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生きること:過去と未来とエスペラントと

慰問

2014-06-22 02:05:56 | 家族・友人・私
先週私たち夫婦あてに友人より葉書が届きました。4月化学療法を終えました。5月異常はありませんでしたが6月の検査でまたがんが見つかりました。16日に入院し、またつきに1~2日入院し、9ヶ月間、1から頑張ります。との事でした。イチジク入りのパンを欲しがっていた友人です。4月は届けましたが5月、なぜかクルミが手に入らず、じつを言うと有機クルミと言うものを見つけましたがとても高価でクルミの代わりにアーモンドを入れて作りました。クルミ好きの私には気に入りませんでしたので誰にもパンあげませんでした。ようやく先々週デパートでクルミを見つけ先週パンを焼き、月曜日に姉に送り、次が彼女番と思っていた所だったです。世間一般で言われているように本当にイチヂクに抗ガン要素があるかどうかは私には分かりません。でも、がんと闘っている彼女の励みになればと思っていたのに再発とは!

 こんな時人はどんな慰めの言葉を発するのでしょうか。私にはおざなりに頑張ってねとか言えないのです。ですから電話する事も便りを書くこともできません。携帯電話へのメールを試みました。これは数十文字しか書けないので余計な言葉はいらないと思いついたのです。月曜日に入院中だったと思うのですがメールを送りました。『葉書いただきました。再発とは残念です。』すぐに『大丈夫です。元気を出して頑張ります』との返事でした。

 私にできることと言えばパンに入れるイチジクの実を増やすぐらいでしょう。でも、これ以上増やせないくらいにドライフルーツとクルミ、ゴマが入っています。レーズン無しにしてイチジクを2倍にしました。2個焼きためて冷凍し、昨日3個目を焼きながら届けようか郵送しようか迷ったのですが、やっぱり持参した方が自然に思えてメールしました。『もうすぐ慰問のパンが焼き上がります。今日3時頃家にいますか。』彼女からすぐに『ありがとう待っています』という返事がきました。そんなわけで往復3時間ドライブしてパンを届けました。彼女は庭の花を摘み待っていてくれました。『全体倦怠で辛い!』と笑顔でいいました。

 帰ってからイチジクの実を増やしたことを言うのを忘れたのでまたメールです。『特製パンです。レーズン無しにしてイチジクを2倍にしました。』『元気出して食べます。感謝、感謝…。』食べる事も努力しないとできない状態なのですね!
 でも、携帯電話のメールって本当にありがたいですね。余計なことは言わないで済みますし、気が付いた時に読めば良いのですから。 

彼女からもらった花です。花音痴の私のために花の名前が付けてありました。えび草、カラー、アガパンナス
コメント (4)
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