昨今世界遺産申請リストに登録されて一躍有名になっています富岡製糸場ですが、昨年6月に訪れて見学しました。その頃は、まだ地元では世界遺産登録をしたい、として運動をされてはいました。でも、まだ最近のように訪れる人はさほど多くはなく、ゆっくりボランティアの方の説明を聞きながら見学できました。
以下に「旧、官営富岡製糸場の沿革」として掲示されています現地の説明文を引用させていただきます。
「富岡製糸場は、明治五年十月明治新政府が日本近代国家への礎石として総力を結集して創設した我が国最初の機械化された官営富岡製糸場である。当時横行していた生糸の粗製濫造を正すため、ブリューナを首長とするフランス人を招き様式機械を導入した模範工場である。この工場には技術伝習のため日本全国から工女が参集した。」
写真は、東繭倉庫正面入り口および側面です。長さ104m高さ14m幅12mと、長大な柱のない巨大建造物です。トラス式構造で構成されていて、柱は木製、壁面は煉瓦積みの構造となっています。この煉瓦は、新たに工場を造り、すべて国内で製造されたものです。