今朝は先日からなんとなく気になっていた目を見て貰うため、眼科医へ行く予定でした。
見るともなく見ていたTVで、「ねむの木学園のこどもたちとまり子美術展」が開催中と報じていました。
前にも見た記憶があり、自分のブログをチェックしたところ、もう9年前に六本木ヒルで見ていました。
「ねむの木学園のこどもたちとまり子美術展」は、全国各地で開かれます。
開催場所はどこか気になり調べたところ、東京銀座画廊・美術館が会場、とあります。
ここなら近く、すぐ出かけることが出来ます。
思ったより早く眼科医の診療が終わったので、そのまま銀座へ向かいました。
このような展示会では、作品の写真を撮ることなど許されない、と言うことは十分承知しています。
会場で作品を拝見していると、これから合唱を披露します、とアナウンスされました。
作品の展示されている区画で、6名の施設の方が、宮城まり子さんの指揮で歌を歌ってくれました。
とってもきれいな声で、良くハモっていました。
その写真を撮っている方達がいましたので、私も何枚かを撮らせて頂きました。
今朝の眼科医の受診は、片方の目から涙が溢れてくる、と言う点を訴えて診て頂いたのです。
でも、この歌を聴いていて、何故か自然と両目から涙が溢れてきました。
この歌を聴いていた方は、50名くらいもいたでしょうか。
前のほうにいた方達は、直接床に腰を下ろして聞いて下さっていました。
何曲か唄ったところで興に乗ってきたのか、宮城まり子さんが車いすから、立ち上がられました。
立ち上がろうとされた時、スタッフの方が手をさしのべられましたが、お一人で立ち上がられました。
歌が終わった後、会場に展示されている作品を拝見させて頂きました。
次の絵は、「むらまつ きよみ」さんが描いた、「深い秋」と題する作品です。
この作品を仕上げるには、1年半くらい掛かったのだそうです。
縦2m、横1m位はあろうかという、とっても細かい作品なので、当然と思います。
その中に、女の子と犬が描かれています。
女の子は、多分ご自身なのでしょう。
側で絵の作者が説明をしてくれていたので、「この犬は、何という名前ですか」と尋ねました。
「きみこ」と言います、と答えてくれました。
会場では、宮城まり子さんの「画集」に、ご本人がサインをして下さる一廓があり、沢山の方が並んでいました。
私も画集を求め、サインして頂きました。
その時、宮城まり子さんご本人に、「先程の合唱をしている時の写真を、ブログに使わせて頂いても宜しいでしょうか」とお尋ねしました。
拒絶されるかも知れないとは、思っていたのですが、「良いですよ」と答えて下さいました。
ご本人がちゃんと許可して下さったのですから、黙って肖像を掲示せずに済みました。