曇り時々晴れ。最低気温15.2℃、最高気温19.7℃。
北海道立図書館の前庭の先にあるハクウンボクです。
ハクウンボクは満開をとうに過ぎていましたが、いくつかは咲き残っていて、その美しい姿を目にすることができました。白い花が連なって咲くようすを「白雲」に見立てたところから、ハクウンボク「白雲木」と名付けられたそうです。
木の根の周りには散り終えた花が雪のように白く降り積もっていました。
木に付されていた表札には「エゴノキ科」で「分布=日本各地」、「材は固く将棋の駒材として使われる」とあります。
ハクウンボク(白雲木)
エゴノキ科の落葉高木。山地に自生。高さ15mに達し、葉は広楕円形で大きく厚い。裏面は灰白色の細毛が密生。初夏、白色の合弁花を総状花序につけ下垂。種子から油を取り蝋燭を製し、材を挽物細工および薪炭料とする。庭園樹・街路樹とする。オオバヂシャ。
~広辞苑第6版~
北海道立図書館付近のニセアカシアは満開。
「ニセ」という名がなぜアカシアの冠につくのか不思議に思っていました。
不思議に思う気持ちを辿っていくと寂しさに行き着きそうな気がします。
〈「ニセ」のさびしさ〉に味わい深さを感じました。
ウキペディアから一部を~
ニセアカシア(学名: Robinia pseudoacacia)は北米原産のマメ科ハリエンジュ属の落葉高木である。植物学上の標準和名はハリエンジュ(針槐)。日本には1873年に渡来した。蜜源植物として重要で、街路樹、公園樹、砂防・土止め用の植栽、材は器具用等に用いられる。季語は夏である。
〇名称
一般的によく使われる名称であるニセアカシアは、種小名の pseudoacacia (「pseudo=よく似た acacia=アカシア」)をラテン語から直訳したものである。和名のハリエンジュは、古くから珍重されるエンジュに似た葉をつけるが、枝の付け根に針棘が発達することから名付けられた。北海道では「アカシア」とよび親しまれているが、これは誤称である。 また英名のBlack locustはイナゴマメ(Locust bean)に似るとしてついた。
〇ニセアカシア(ハリエンジュ)の花言葉は、「慕情」とされる。
〇ニセアカシアとアカシア
明治期に日本に輸入された当初は、このニセアカシアをアカシアと呼んでいた。後に本来のアカシア(ネムノキ亜科アカシア属)の仲間が日本に輸入されるようになり、区別するためにニセアカシアと呼ぶようになった。本来のアカシアの花は放射相称の形状で黄色く、ニセアカシアの白い蝶形花とは全く異なる。
〇歌謡曲や小説などの中には、「アカシア」の名前が使われていて誤って通用しているが、本来はニセアカシア(ハリエンジュ)のことを指している。
〈 下記はすべてニセアカシアとされる。〉
・札幌のアカシア並木
・札幌松坂屋開店時のキャッチコピー「アカシアの花白くいま開く松坂屋」
・アカシア蜂蜜として売られているもの
・西田佐知子のヒット曲「アカシアの雨がやむとき」に歌われる「アカシア」
・石原裕次郎のヒット曲「赤いハンカチ」「恋の町札幌」に歌われる「アカシアの花」
・北原白秋の「この道」に歌われる「あかしやの花」
・清岡卓行の小説「アカシヤの大連」[注 3]で知られる中国の大連市を代表する樹木
・松任谷由実の「大連慕情」に歌われる「アカシヤのかおり」、「acacia[アカシア](2001年)」
・レミオロメンの「アカシア」
・アイカツスターズ!の「森のひかりのピルエット」に歌われる「アカシア」
それでは今日はこの辺で。
明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。