パンの販売や喫茶コーナーなど、作業所の障害者らが共同で運営する「Shop はなみずき」が9日、静岡市清水区の市役所清水庁舎1階にオープンした。小嶋善吉市長らがテープカットして開店を祝い、早速来店者らでにぎわった。
障害者が接客を通じて来庁者とふれあい、社会参加の一助になればと、NPO法人「県作業所連合会・わ」の清水区会が3年前から企画。同区内の12施設が共同で出品し、知的、身体、精神に障害がある施設利用者が当番制で接客をする。
店舗は販売スペースと客席に分かれ、焼きたてパンやケーキ類30種以上や、ニット帽、液体洗剤といった雑貨が並ぶ。
いつも早朝から作業に励む鈴木悠介さん(30)と高田直美さん(37)は、パン作り歴10年以上のベテラン。クリームパンやカレーパンは中身の具まで手作りだ。鈴木さんは「みんなで作ったパンはおいしいですよ」と話す。
夫婦で訪れた同区の主婦水谷真弓さん(65)は、マドレーヌとコーヒーを堪能し、「店員は元気に働いているし、食べ物も安くておいしい」。車いすに乗って「いらっしゃいませ」と接客した杉山元太さん(23)は、「ここに来ればおいしいコーヒーも元気な人もいる。お客が障害者と知り合う場になってほしい」と期待する。
営業は平日の午前10時~午後3時まで。障害者らが市庁舎内で運営する売店・喫茶店は、浜松や富士宮市などで例があるが、県中部では今回が初。店舗名の「はなみずき」は旧清水市の花木の名前に由来する。
障害者が接客を通じて来庁者とふれあい、社会参加の一助になればと、NPO法人「県作業所連合会・わ」の清水区会が3年前から企画。同区内の12施設が共同で出品し、知的、身体、精神に障害がある施設利用者が当番制で接客をする。
店舗は販売スペースと客席に分かれ、焼きたてパンやケーキ類30種以上や、ニット帽、液体洗剤といった雑貨が並ぶ。
いつも早朝から作業に励む鈴木悠介さん(30)と高田直美さん(37)は、パン作り歴10年以上のベテラン。クリームパンやカレーパンは中身の具まで手作りだ。鈴木さんは「みんなで作ったパンはおいしいですよ」と話す。
夫婦で訪れた同区の主婦水谷真弓さん(65)は、マドレーヌとコーヒーを堪能し、「店員は元気に働いているし、食べ物も安くておいしい」。車いすに乗って「いらっしゃいませ」と接客した杉山元太さん(23)は、「ここに来ればおいしいコーヒーも元気な人もいる。お客が障害者と知り合う場になってほしい」と期待する。
営業は平日の午前10時~午後3時まで。障害者らが市庁舎内で運営する売店・喫茶店は、浜松や富士宮市などで例があるが、県中部では今回が初。店舗名の「はなみずき」は旧清水市の花木の名前に由来する。