仕事で、ありえない初歩的なミスをしてしまいました。
浜松と東京に商品を発送する際に、送り先を入れ違えてしまったのです。気付き青ざめて運送便に電話、締め切り時間ギリギリでセーフ、ドライバーが引き返してくれたため事なきを得た、かに見えたのですが、今度は浜松の得意先の住所がが過去のものであることが判明、時すでに遅し、たった今トラックが出発したばかりで、時間的にもう戻ってもらうことは不可能です。
至急集荷センターに電話、事情を説明し、住所を書き換えてもらうようドライバーへの伝言を依頼、恐らくはこれでなんとかなるはずだ、と、ほっと胸をなでおろしたその時、今度は荷物に同封した商品伝票が頭に浮かびました。まさか、伝票まで入れ替わってないだろうなあ。さすがにそれはないと信じたいが、この流れは少しヤバイ。念には念を押して、伝票のFAXを得意先に送信し、電話で事情を説明。あとは、再発行をした伝票を郵便で送ればリカバリーも完璧です。
今度こそ一息つける、そう思いながら郵便局の夜間窓口に到着、伝票の入った封筒をカバンから取り出す。封筒は空だった。・・・伝票をFAXに差し込んだままだ。
ショックな出来事のあとには、しばらく視界が、テレビのブラウン管を見ているように、なにか客観的に切り取られたようになります。フラれたときもそうでした。その映像は鮮明なのだけど、どことなく自分の目で見ているように感じられず、でも意識ははっきりしていて、なにかフワフワしたような世界に迷い込んだような、夢の中で飛ぼうと思っているのになぜか地面スレスレにしか飛べずもがいている時のような、なんだかなあ、な精神状態です。こういうときは決まってネガティブキャンペーンが展開され、どんどん自分が嫌になっていくのですが、一方ではそれを客観的に分析するもうひとりの自分がいて、「仕事に失敗して落ち込むなんざ、お前は一体なんてベタな人間になりさがっちまったんだい?」と語りかけてくるため、それもそうだ、と思い直し、ありがちな自分にさよならするべく、家に帰るやすぐさま腕立て、腹筋、サンドバッグをタコ殴りで汗をかき、シャワーを浴びてすっきり。そのころにはネガティブマインドも気付けば50%オフくらいになっていて、あとは時間と共に回復するであろうことは、いつもの経験から了解しています。今のうちにとっとと寝るべ。
悩んだ時は汗をかけ。精神的にダメになった時の未来の自分のために、日ごろから脳に刷り込んでいる言葉です。10ある悩みのうち9は大抵吹っ飛ぶんですよこれが。まあ、本当に効果があるのか、それとも僕の悩みがたいしたことないからかは、このさい置くとします。
明日からまた頑張ろうっと。