ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

車いすの級友に星空を

2009年11月03日 23時26分34秒 | 障害者の自立
 茨城県立水戸第二高校(水戸市)の地学部員たちが、車いすで使える天体望遠鏡づくりに挑戦している。

 難病を抱え、電動車いすで生活する同校1年中村 文美 ( ともみ ) さん(16)が今春、入学したのがきっかけ。0・1ミリの誤差も許されない精密さが求められるうえ、特別仕様なので試行錯誤の連続。それでも、部員らは協力し合い、根気よく作業に取り組んでいる。

 中村さんは、筋力が衰えていく進行性の 脊髄 ( せきずい ) 性筋 萎縮 ( いしゅく ) 症。養護学校から今春、県内有数の進学校の同校に合格した。望遠鏡で星空を眺めるのが好きだったが、病気が進行し小学校低学年から難しくなったという中村さん。入学を知った部員や顧問の岡村典夫教諭(48)が、「自分たちにできることは望遠鏡を作ってあげること」と、製作を決めた。

 同校の地学部は、英国の天文学者が18世紀に使った望遠鏡を復元するなど、これまで4台の天体望遠鏡を製作。その成果を2006年8月、チェコで開かれた国際天文学連合総会で発表し、注目を集めた。国立天文台の渡部潤一准教授(惑星科学)も「水戸二高の望遠鏡の精度の高さは、高校生としては世界トップレベル」と太鼓判を押す。

 車いす仕様の望遠鏡は口径400ミリ。本体は木やアルミ製で長さ約1・5メートル、重さ約50キロ。台座を含めると150キロを超える。座ったままで観察できるよう、中村さんの目線に合わせて、本体の高さ93センチの場所にのぞき口を設ける。このため、反射鏡がこれまでより1枚多い3枚必要で、本体の板厚を倍にして強度を上げるなどの工夫も凝らす。

 主に2年生が設計、1年生が製作を担当。先輩らのアドバイスを受けながら、「文美にきれいな土星の輪を見せよう」を合言葉に、放課後の作業に没頭する。

 岡村教諭は「車いすの物理学者」として知られるホーキング博士も「車いすはハンデではなかった」として、「チャンスを与えれば子どもは伸びる。中村さんも自分の可能性を見つけてほしい」と望遠鏡作りに込める思いを話す。

 完成は来年3月。養護学校で中村さんやほかの車いすの子どもたちにも星空を楽しんでもらうつもりだ。


聴覚障害者支援センター始動

2009年11月03日 00時52分17秒 | 障害者の自立
聴覚障害者の生活支援活動の拠点となる福山市聴覚障害者地域活動支援センター(同市西町)が整備され、1日から本格的な活動が始まった。同日は開所式もあり、関係者は念願のセンター開所を喜んだ。

 同センターは、NPO法人の福山ろうあ協会(金尾千三理事長、約150人)が運営。聴覚障害者の生活、教育相談▽災害、福祉情報の提供▽日常生活に役立つ文化、健康講座▽手話、要約筆記の研修会―の4事業を軸に活動する。同協会のメンバーが常駐する。

 同協会は、1947年に結成した。拠点となる事務所がなく、生活相談では、直接相談者の家に訪問するなどして対応していたという。また、聴覚障害者が集う場の確保や災害時に備えた情報伝達網の整備も課題だった。

障害者ら、和太鼓の腕前披露--あす松山 /愛媛

2009年11月03日 00時45分45秒 | 障害者の自立
 障害をもった人たちによる太鼓の演奏会「みんなでたたこうIN愛媛2009-せかいにすみっこはありません-」が3日午後1時から、松山市若草町の市総合福祉センター大会議室で開かれる。県内で知的、視覚、身体などに障害をもった人らの約10グループが和太鼓をたたき、日ごろの練習成果を披露する。入場無料。

 障害をもった人に芸術活動の支援をしているNPO法人アトリエ素心居(河部宏子代表)が主催し、今年で5回目。「障害をもった人たちが集まって太鼓を演奏し披露する機会をつくりたい」と、河部さんが県内のグループに声を掛け、実現した。

 各チームとも10人ほどのメンバーがステージに上がり、演奏時間は13分ずつ。流行曲などの音楽に合わせて太鼓をたたくチームから、オリジナル曲を勢いよく演奏するチームなどレベルはさまざま。河部さんは「太鼓を生き生きとたたいている姿を見てもらいたい」と話している。

 障害をもった人らのグループの他に、朝鮮半島の伝統的な太鼓を披露する「松山チャンゴヨロガヂ」(松山市)や、愛媛女子短期大学沖縄伝統芸能部(宇和島市)の学生らも演奏する。問い合わせはアトリエ素心居(089・972・0064)。

