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人権と報道・西日本委員会第4期第1回会合<上>キャンペーン「罪と更生」 光市母子殺害最高裁判決

2012年04月02日 01時36分42秒 | 障害者の自立

光市母子殺害事件

 1999年4月14日、山口県光市の会社員本村洋さん(35)宅で妻弥生さん=当時(23)=と長女夕夏ちゃん=同(11カ月)=が殺害された。近所に住む18歳になったばかりの男が4日後に逮捕、起訴された。犯行時少年への死刑適用について議論を呼んだ。最高裁は今年2月20日、上告を棄却し、被告の死刑が確定した。裁判を通じ、本村さんは犯罪被害者支援の重要性を訴え続け、被害者の権利を明記した犯罪被害者基本法成立(2004年)や、遺族らが刑事裁判に加わって求刑意見などを述べられる「被害者参加制度」を盛り込んだ刑事訴訟法改正(07年)の大きなきっかけとなった。

(2012年4月1日掲載)

人権と報道・西日本委員会第4期第1回会合<上>キャンペーン「罪と更生」 光市母子殺害最高裁判決

 ●真実に迫れたか

 西日本新聞の報道や取材をめぐる人権問題を議論する第三者機関「人権と報道・西日本委員会」の第4期委員による第1回会合が3月22日、福岡市の本社で開かれた。委員会は、土井政和委員長(九州大大学院法学研究院教授)▽上野朗子委員(裁判員裁判を育てる市民の会会員)▽前田恒善委員(福岡県弁護士会人権擁護委員会委員長)の3氏全員が出席、本社から編集・論説部門の責任者が参加した。委員会からの提起などに基づき、本紙のキャンペーン企画「罪と更生」、光市母子殺害事件最高裁判決、九州電力の一連の問題を含む東日本大震災・原発事故報道の3テーマについて意見を交わした。

 ■キャンペーン「罪と更生」

 ●再犯に焦点 画期的だ・土井氏 支援状況掘り下げて・上野氏 司法の限界を感じた・前田氏

 田川大介報道センターデスク 本紙長崎総局の記者が、長崎刑務所を取材したことが企画の出発点。高齢の認知症患者や障害のある受刑者が単純作業を繰り返していた。服役後も福祉の網に漏れ、パン一つを盗み、再び刑務所に戻る。こうした軽微な累犯者の裁判を傍聴したり、記事にしたりすることは少なく、司法担当記者ももどかしさを感じていた。今後は裁きのシステムも含め、更生の現場に迫りたいと考えている。

 土井委員長 こうしたテーマをキャンペーンとして選択したことに敬意を表したい。犯罪被害者側には社会の関心が集まるが、加害者側には厳しい視線が向く。加害者や刑罰、矯正施設に収容されている人の実態に目を向けたのは画期的だろう。刑務所に行く人は悪くて恐ろしい人というイメージがあるが、成育歴をみると、虐待経験があるなど社会的には被害者だった人も目立つ。高齢者や障害者らも多い。社会の誤解が改まるきっかけとなったのではないか。

 前田委員 累犯者の弁護人を引き受け、実刑判決が出た際、被告から「ご苦労さん」と言われてむなしい気持ちになったことがある。本当に更生しているかどうか、職業裁判官ですら見極めるのは難しい。たとえ法廷では反省していたとしても、社会に出てまた罪を犯してしまう。司法では限界がある。福祉などの支援体制が重要だ。

 上野委員 関連記事の中に、重い知的障害が見逃されたまま19回も服役した累犯者を取り上げたものがあった。今までの裁判にはどんな意味があったのだろう。捜査関係者は真っさらな気持ちで、取り調べをしたのか。学校の授業も習熟度別に行われている。こうした累犯者に対し、どういった支援、プログラムがあるのか、さらに詳しく知りたい。

