glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

8月2日:ゲント散歩

2015-09-11 09:48:07 | エスペラント
  Liberema とRibelema

ゲント散歩の中でよく聞いた単語がリベレーマ。私は初めこれを自由思考なのだと解釈していたのですが、途中から自分の間違いに気付きました。反抗的とということだったのです。
 まず伯爵の城。10世紀に建てられ、11世紀には改築され、その費用のため市民の税金が重くなったそうです。市民と云っても現在のゲント市の1部+近隣の一部は伯爵の所有であったそうです。14世紀初頭、ゲントはフランス王のものとなり、重税が課せられました。この時ゲント市民は城に焼き打ちをかけたそうです。日本的にいえば一揆と云うことでしょう。しかし厳しい弾圧にあって耐えきれなくなった時、罪人の着る白い下着を着て罪人と同じく自分の首に縄をかけて降伏したそうです。当時の刑罰は軽い物は名誉はく奪ぐらいでしたが重罪は死刑。名誉はく奪とはどんなものかと云うと悪口を言って社会から締め出したそうです。日本で云う村八分ですね、きっと。沢山の拷問器具が城には展示されています。

 城の前の広場。もともとは城の中庭だったようです。右手は元監獄


 橋の袂から見た城。堅固な要塞です。

 元刑務所のあった広場から撮った城

ギロチン 



拷問器具の数々。手足を切る道具もありましたがすぐに殺すギロチンより残忍すぎて写真に撮るには・・・。


当時の罪人の服装。


 ゲントはベルギーの労働運動の発祥の地だそうです。昔の労働者用住居に今も人が住んでいます。


 聖バーブ教会には有名な神の子羊の絵があります。見れるのは12枚です。クリスチャンでない私にはチンプンカンプン。ふと見ると音声解説を聞いている人たちがいました。(この機器日本語でどういう名前でしょうか?)。日本語対応もあります。聞いてみたくなって貸し出している女性のところえへ行き頼みました。誰と来たか問われてグループでと答えました。相手の言葉が私にはわかりません。聞き返すと50セントという。細かいお金がなかったので1ユーロ出すと彼女はお金はいらないからと、日本語対応の機器を貸してくれました。そこでゆっくりと解説をきいて、気がつくとまわりにグループの人はだれもいません。慌てて機器を返しました。ホテルは目の前、遠足が終わっていても一人で帰れます。外に出ると遠足責任者のP氏が外で待っていてくれました。彼の話によるとその機器はグループできた人には貸さないことになっているそうです。無料で借りたというと苦笑いしていました。

 その後グループの後を追って教会の裏手へ。友人の話では私は15~20分一人で解説を聞いていたようです。


 教会の裏手からの写真です。羊が見えますか。


刺激的な1日でした。その上私のベットは身動きすると今にも動き出しそうに軋みました。眠れずに外を見たら月がとてもきれいでした。


コメント (2)
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