ゴエモンのつぶやき

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インテル、視覚障害者向け携帯型テキスト読み上げ端末「Intel Reader」を発表

2009年11月12日 01時06分45秒 | 障害者の自立
 Intelは、視覚障害や読書障害を持つ人々による活字の楽しみを支援するため、自らの役割を発揮している。


 Intelは米国時間11月10日、視覚障害者や読書障害者向けに活字を音声で読み上げることのできる携帯型テキスト読み上げ端末「Intel Reader」を発表した。


 「Atom」搭載のこの端末は、高解像度カメラを使って活字を画像としてキャプチャし、それをデジタルフォーマットに変換して音声で読み上げる。Intel Readerは、活字を撮影するスタンドアロンの端末として使用することができる。しかし、Intelによると、Intel Readerを設置できる同社の「Portable Capture Station」と組み合わせれば、1冊全部といった大量の活字を取り込むことが可能だという。


 「われわれは、通常の活字を読むのに苦労している人向けのツールとして、Intel Readerを提供できることを誇りに思う。このツールを利用することで、彼らは求人の手紙やレストランのメニューなど、われわれが毎日当たり前のように接している情報に、より簡単にアクセスできるようになる」とIntelのデジタルヘルスグループのバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるLouis Burns氏は声明で述べた。


 Intel Readerを販売するいくつかの小売店では、同デバイスの基本価格は1499ドルで、Portable Capture Stationを購入するにはさらに399ドルが必要となっている。


 Intel Readerの重さは1ポンド(約453g)で、大きさはペーパーバックの書籍と同じである。Intelによれば、同端末をコントロールするためのクリック感のあるボタンと音声操作型メニューは、目の見えない人が使いやすいように設計されたという。視力の弱い人は、画面を拡大または縮小したり、テキストのフォントサイズを大きくしたりすることもできる。


 5メガピクセルのオートフォーカスカメラは、4インチ(約10cm)~1.1ヤード(約100cm)から活字を撮影することが可能だ。コンテンツ自体は4GバイトのSSDに保存される。Intelによると、このSSDは(画像とテキストを含む)処理済みページを最大で600ページ、テキストのみだと最大50万ページを保存できるという。


 同デバイスのユーザーは活字のMP3バージョンを作成し、コンピュータや音楽プレーヤーで再生することができる。さらに、一部のオーディオブックをコンピュータからIntel Readerに直接読み込むことも可能だ。

知的障害の容疑者、被告 弁護人に支援組織

2009年11月12日 01時05分18秒 | 障害者の自立
大阪弁護士会 接し方、更生法など助言 シンポ開催


シンポジウムで、事例を報告する若手弁護士ら  大阪弁護士会は、知的障害がある容疑者や被告が適正な刑事手続きを受けられるよう、担当弁護人を支援する「障害者刑事弁護サポートセンター」を設立した。全国初めての試みといい、発足記念シンポジウムが9日、大阪市内で開かれた。

 弁護士会によると、知的障害者の刑事事件を巡っては、取調官に迎合してウソの自白をしたり、障害に合わせた矯正が行われないことで、出所後もささいな犯罪を繰り返したりするケースなどが報告されている。また、担当弁護人に経験や知識がないと、接見時に障害の有無を見極め、意思疎通を図るのは困難とされる。同センターでは「障害者刑事弁護等プロジェクトチーム(PT)」所属の弁護士ら約30人を、サポートメンバーとして選任。担当弁護人に接し方や弁護方針の立て方、執行猶予になった場合の生活再建法などを助言。メーリングリストを活用し、弁護人が複数のメンバーから幅広く助言を得られるようにする。

 シンポジウムでは、知的障害者の事件を担当したことのある弁護士らが経験談を報告。「執行猶予付き判決を得ようかと考えていたとき、PTのメンバーから『責任能力について争うべきだ』と指摘された」、「刑事裁判に詳しい精神科医を紹介してもらった」などと語った。

 PT座長で、同センターのメンバーの辻川圭乃(たまの)弁護士は「刑事手続きだけでなく、社会復帰の際に、どんな福祉制度が利用できるかなど、更生に向けた情報提供もしたい。このセンターが、障害者を支えるネットワークの一翼を担えれば」と話す。


確かに世界は変わった「障害者の支えになる」

2009年11月12日 00時59分16秒 | 障害者の自立
 東京都品川区に住む百瀬進也さんは現在30歳。幼少時に遺伝性筋疾患の一つである筋ジストロフィーを発症した。その百瀬さんが本格的にパソコンを使い始めたのは、2008年の暮れのことだ。半年後。ヘルパーさんとのメールのやりとりはもちろん、外出時に撮影した写真の管理や、好きなGLAYやBOAの音楽を聴くのにもパソコンを使う。いずれはブログにもチャレンジしたいと考えている。