 井上裕之編集局長 今回の企画は反省から始まっている。事件事故が起きると警察の捜査、裁判までは取材するが、判決の確定後、被告がどうなったのかフォローしてこなかった。かつて前科何犯と書いていた時代もあったが、今は前科前歴には触れないため、なぜ再犯にいたるのか、記者の関心が薄れていた面もある。更生しようとしても、無理解な社会の荒波にもまれて、再び罪を犯してしまう。この構図は決して特殊な世界の話ではなく、社会の縮図として広くとらえたい。

 安武秀明報道センター長 本紙は1992年に容疑者の人権、98年に犯罪被害者の人権を考えるキャンペーンを展開してきた。更生というテーマは地味な話という指摘もあったが、ジャーナリズムの役割が問われるテーマだと考えている。

 土井委員長 性犯罪の前歴者に衛星利用測位システム(GPS)の機器を携帯させるとの議論があるように、再犯防止の動きが権力的な監視を強める方向にいく懸念もある。福祉と司法が連携した場合、対象者に寄り添う福祉本来の役割が変質することはないだろうか。あえて問題提起だけはしておきたい。

 ■光市母子殺害最高裁判決

 柴田建哉報道センター部長 少年法は少年の更生や社会復帰のため少年時の罪で起訴された被告の実名報道を禁じている。山口県光市の母子殺害事件で最高裁から死刑判決を受けた元少年について、本紙は、再審や恩赦の可能性があると判断し、少年法の趣旨を尊重して匿名報道を継続した。毎日新聞、東京新聞も同様の判断。一方、朝日、読売、日経新聞やテレビ各局は死刑確定で被告の更生に配慮する必要はないとして、実名報道に切り替え、メディアによって対応が割れた。

 相浦衞読者室長 読者から多数の抗議をいただいた。テレビが一斉に実名で報じたことが印象的だったようだ。ある女性からは「なぜ足並みをそろえないのか」とも指摘された。

 土井委員長 実名に切り替えた一部報道機関は「重大な社会的関心事」であることを理由の一つに挙げた。ただ、死刑は生命を奪うことで初めて執行されたことになる。冷静にみれば匿名だろう。とはいえ社会的には理解が進んでいない。もっと分かりやすく説明する努力が必要だ。

 前田委員 実名か匿名か、メディアが足並みをそろえる必要はまったくない。新聞社それぞれの判断があっていい。だが、社会的関心を言うのなら、死刑事件なら重大で無期懲役ならば重大ではないのか。実名報道とは何なのか、本質的な議論は避けられない。

 上野委員 わが家の家族でも意見が分かれた。逮捕から13年。いまさら実名を出す意味があるのか。私には唐突感があった。刑が執行されたときで足りるのでは。

 井上編集局長 権力により誰が死刑を言い渡されたのか実名を伝えるべきだという考え方もある。だが再審などの可能性が残る以上、社会復帰の道がないと断定することには違和感がある。メディアが死刑判決を突きつけるようなものだ。

 柴田部長 少年事件でも実名を報道するメディアも出ている。背景には厳罰化の傾向があるのではないか。

    ×      ×

 ●人権と報道・西日本委員会
 2001年5月設置。西日本新聞の報道や取材によって名誉毀損(きそん)、プライバシー侵害などの人権問題が生じた場合、問題解決に向けて審議、見解を示す。審議対象となる事案がない場合でも、人権にかかわる報道について自由に論議する。第4期委員会は第3期の3委員を再任し11年10月発足。第3期は4回の会合で、裁判員裁判、福岡県町村会汚職事件、認知症のお年寄りに爪切りケアを施した看護師が傷害罪に問われ無罪確定に至るまでの報道、東日本大震災報道などを取り上げた。

    ×      ×

 ●土井 政和氏

 ▼どい・まさかず 九州大学大学院法学研究院教授。専門は刑事政策。研究テーマは刑法、更生保護、少年法など多岐に及ぶ。著書に「現代刑事政策」(共著)など。1952年、愛媛県生まれ。

