透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

開拓の村の講演会へ

2019-01-19 20:36:56 | 日記

曇りのち晴れ。最低気温-3.6℃、最高気温0.1℃。

現在開催中の北海道開拓の村企画展の関連講座の一つ、「写真にみる開拓の姿~北海道の冬をくらす人々」を受講してきました。講師は北海道開拓の村学芸員の平井郁氏です。

13時半から15時半までの約2時間、写真を通しての解説と語りを興味深く伺うことができました。

開拓当時の人々は冬期間の食料や燃料の確保をどのように準備していたのか、衣料品は手作り中心だったが、既製品の始まりは毛布と考えられるなどのことが、お話の中核となっていたように思います。

今はお店で必要な分を代金さえ支払えば購入できる食料や燃料は、約半年に及ぶ冬季間の分量を秋口までに家庭で備えなければならなかったのです。

食料保存の一つが土を掘り、藁を用いて土中に埋め込む土中保存です。大根や人参、ジャガイモやリンゴなどにこの方法が。燃料になる薪や石炭なども冬季間に必要な分量を確保することが必須でした。

衣料品の中の角巻と呼ばれる女性の防寒グッズの素材は毛布で、無地のものばかりではなく柄物も出回っていたことが写真を通して示されました。

          🍁       🍁       🍁

ここ数日の吹雪模様から一転して好天に恵まれ、観光客を乗せた馬そりが市街地を駆けていきます。初春の日差しにぬくもりが感じられ、穏やかな雰囲気に包まれた開拓の村でした。

コメント
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