衆院予算委要旨

2009年11月03日 00時44分06秒 | 障害者の自立
2日の衆院予算委員会の質疑要旨は次の通り。
 【予算編成】
 海江田万里氏(民主) 2009年度第2次補正予算案に景気・雇用対策などを盛り込むか。
 鳩山由紀夫首相 その場合は、(執行を)凍結した3兆円も含めて活用することを考えたい。
 海江田氏 10年度予算案では国債発行額を09年度より抑えるのか。
 首相 (09年度見込みの)44兆円を超えないよう最大の努力をする。
 【マニフェスト(政権公約)】
 海江田氏 高速道路無料化は無理しないでいいという世論が圧倒的だ。
 首相 国民との契約は基本的に守らなければならない。「守らなくて構わない」という話が出てくるときには、国民と真摯(しんし)に議論する必要がある。
 加藤紘一氏(自民) 「世論に従ってやっていく」と言えばいい。
 首相 後生大事に突っ走る考えはない。国民との契約とはいえ、国民が嫌だというのを強引にということが正しい結論ではない。
 後藤田正純氏(自民) 子ども手当はばらまきだ。
 首相 そのようには全く思わない。この国を覆う最大の問題は少子化だ。
 【首相献金問題】
 山口壮氏(民主) 政治資金収支報告書の虚偽記載について所見は。
 首相 わたしの資金管理団体に虚偽の報告があり、国民に大変迷惑をかけた。事務所の人たちとの十分なコミュニケーションを怠った結果、起こしてしまい、痛烈に反省している。検察の捜査に全面的に協力したい。
 【陳情処理】
 町村信孝氏(自民) 選挙で自公の推薦を得た知事や市町村長が民主党議員と面会できない。友愛の党のやることか。
 首相 そのようなことのないように極力努力する。
 【日米関係】
 町村氏 「対等な日米同盟」と言うが、どの部分が対等でないのか。
 首相 問題が起きたときに日本としての思いを、たとえ米国と違っていてもしっかり訴え、結論を見いだせる関係になりたい。
 【普天間移設問題】
 阿部知子氏(社民) 沖縄県民の負担軽減は譲らないか。
 首相 日米合意の重要性も認めながら、沖縄県民の負担軽減のためにどういう選択肢があるか、担当閣僚にも努力を願っている。
 岡田克也外相 日米間で一定の合意に達している現実を無視はできない。真剣に過去の検証作業を行っている。
 下地幹郎氏(国民新) 外相の言う嘉手納基地への統合とは。
 外相 案になるか検証している。嘉手納基地の騒音その他の負荷が今以下になる前提でなければならない。
 大島理森氏(自民) いつまでに結論を出すか。
 首相 オバマ米大統領が来るまでに決めなければならないとは思っていない。大統領が一番頭を悩ませているのはアフガニスタン問題だ。それに対する日本の役割をしっかり訴えることが大変重要だ。
 【北朝鮮政策】
 平岡秀夫氏(民主) 北朝鮮に対する考え方は「対話と協調」か。
 首相 基本的に対話も協調も大事だ。圧力という言葉は好きではないが、北朝鮮から具体的なメッセージがない中で、甘い言動をとることは禁物だ。
 【障害者施策】
 阿部氏 障害者権利条約をいつ批准するか。
 首相 国内法を整備する必要がある。一日も早く批准されるよう最大限努力したい。
 【衆院解散】
 大島氏 マニフェストが実現できない場合、どう責任を取るか。
 首相 国民から「全然やってない」と指弾を浴びたときは首相として責任を取る。(衆院)選挙を行うことが一番だ。国民に信を問うのも責任の取り方の一つだ。
 大島氏 4年間選挙をしないということか。
 首相 常識的に考えれば、マニフェストが果たされたか、果たされなかったかを判断するのは4年後だ。
 【憲法解釈】
 大島氏 集団的・個別的自衛権の政府見解を踏襲するか。
 首相 今までの憲法解釈を変えるつもりはない。
 大島氏 (小沢一郎民主党幹事長の憲法解釈に言及し)党と政府で違ってもいいのか。
 首相 政府の憲法解釈は内閣が責任を持って行う。
 【首相答弁】
 加藤氏 代表質問への答弁で「あなたたち(自民党)に言われたくない」と述べたのは、首相自身の言葉か。
 首相 わたし自身の思いで発したものだ。つい反射的に出た言葉であり、不信感を与えたことを遺憾に思っている。
 【日本郵政】
 後藤田氏 斎藤次郎社長が素晴らしいと言う根拠は。
 首相 大変有能な方だ。天下りをあっせんしたということではない。(斎藤氏は財務省に)既に影響力はない方だ。(2009/11/02-22:26)

福岡市立点字図書館:視覚障害者と交流、RKBアナウンサーら朗読--早良 /福岡

2009年11月03日 00時38分08秒 | 障害者の自立
 視覚障害者と朗読ボランティアらのための「利用者・ボランティア図書館のつどい」が1日、早良区の福岡市立点字図書館であった。悪天候の中、約100人が足を運び、「おしゃべり本棚朗読会」と題したRKB毎日放送アナウンサー有志による小説の朗読や、エッセイスト、大庭宗一さんの講演「博多よかよか話」などを楽しんだ。

 普段、同図書館を利用する視覚障害者と本の点訳や対面朗読などのボランティアたちが交流を深める機会をつくろうと、毎年開かれ、今年で12回目。RKBは04年から計52本の朗読テープを同図書館に寄贈している縁で、朗読会に協力した。

 この日はスポーツ中継でおなじみの茅野正昌、朝のラジオ情報番組に出演中の本庄麻里子の両アナウンサーが朗読を担当。重松清さんの小説「さかあがりの神様」を、1時間余りかけて情感たっぷりに読み上げ、参加者たちは時折笑みを浮かべなら静かに聴き入っていた。