 筋ジストロフィーは、徐々に全身の筋力が低下する病気で、根本的な治療法がいまだ見つかっていない難病である。現在はほとんど体を動かせない状態である。自宅ではベッドの中で過ごすことが多い。外出する際は、車いすを使う。13歳の時に人工呼吸器をつけた。その際に気管を切開したため、はっきりと発音することも難しい。

 キーボードもマウスも操作できない。動くのは左手の親指だけ。百瀬さんはわずかな指の動きだけでパソコンを操る。
パソコン利用を一度は断念

 健常者は気が付かないかもしれないが、パソコンは決して使いやすい機器とはいえない。百瀬さんもかつてパソコンにチャレンジして、一度断念した経緯がある。操作と習熟の困難さからIT機器の利用を断念する障害者は、少なくない。症状が軽い人なら通常のキーボードやマウスを操作できるが、徐々に症状が重くなると難しい。文字入力やカーソルの移動などをどう実現するかが大きな課題となる。

 百瀬さんもその壁にぶつかった。2003年に一度使ってみようと、Mac OS搭載のパソコンを購入し使用した。当時はMac OSのほうが障害者の入力支援機能が優れていたためだ。それに専用の入力装置を接続し、キーボードやマウスの代わりにした。

 しかし、文字を入力しているうちに操作に疲れてしまい長続きしなかった。「パソコン自体は好きなのに、思うように操作できないことにいらだっていた」と母親の瑞恵さんは振り返る。それ以降Windowsパソコンを使い始めたが、百瀬さん一人では操作しきれないため、家族やヘルパーに操作を代行してもらっていた。
ITで壁を乗り越えた

 そんな百瀬さんがパソコンをこれほど使いこなすとは、母親の瑞恵さんも予想していなかった。今では毎週火曜日から木曜日の昼間は、メールを書いて過ごしている。「5時間や6時間は珍しくない。そんなに長時間で疲れないのかと思うけど、その様子はないようです」(百瀬瑞恵さん)。

 インターネットを介して、いろんな人たちと直接コミュニケーションするようになった。百瀬さんの世界は大きく広がった。体は思うように動かせなくても、いつもメールをやりとりする友人たちと好きな料理や映画の話をし、音楽CDの貸し借りをする生活だ。メールのおかげで、テレビを見る時間が減った。

 「筋ジストロフィーやALS(筋萎縮性側索硬化症)で体が動かない人たちにも、パソコンは彼らの世界を一変させる重要なツールとなった」。こう話すのは、障害者や高齢者のパソコン利用を支援する任意団体「品川ITサポーターズ」の今井啓二会長。2008年から難病者のパソコン利用を支援し始めた。「行動や生活の範囲が限られる人ほど、簡単にコミュニケーションをとるツールを必要としている。パソコンはそれにぴったり」と話す。

 2008年末にパソコン操作に再チャレンジするにあたってカギとなったのは、二つの技術開発である。一つは入力支援ソフト。もう一つは入力装置だ。入力支援ソフトには、メールや文字入力を支援するソフトウエア「Hearty Ladder」を使った。脳性麻痺のため手足が不自由な技術者、吉村隆樹氏が開発したソフトウエアである。

 支援した今井氏はHearty Ladderを選んだ理由を、「フリーソフトであるため、もし結果的にパソコンを使えなかった場合でも負担は小さい。障害者が使いやすいよう、きめ細かく設定を変更できる点もよい」と話す。

 Hearty Ladderの特徴は、「スキャン入力」と呼ばれる方式を採用している点だ。Hearty Ladderを起動すると、画面いっぱいに文字板が表示される(図1)。そして1秒間隔ごとに赤く強調された選択バーが左から右へ動いていく。この速度は使いやすさに応じて変更できる。

 パソコンに接続したスイッチを押すと選択バーは止まり、次にどの文字を選択するかのカーソルが上下に動き始める。もう一度スイッチを押すとその文字を入力できるという仕組みだ。この方式なら、スイッチを押す操作だけで文字を入力できる。Hearty Ladderは、専用のメールソフトやテキストエディタも備えている。
 iTunesのように、基本操作がマウスのクリックだけのソフトも操作可能だ(写真2()。通常のWindowsの画面の上に、選択バーが表示される。やはり左右、次に上下に動き、画面上でクリック操作したい個所を徐々に絞り込む。iTunesで再生したい音楽ファイルの上でクリックすれば、いつでも好きな音楽を聴ける。以前なら音楽を聴く際は、家族に頼んでCDプレーヤを操作してもらわねばならなかった。