 ●上野 朗子氏

 ▼うえの・あきこ 「市民の裁判員制度・つくろう会」福岡代表を経て「裁判員裁判を育てる市民の会」(事務局・東京)のスタッフに。福岡県志免町在住の主婦。1955年、長崎県生まれ。

 ●前田 恒善氏

 ▼まえだ・つねよし 福岡県弁護士会人権擁護委員会委員長。福岡法務局福岡人権擁護委員協議会会長や日本弁護士連合会人権擁護委員会副委員長などを歴任。1959年、長崎県生まれ。

西日本新聞 - (2012年4月1日掲載)

放射性物質の吸収を控え、排泄を促す方法

2012年04月02日 01時20分50秒 | 障害者の自立
◆体内に取り込んだ放射性物質に負けない「食事の基本」とは!?

富永国比古氏
「放射性物質に負けない食事の基本は、“穀菜果食”で(1)抗酸化力、免疫力を高めて身を守る、(2)体内に取り込んでしまった放射性物質を解毒して体外へすみやかに排出する、の2つです」と語るのは、医療従事者の流出が止まらない福島県郡山市に踏みとどまって診療を続けている富永国比古医師。

「栄養価の高い玄米などの穀類を主食とし、野菜や果物をたくさん食べる。これが“穀菜果食”です。食材はできるだけ信頼できる流通ルートから手に入れてください。そして、糖分の摂取を減らしてインシュリンの分泌を抑え、塩分の摂取も控えるよう心がけてください。カロリー制限も重要です。まずは、自ら持っている免疫力を弱めないことです」

 放射線による健康被害で最も怖いのが、がんの発症リスクを高めることだ。放射線は細胞内の水分と反応して活性酸素を発生させる。この活性酸素が遺伝子(DNA)と反応して遺伝子異変を引き起こし、正常な細胞をがん化する。

「まずはビタミン類を積極的に摂ることです。ニンジンやカボチャなどに多く含まれるビタミンA(ベータカロテン)や、多くの野菜に含まれるビタミンCには、放射性物質にさらされた生体を防御する作用があります。また、ゴマやピーナッツ、緑黄色野菜や大豆製品などに含まれるビタミンEには、放射線障害を軽減する力があることがわかっています。さらに、味噌などの発酵食品が被曝対策に効果があったとの体験談や研究報告もあります」

 そして、近年注目されているのが“第六の栄養素”と呼ばれる「ファイトケミカル」だ。細胞のがん化を誘発する活性酸素の攻撃から守る「抗酸化作用」、免疫細胞の活性化、がんの発生や増殖を防止する効果などがあるという。

「赤ワインに含まれるポリフェノール、お茶のカテキンなどのポリフェノール類、トマトやスイカに含まれるリコピンは強力な抗酸化作用を持ちます。キャベツやニンニク、ネギなどに含まれるイオウ化合物は、がん細胞を攻撃する免疫細胞を活性化してくれます」

がん予防のための国家プロジェクトとして、’90年にアメリカで始まった「デザイナーフーズ・プログラム」では、国立がん研究所(NCI)が膨大な疫学調査データをもとに、がん予防に効果のある食品約40種を厳選し、重要度に合わせてピラミッド型の図(http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=175966)を作成している。

「この図を見てもらうと、動物性の食材はいっさい入っていないことがわかります。植物性の食べ物が放射能対策にはいいんです」

【富永国比古氏】
福島県浅川町出身。郡山市の婦人科・心療内科「ロマリンダクリニック」院長。「放射性物質から身を守る食事法」を説き続けている。著書に『放射性物質から身を守る食事法』(河出書房新社)など


◆セシウムより危険で排泄しにくいストロンチウム

「放射能に負けない食事」のもう一つの柱は、放射性物質の吸収を抑え、排泄を促すことだ。

「半減期が約30年と言われているセシウム137は筋肉や心臓などに蓄積されやすい。カラダに入ると約10%が2日間で、約90%が3~4か月かかって体外に排出されます。この間、セシウムはガンマ線とベータ線を出し続けます」(富永国比古医師)

