ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

瀬戸内に初の障害者グループホーム 12月月1日開所

2009年11月29日 01時38分02秒 | 障害者の自立
 瀬戸内市で初めての障害者グループホーム・せとうち旭川荘地域生活ホーム「オリーブホーム」(同市牛窓町牛窓)が12月1日開所する。市内にはこれまで通所、短期入所サービスしかなく、障害者が地域で自立して生活する第一歩となる施設として期待される。

 社会福祉法人旭川荘(岡山市北区祇園)が瀬戸内市の公募に応じて運営。旧教職員住宅2棟を借り受け、簡易消火設備を追加した。定員は5人で、それぞれの個室と共用の風呂、トイレなどがある。当初は男性2人、女性2人の計4人が入居予定。

 スタッフは生活支援員1人と世話人3人で、朝夕の食事や身の回りの世話に当たる。障害者総合在宅支援施設・せとうち旭川荘(瀬戸内市牛窓町長浜)とも密接に連携し、日中は作業に通う。

 障害者の親たちでつくる瀬戸内市手をつなぐ育成会の四十塚和晃会長は「親亡き後も住み慣れた地元で安心して暮らせる環境整備が一歩前進した」と歓迎する。


聴覚障害の学生支援 受講環境整備訴え--来月、防府で /山口

2009年11月29日 01時37分17秒 | 障害者の自立
 聴覚障害のある学生のため、手話や筆記で受講できる環境整備を訴える講演会が12月20日午前10時から、防府市緑町の市文化福祉会館で開かれる。県聴覚障害学生の講義保障研究会主催。

 同会によると、全国で高等教育機関で学ぶ聴覚障害の学生は増えているが、県内にはそうした学生を支援する態勢を持つ大学はないという。入谷順子会長は「この不況下で進学自体をあきらめる学生も多いのでは。県内で学べる環境を整えたい」と話す。

 講演するのは聴覚障害のある薬剤師、早瀬久美さん(34)。「耳の聞こえない者に免許は与えない」とする薬剤師法の欠格条項の撤廃運動に取り組み、01年の法改正で聴覚障害者として日本で初めて薬剤師になった。講演後は参加者による意見交換会も開かれ、常時手話と要約筆記による通訳がある。

 参加費500円。学生は無料。問い合わせは入谷さん(083・932・6499)か赤井さんのファクス(03・6862・5884)。

支局長からの手紙:あす補助犬シンポ /兵庫

2009年11月29日 01時32分46秒 | 障害者の自立
 いよいよ恒例の補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬の3種)シンポジウムの季節になりました。「第18回障害者週間記念事業・第11回身体障害者補助犬シンポジウム」の実行委員の一人として、今年7月から計5回の実行委員会に出席。さまざまな議論を重ねて、ここまでたどりつきました。週末の29日(日)午前10時~午後4時まで、宝塚市山本南2の市立東公民館で行われます。入場はもちろん無料です。

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 実行委は、市や障害者団体、毎日新聞社などでつくっています。まず午前の部で障害者週間記念事業、午後の部で補助犬シンポを開くことが決まりました。

 午後1時半からが午後の部で、今春完成した日本介助犬協会の総合訓練センター「シンシアの丘」(愛知県長久手町)からトレーナーを招き、介助犬がどんなものなのかを知るデモンストレーションを実施。続く補助犬シンポでは、パネリストに介助犬シンシア(06年死亡)の後継犬であるエルモと暮らす木村佳友さんをはじめ、今回は国会議員時代に身体障害者補助犬法の法制化に尽力した中川智子・宝塚市長や、今春設立された「兵庫補助犬研究会」の世話人を務める三浦靖史・神戸大大学院准教授に登場をお願いしました。

 またデモンストレーションに出演する主任トレーナーの水上言(こと)さんにもパネリストとして参加してくれるよう要請。シンポのテーマは「補助犬を巡る現状と課題」です。今年は訓練センターが生まれ、医学的な見地から研究・支援する人たちが動きだすなど、少しずつですが確実にその普及への道は開かれつつあります。

 それでも、まだ知らない人たちが多いという悲しい現実もあります。つい先日はJR東日本管内の駅で、介助犬が同伴拒否にあうケースが露見しました。補助犬法によって、公共施設や公共交通機関だけでなく、不特定多数の人が利用する民間施設でも、身体障害者が補助犬を同伴することを拒否できなくなったのにです。窓口の職員が理解していませんでした。この欄でも何度も紹介していますが、まだまだ書き続けなければなりません。

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 さて、当日はシンポ後の午後3時から浜渦章盛さん&ローゼンビートの皆さんによるコンサートも開かれます。浜渦さんといえば、皆さんもご存じの音楽家。「人の命より大切なものはない」との思いから、現在尼崎市のつかしんにある「ローゼンビート音楽館」を拠点に音楽を通じた平和へのメッセージを発信し続けています。日本で最初の手話曲といわれる「花より花へ」などを演奏します。そして今年の補助犬シンポアピール文は、地元・宝塚市の企業で働く女性にお願いしました。不動産会社「ウィル」の岡田洋子さんです。「企業市民」として補助犬支援の活動をされています。「当たり前のことを当たり前に一生懸命」。きっと高らかに朗読してくれると信じています。【阪神支局長・渋谷卓司】

毎日新聞より転載。