GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

ひとりごと

2006年10月23日 | 日記・コラム

 このブログを見た人が、うわあ、現実社会で自分をうまくプロデュースできない奴が、ブログだとここぞとばかり好き勝手書いて偉そうにしてるぞ、痛いなあ、と分析しているのを、そのななめ上から、こちらの思い通りの反応だなあ、うしし、とほくそ笑んでいる時の気持ちと、幼少の頃トラウマを植えつけられたブラックユーモアな読切漫画を、ひょんな事から18年ぶりに発見してしまい、当時のショックがよみがえりつつも、なにか懐かしくてほんわかしてしまう時の微妙な感覚は、似ているのかもしれないし、全然似てないのかもしれません。

 それと同時に、J-POPのレビューはだいたいどの曲も「キラーチューン」「初期衝動」「進化」「疾走感」「再認識」あたりを混ぜておけば事足りる、ていうか、音楽を言葉で説明するなんてできるかボケェ、と意味も無く八つ当たりをしてしまうのは、タワレコの無料情報誌BOUNCEに、自分のお気に入りのバンドが載ってなかったからではない、・・・と言い張りながら三十路を迎えたいと思うのですが、その鉄の意志を完遂するには、なにか、こう、心の支えみたいなのが必要で、こう連日仕事ばかりだと、出会いはおろか、友達とのコミュニケーションも取りにくく、気付けば休日遊びに行こうと思っても、声をかけれる友達がいない、なんて状況になりつつある不安の中、せめてネットやメールでなんとかつなぎ止めようと思うのだけど、日ごろ偉そうなことを言っている手前、どうも躊躇してしまい、仕方ないので、たまには皆さんなにかメッセージをくれると嬉しいです、エヘ、という電波をわからないように発信、誰かがなんとなく気付いて、なにげなくコンタクトを投げかけてくれることを祈りつつ、ブログを更新しようと思うのだけど、どうもネタがなく、いや、帰り道や仕事中にふと思い浮かんでいるのだけれど、家に帰る頃にはなぜか忘れてしまって、結局こんなよくわかんない文章になって、泣きそうになり、ええい、もういいや、と投げ出してしまったりして、気付けばまた自分の殻に閉じこもってしまっていたりする、なんてことは、これぽっちもありえないので、どうか勘違いのなきよう、よろしく願う次第であります。




ヒデヨシ

2006年10月21日 | マンガ

 『アタゴオル』が映画化されるそうで、久々懐かしくなってコミックスを買いあさっています。

 『アタゴオル』とは、山形県出身のますむら・ひろしが描く、猫と人間が共生する自然とファンタジーがごっちゃになった世界で、食欲と生命力のかたまりな主人公(主猫公?)ヒデヨシとその仲間が、のほほん、ぽややんと大活躍する物語です。連載スタートから今年で丁度30周年を向かえます(現在も「コミックフラッパー」なる雑誌で連載中らしい)。

 ますむら・ひろし、と言われてもピンとこない人も多いだろうけど、アニメ映画『銀河鉄道の夜』の原作者と言えば、案外皆見たことあるんじゃなかろうか。登場人物(猫物?)がALL猫なアレです。

 はじめて『アタゴオル』を読んだのは、小学生のころ病床に伏せていた僕に、近所のおばちゃんが貸してくれた『月刊マンガ少年』なる昔のマンガ雑誌でした。この『マンガ少年』、刊行されたのが1976年から1981年と、かなり短命に終わっているのですが、その内容の密度たるや恐ろしいまでの濃縮還元っぷりを見せ、尋常がないにも程がありました。手塚治虫の『火の鳥・望郷編』、石森章太郎の『サイボーグ009』をはじめ、高橋葉介、石川賢、松本零士、みなもと太郎、ジョージ秋山、藤子不二雄、水島慎二、横山光輝、新谷かおる、モンキーパンチなど、僕の琴線に触れまくりな錚々たる読切・連載陣。そして、おいおい少年誌だぜ、これ、と思わず突っ込まずには入られない、バッドエンドや不条理ストーリーによるトラウマ漫画の数々(『青の洞門』なんて少年誌でやるテーマじゃあねーだろ)。病床の小学生のハートにズビズバ直撃しないわけがありませんでした。いい意味でも悪い意味でも。