かすかな動きを空気パッドが拾う

 もう一つ、カギとなった入力装置には、空気の圧力でスイッチを入れる「エアバックセンサー」と呼ばれるデバイスを採用した。「これで入力の負担が劇的に軽くなった」と今井会長は話す。体に障害を持ち、通常の入力装置の使用が困難な場合、ゲーム用のジョイスティックや、ボタンが一つ付いているだけのスイッチを使うという選択肢がある。
 しかし百瀬さんが動かせる左手親指の範囲は、ごくわずかだ。かつてパソコン使用を断念した時に使っていたスイッチでは、少しでも位置がずれてしまうと押せなくなってしまっていた。これが入力のハードルを上げ、断念につながった。

 その点「エアバックセンサー」は空気パッドへの圧力でスイッチを押す方式であるため、多少位置がずれても入力できなくなることはない。しかもかすかな圧力を検出するため、長時間使っても疲れない。

 「体のどの部分で操作をするのがよいかは、人によって異なる。負担をかけずに入力できるようにするには、入力装置も使用者に合わせる必要がある」と今井会長は話す。今井会長は発泡スチロールやプラスチック容器を使って毎回入力装置を手作りする(写真3)。作業は難しくない上に、コストも安くすむという。

 百瀬さんのような難病者がパソコンを操作するための支援ソフトや装置は、今や多数登場している。「Hearty Ladder」と同様にスキャン入力が可能な支援ソフトとしてはNECの「オペレートナビ」(図2)。設定すればOfficeソフトなども起動、操作できる。ハードウエアと一体型で販売されているのが日立ケーイーシステムズの「伝の心」だ。専用のメールソフトのほか、家電を操作するリモコン機能まで搭載する。ただし前者は5万9800円、後者は45万円と比較的高価である。

 OS本体の入力支援機能も強化されてきている。マイクロソフトはWindows Vistaに「コンピュータの簡単操作センター」を新たに搭載し、障害者支援機能を使いやすくした。「Windowsキー」と「U」を同時に押すと起動する。「全盲の人向け」「マウスやキーボードを使わない人向け」と、1つのウインドウで必要な設定を変更できるようにした。

 さらに2009年10月に出荷予定のWindows 7では、スクリーンキーボード機能を強化。これまで固定だったサイズを自由に変更できるようにするほか、初めてタッチパネルに対応する。


ITに秘められた可能性

 ただこれらの技術や機能が障害を持つ人やその家族、ヘルパーなどに十分に認知されているかというと、そうとは言い切れない。

 2009年6月17日にALS患者を支援するNPO法人さくら会とNECが開催した、「難病コミュニケーション支援講座」では、参加した介護士から驚きの声が上がった。筋ジストロフィーやALSの患者のためのIT機器が次々と紹介される。「Hearty Ladder」やスイッチ、意思伝達専用装置などだ。参加者の1人は、「こんなソフトや機器があるとは知らなかった。もし使えそうな患者がいたら紹介したい」と感想を述べる。

 ALSや筋ジストロフィーに限らず、ITは様々な障害を乗り越えるための足がかりになる可能性を秘めている。障害そのものを改善するのは難しくても、障害者がよりよく生活していくための下支えの役割を果たすことができるのだ。

歯ミカップ:障害者の歯と口腔、健康づくり--立川 /東京

2009年11月12日 00時58分40秒 | 障害者の自立
 障害者の歯と口腔(こうくう)の健康づくりを考える祭典「第3回歯ミカップ(歯ミガキワールドカップ)」がこのほど、都多摩立川保健所(立川市柴崎町)で開かれた。この祭典は障害者の自立支援策のひとつとして、歯磨きの習慣作りを普及しようと08年2月に始まった。立川、昭島など管内の歯科医師会や社会福祉協議会の協力を得て始まり、今年度で3回目を迎えた。

 祭典では、新たにキャラクター「ハミリン」も登場。歯磨きの習慣作りに取り組む個人や団体などへの表彰が行われた。健康運動指導士、原真奈美さんが口の周りの筋肉を鍛える「健口体操」を指導。参加者全員で盛り上がった。【

地震保険料補助モデル事業開始へ 高齢、障害世帯に新潟県

2009年11月12日 00時55分31秒 | 障害者の自立
 新潟県の泉田裕彦知事は11日の定例会見で、地震保険に加入した障害者 障害者、高齢者世帯の保険料と住宅耐震補強費用を市町村とともに補助するモデル事業を、早ければ今月中にも開始することを明らかにした。地震保険への補助は神奈川県横須賀市などで行われているが、県によると耐震補強費用とセットでの補助は全国の自治体で初という。

 対象は1981年5月以前に建てられた木造住宅に住む65歳以上の高齢者や障害者の世帯で、約20世帯。県は保険料のうち年3千円、補強費用は10万円を上限に補助する。

 新潟県は2004年の中越地震、07年の中越沖地震で大きな被害を受けており、泉田知事は「高齢者など災害弱者への支援を通して地震保険の加入促進を図りたい」としている。