 現在、放射能汚染の測定の主眼は、大量にばらまかれ、測定のしやすいセシウムに置かれている。

「エネルギー量がケタ違いに多く、危険性はセシウムの300倍」との指摘もあるストロンチウム90に関しては、測定の難しさからまだ汚染状況がつかめていない。

「ストロンチウムは体内に入ったうち30%が血中に残り、70%は排出されます。血中に取り込まれたうちの30%は骨にたまります。骨に蓄積されたうち、30日後に8%が減少。1年後でも4%が残留します。セシウムよりも排出されにくいという特徴があります」(同)

 では、どうすればセシウム・ストロンチウムの吸収を避け、効率よく排出することができるのか。

「セシウムの吸収を阻害するカリウムを多く含む、ニンジンジュース、バナナ、納豆、海藻類などを食べるといいでしょう。また、リンゴや柑橘類に含まれるペクチンも効果があるようです。ベラルーシの研究者たちが『チェルノブイリで汚染された地域の住民の食物にペクチンを加えた食品を摂取することで、蓄積されたセシウム137の効果的な排出が促進される』という研究成果を報告しています。

 骨肉腫や白血病を引き起こす恐れのあるストロンチウムは、カルシウムと似た性質を持っています。カルシウムだと思って体が吸収してしまうのを防ぐため、カルシウムを多く含んだヒジキ、切り干し大根、小松菜などを食べておきましょう。海藻のぬめり成分フコイダン、水溶性食物繊維のアルギン酸を含む海藻もおすすめです。

 また、排泄には腸の役割が重要となります。便秘になると、放射性物質を体内に留める時間が長くなってしまいます。ナトリウム、亜鉛などの有用なミネラル類を摂って排泄を促すとよいでしょう」(同)

 富永医師は最後にこう語った。

「効果があると言われている食べ物を偏食するのではなく、いろいろ試してみる。相乗効果として発がんリスクは減っていくでしょう」

【主な放射性物質の生物学的半減期】
※生物学的半減期が年齢によって異なり、文献によっても異なる。値は参考値

物質名:セシウム137
物理学的半減期:30年
生物学的半減期:70~100日
ベータ線、ガンマ線を放出。カリウムなど人体に必要な栄養素と似た挙動をとるため、体内に取り込まれやすい。体内に入ったうちの10%は2日間で体外へ、90%は約100日で排出される

物質名:ストロンチウム90
物理学的半減期:29年
生物学的半減期:50年
ベータ線を放出。体内に入ったうち30%が血中に残り、70%は排出される。血中に取り込まれたうちの30%は骨にたまる。骨に蓄積されたうち、30日後に8%が減少。1年後でも4%が残留する

物質名:ヨウ素131
物理学的半減期:8日
生物学的半減期:80日
ベータ線、ガンマ線を放出。体内に入ると甲状腺などに集まり、甲状腺がんの原因となる。幼児の場合の生物学的半減期は早く、平均11日。年齢が高くなるほど排出に時間がかかり、成人は約80日

物質名:プルトニウム239
物理学的半減期:2万4000年
生物学的半減期:20~50年
アルファ線を放出。吸入によって肺に沈着したり、肝臓や骨に蓄積されたりする。骨に取り込んだ場合は50年、肝臓ならば20年で排出される。生殖腺の場合はさらに長いと考えられている

物質名:セシウム134
物理学的半減期:2年
生物学的半減期:100~200日
ベータ線、ガンマ線を放出。カリウムと似た挙動をとるため体内に取り込まれやすく、体内に入ると全身に分布する。セシウム137と同じく10%はすぐ排出されるが、残りの90%は100日以上滞留する

