三菱一号館美術館でカンスタブル展が開催中である。
出品リストを眺めると、英国テート美術館が所蔵するカンスタブル、ターナーを主に約90点が挙げられている。
カンスタブルは何時しかコンスタブルと表記されることとなったが、今回の展覧会には代表作「干草車(英ナショナル・アート・ギャラリー蔵)」は来ないものの、自分にとってはカンスタブル作品に接することができる最後の機会かと思う。コロナ禍における不要不急外出の自粛と長年の夢?に大いに葛藤したが、高齢者の責務と考えて観覧を断念、美術館HPの画像で我慢することとした。しかしながら、数年前までは欧米の主要美術館のHPで所蔵品の大半が鮮明な画像で公開されていて無料で見ることができたが、今ではサムネール表示やロゴ入画像に代えられてしまい、徒に本物を観たいという欲求を掻き立てられるだけに終わった。著作権が消滅したとはいえ、鮮明な画像は商行為などに使用されるだろう現状からやむを得ないものであろうが、海外旅行や有料視聴する余力のない自分のような絵画愛好家にとっては厳しい・寂しい現実である。
というわけで本日は、10数年以上も前にDLしていたカンスタブル作品3点(ボーナス作品あり)を紹介することとした。これが違反行為に当たるものかハッキリしないが、泉下のカンスタブル氏も御容赦を。
代表作「干草車:英ナショナルギャラリー蔵」
今次展示会の目玉「Flatford Mill:英テート美術館蔵」
かって観た「跳ねる馬:英・ロイヤルアカデミー」
どさくさに紛れて自作「三菱一号館美術館の裏庭(F10)」