21:13:48 | 日記

雪。最低気温-11.3℃、最高気温-4.4℃。真冬日となる。雪は真面目にコツコツ深々と降り積もる。今日は冬至だ。昼の長さが一番短い日だ。それゆえか、冬至は生命の終わる時期だと考えられ、その不安を除くために無病息災の祈願が行われたという。その時に食べる食物の1つに南瓜があったようだ。

冬至に南瓜を食べる習慣はこうした流れの中で、今に引き継がれているのだろう。健康でいられるようにとの願いは古今東西誰もが願うことだ。

南瓜といって思い浮かぶのは、今年10月に芸術の森美術館で見た草間彌生氏の作品だ。まったくもって、今まで見たことがない南瓜がそこにあった。

12月11日、「各界の著名人たちが語る命に対する考え方」というテレビ番組を見ていると、思いがけず草間彌生氏が画面に登場した。その中で「自分自身が、死についてばかり描いているので、助言する権利など少しもありません」と言っていた。この方があの「かぼちゃ」の作者だったのだ。「かぼちゃ」もまた、死を意識しつつ、そのど真ん中で描かれたのだろうか。そう思うと、きめ細かく描かれた一つ一つが細胞のような気もした。

                              

                              

                              

                              

                              

                     

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