京都東本願寺東すぐにある渉成園という言う庭園を見学しました。ここは、東本願寺の別邸で、周囲には枳殻(からたち)の生垣があったため、その枳殻にちなんで、枳穀(きこく)邸とも呼ばれているそうです。別邸とはいうものの、東本願寺寺域の半分くらいもあろうかという、とっても広い庭園です。
ここは源氏物語主人公「光源氏」のモデルと言われる源融(みなもとのとおる)公が、奥州塩竃の風景を摸(も)し、難波から海水を運ばせたとされる六条河原院苑池の遺跡だそうです。
写真はクロガネモチという木と、その真っ赤な果実です。この果実は、冬に実をつけるようです。この庭園の印月池(いんげつち)と呼ばれる邸内の広い池のそばで見かけました。かなり小さい画面なのですが、それでも樹齢を感じさせる大木であることはご覧いただけると思います。
このクロガネモチは、東本願寺正門前の東側(渉成園側)の街路樹としても植えられています。この街路樹は、当然まだかなり小振りのものでしたが、それでもたっぷり真っ赤な実をつけていました。