2012.04.01

闘病中の患者励ます新聞、都筑区の小川ゆう子さんが難病と闘いながら手作り/横浜

2012年04月02日 01時17分59秒 | 障害者の自立
 自ら難病と闘いながら、病気を抱えた人たちに向け、手作りの季刊新聞を発行している女性がいる。横浜市都筑区の主婦小川ゆう子さん。紙面は、福祉情報や予防に関する書籍の紹介など、病気に悩む人らに寄り添った記事であふれている。2010年の発行当初は知人に配る程度だったが、評判は口コミで広がり、今では全国から感謝の声が届いている。

 「ゆうこ新聞」と題した季刊新聞はA4判4ページ。近所の図書館で調べた情報や医療関係者などへの取材をもとに執筆し、約3カ月に1度発行している。

 内容は患者の視点に立ったものばかり。医師には聞きにくい疑問や日常の悩みの「Q&A」、食事制限があっても楽しめる飲食店、闘病しながら活躍している市民の話題などを取り上げている。

 例えば、体の病気や薬の副作用による「心の病気」の症状や、その相談先を案内したり、難病を発症しながらも活動を続ける国会議員のインタビューを掲載したり…。

 昨年3月の東日本大震災の直後には、薬が入手困難になったときの対処法も紹介。小川さんは「病気の人は孤独や不安を感じがち。手作り新聞で温かさを届けたい」と話す。

 自身も孤独や不安を感じていた一人だった。6年前の34歳のとき、厚生労働省が難病指定する膠原(こうげん)病の一種、「全身性エリテマトーデス」を発病した。

 全身がこわばって激痛が走り、薬の副作用で顔が腫れ、髪が抜けた。こんな姿を見られたくない。見舞いに行きたいという友人にも「面会を止められている」とうそをついた。

 症状は直射日光を浴びると悪化する。入退院を何度も繰り返し、退院後は日差しを遮った部屋に1人こもった。一時的に記憶障害になり、発病前から同居する交際相手の名前や、好きという気持ちも思い出せなくなった。「なんで私はこの人と住んでいるんだろう」。今後どうしたらいいのか、考えあぐねて絶望していたという。

 しばらくして症状が落ち着き、思い出したのが入院中のことだった。

 女性患者の中には、指がむくんでパソコンをうまく操作できず、情報収集に苦労している人もいた。「自分もつらい思いをしたからこそ、寄り添えるかもしれない」。その方法が新聞作りだった。

 創刊号は10年秋に発行。当初は知人に配っていたが、すぐに難病患者やその家族、医師らの間で評判になり、今では約500部を刷るようになった。全国の購読希望者にも送り届けている。

 これまで6号発行した。「悩んでいるのは私だけじゃないんだと思い、気持ちが楽になった」「もっと早くこの新聞に出合いたかった」。東北から九州まで、全国の読者から感謝の言葉が届いている。

 「難病患者は、家でぽつんと孤立していることが多い。だからこそ友人からの手紙のような血の通った新聞を届け続けたい」。小川さんはそう話している。

 配布場所は、都筑・港北区役所など。持病がある人とその家族には無料で郵送する。問い合わせはメール(yuko-news@hotmail.co.jp)で。

カナロコ(神奈川新聞) -2012年4月1日

ビルまで、住民が訓練

2012年04月02日 01時12分32秒 | 障害者の自立
高知空港滑走路横切り

 津波襲来時、滑走路を避難ルートとして住民に開放することが検討されている高知空港(南国市)で30日夜、実際に滑走路を横切って空港ターミナルビル(海抜14・1メートル)前まで逃げる実験が行われた。

 市は南海地震の津波対策として昨年12月、海側の25世帯約90人が同ビルに逃げる際、滑走路を開放するよう国土交通省に要請。同省も大津波警報発令時に限り認める方向で検討を始め、3月19日に南側フェンスに避難用扉(縦1・8メートル、横0・6メートル)を設置した。

