透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

冬日と福良雀

2022-01-26 19:25:00 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温−9.3℃、最高気温0.4℃。

習い事の帰りにうっすらとした雲を通して、掲句にあるように弱弱しい光を放つ太陽が顔を見せていました。「冬には冬の温もりがある」との解説の暖かさ。

さて、歩道の傍らにあるいちいの木はスズメが安心して身を隠すことができるスペースとなっています。声のする方へカメラを向けると一羽二羽と羽ばたき始め、スズメたちがより高い樹木の枝に飛び移り、さらに電線に飛んでいってしまいました。寛いでいたスズメたちを驚かせたようです。

気温はプラスでいつもより高めだったのですが、上空は寒かったのでしょうか。スズメはふっくらした姿の福良雀になっていました。

凍てつくこの時期のスズメたちは自前の羽を上手に使って、暖かくする術を知っているのです。誰に教わったわけでもないのにと感心するばかり。いや、尊敬の念さえ覚えます。

一方、自然からかけ離れた生活をし続けて直感をすり減らし、電子機器に頼って、情報を得ても、大雪を前にしてうなだれるのが落ちの日々。ストーブの前でぬくぬく暮らしていることに後ろめたさを感じるのも、思えば毎年のことかと苦笑しています。

ともあれ、寒さの向こうに春が待っていることを忘れずに、明日も一歩一歩。

皆様にとって明日が良い一日となりますように・・・・。

コメント
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