透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

網走でのお墓参り

2014-07-15 21:42:31 | 日記

晴れ。最低気温18.5℃、最高気温29.1℃。

 網走は七月盆ということなので、通常は静かな墓地もお墓参りの人々で賑わっていたことだろう。清里や北見などオホーツク管内にいた頃は欠かさずお墓参りに行っていたものだ。父母やご先祖の眠るお墓で手を合わせた後、叔父や叔母さんなど親戚・知人のところを巡るのが常だった。網走から遠く離れたこの地に越して来てからは、ずっと御無沙汰している。

 網走でのお墓参りの最後は、決まって、わずか18歳の若さで亡くなった母の弟、私の叔父が眠るところだった。桂が丘公園にある網走空襲の碑である。この碑は平成元年(1989)、網走空襲の遺族とその関係者、網走歴史の会などが発起人となって建てられたものだ。叔父は終戦の年の7月15日、少年兵として訓練中にアメリカの空襲をうけて亡くなった。祖母は叔父がその時着ていた血染めの衣服を、何十年もたんすの片隅にしまっていたという。 
 
                      
                        網走空襲の碑                  防空壕

                  
                     碑を見守るクルミの木                              ・・・・ 2004年7月16日撮影

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