 『アタゴオル』『風雲児たち』『夢幻紳士』『天使の時空船』など、最近買いあさっている漫画の傾向をかんがみるに、恐らくは、病床の2週間で読んだ、この『マンガ少年』が、僕という人間の2~30%程度を形成しているであろう結論に達した次第であります。そりゃこんなんなるわ。







THROW THE DICE

2006年10月14日 | 横道坊主

 嵐山での仕事を終え、車で30分かけて帰社、四条烏丸駅のトイレで私服に着替え、再び外に出て、高倉通り、堺町通りを越えて、スタバが見えたらその手前の北面、同じ建物の中にモーニング娘。とかの公式ショップがあるため、ちょっと入り辛い雰囲気のライブハウス“京都MUSE”に、横道坊主のライブを見に行ってきました。

 観客は40人くらいでしょうか。オープニングアクトとして、京都出身らしい、THE SCENEなる若手バンドが熱唱、会場が軽くあたたまったところで、壁面のスクリーンに、7月に発売されたNEWアルバム『DICE』から、表題曲のPVが流れる。会場は少人数とは思えないほどの最高潮です。

 NEWアルバムの1曲目『風とともに行く』からスタートして、23年の歴史を振り返るかのように新曲、旧曲を織り交ぜながらの2時間。至福とは、このことを言うのだろうね。

 「大切なのは、どの道を選ぶかではなく、自分の選んだ道を信じること」。この一言、月29日労働&半分出張&安月給でネガティブサイクルに陥りそうな身には、どんな休日よりも、心と体の糧になりました。これでまたしばらく休みなしで突っ走れるさあ。

 11月の大阪キングコブラは絶対に行くぞ、と決意したその時、ボーカル中村義人から衝撃発表。ここ10年、東京と博多で年末恒例となっていたオールナイトライブが、なんと今年は大阪でも行われる予定だという。万歳。およそ200曲からなる横道ソングの中から厳選された40曲を敢行予定。正式な日程はまだ未定。くれぐれも会社の棚卸の日に重なりませんように・・・。











超こち亀

2006年10月10日 | 日記・コラム

 いや、久々にいい買い物をした。

 それは、先ほど京都駅内の本屋で購入した、ますむら・ひろしの『銀河鉄道の夜』漫画文庫版、ではなく、中古CD屋で買ったHIGH-LOWSのアルバム『ロブスター』でもなく、ビレッジバンガードで衝動買いした三島由紀夫の『若きサムライのために』なんかでもなく、ましてや、元MR.BIGのエリックマーティンが作詞&歌うPRIDEテレビ中継テーマ曲『The Last Man Standing』のネット配信版などであろうはずもありません。

 週刊少年ジャンプで連載30周年を迎えた『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の記念本『超こち亀』です。

 ここ数年の『こち亀』からは正直“老醜”がプンプン、“生かされている感”が多分ににじみでていました。この『超こち亀』も半分はトホホな内容で、思わず床に叩きつけたくなるのですが、もっともこれはファン向けのコレクターズアイテムなので、怒る方が筋違い(※)。そこは納得して、残りの半分に目を向けると、一部のコンテンツが素晴らしすぎてたまらない仕様になっていました。

 88名の漫画家による『こち亀』トリビュートイラスト!・・・と、いいたいところですが、これは正直今ひとつ。中には、やなせたかし(アンパンマン)、星野之宣(宗像教授異考録)、原哲夫(北斗の拳)らがこち亀キャラを描くという衝撃的なページもあるのですが、88名が必要以上に『こち亀』ならびに作者をヨイショする展開に、正直寒気すら感じました。もっともこれはファン向けの(※以下同文)。

 『こち亀』の秋元治が、他作家と合作で描く読切漫画が4本、これが素晴らしい。秋元治withゆでたまご(キン肉マン)、秋元治withモンキー・パンチ(ルパン三世)、秋元治withさいとう・たかお(ゴルゴ13)、秋元治with鳥山明(ドラゴンボール)。名前を並べただけでしびれまくりの企画です。両津とフリーザの死闘、麗子のパロスペシャルがウォーズマンに炸裂、ルパンと中川の頭脳戦、飛行場でばったり出くわすゴルゴと両津、などのシチュエーションが読めるのは『超こち亀』だけ、であります。

 押忍。