 訓練には、52~90歳の10人が参加。最終便到着後の午後9時過ぎ、空港近くの集合場所から3分おきに1人ずつ出発。事前に教えられた暗証番号で南京錠を開け、約500メートル先のビルまで歩いた。所要時間は9~22分。暗いなどの理由で解錠できない人も4人いた。

 石川一平さん(90)は「滑走路は障害物がなくて歩きやすかったが、鍵は固くてうまく回せない」と話し、9分で終えた徳久一夫さん(56)は「ビルまで遠く感じた。お年寄りや家族を連れて逃げるのは少し不安だ」と語った。同省は「参加者のアンケートなどを踏まえ、安全確保と両立できる策を検討したい」としている。


滑走路を歩いて空港ターミナルビルに向かう住民(南国市の高知空港で)

(2012年4月1日 読売新聞)

藤カマンダーソフト株式会社 「デマンド交通用システム」を西会津町役場で4月から本稼動開始

2012年04月02日 01時08分35秒 | 障害者の自立
-電話受付予約から送迎までワンストップでデマンド交通用システムを低価格提供-


藤カマンダーソフト株式会社(本社:福島県郡山市)は、西会津町役場(福島県耶麻郡)で2012年4月1日から運用が開始されるデマンドバス(こゆりちゃん号)のサポートシステムとして提供を開始します。

≪デマンド交通とは≫
地域住民が予約をとり、乗り合いで利用することで、タクシーの利便性と・バス並みの低コストでの利用が実現できる交通サービスです。
地方自治体が高齢者や障害者支援などの住民サービスの一環として運営しているケースのほか、商工会、社会福祉協議会等、さまざまな機関が運行主体となり、住民サービスの向上と地域の活性化を実現するために運営しています。

≪「デマンド交通用システム」とは≫
・オペレーターが、利用者からの電話予約受付・予約入力・送迎ルート作成・配車・運行指示の一連の業務を簡単な操作で対応できるシステムです。
・車両側は、デマンド交通システムで印刷された運行指示書を元に運行します。
「CTIシステム(電話受付システム)」「送迎ルート作成システム」を連携し、低コストで容易に導入可能な新システムを開発、2012年4月に本番運用を開始します。

≪システムの特徴≫
これまでのデマンド交通用サービスでは、オペレーターが予約状況を確認して送迎ルートを考え、指示を出すという運用を行うことが多く、オペレーターの能力に作業量が依存し、作業量が増えると配車作業に遅延が発生することや、予約受付けの際の電話時間短縮化などの課題がありました。
これらの課題を解決し、より簡単にデマンド交通システム導入をご検討していただけるサービス提供をいたします。

・CTI(電話応答受付)・送迎ルート作成システム・GPS車両運行管理のワンストップでの提供が可能(CTI・GPS車両運行管理システムはオプション)
・前日までの事前予約制で最適な送迎ルートを組み立てる「ビギナーコース」と、当日の予約・配車作業にも対応できる「マスターコース」の2種類を用意しています。
・送迎ルートを視覚で確認(道路距離から算出された場所間の所要時間の表示)ができる、管理画面地図上の送迎ルート道のり表示機能
・送迎コースの帳票作成機能
・作成した送迎場所を車両に搭載する最新式のアンドロイド端末に表示
・送迎バスに最新式のアンドロイド端末(オプション)を取り付ける事で画面上に運行ルートが記入された地図と予約者リストが表示されます。
この機能により、初めて運行する場所でもドライバーは安心です。 

≪会社概要≫
 
□社 名   藤カマンダーソフト株式会社
 所在地   福島県郡山市
 代表取締役 伊藤 博
 事業内容  GPS送迎・位置情報システム、運送業向け位置情報システム等
 URL     http://www.fcs-it.co.jp/

[お問い合わせ先]
 藤カマンダーソフト株式会社  電話:024-946-6693

(News2u) - リリース日:2012年04月01日
リリース発行企業:藤カマンダーソフト株式会社