都民体育大会と都障害者スポーツ大会の開会式が五月十三日、駒沢オリンピック公園総合運動場の陸上競技場(世田谷区)で初めて合同で開かれる。
陸上の北京五輪メダリスト朝原宣治さんとパラリンピックメダリストの土田和歌子さんが炬火(きょか)リレーに参加するなど、障害者スポーツへの理解を促す。
都は一昨年、スポーツ振興局を新設して、別々の部署が担当してきた健常者と障害者のスポーツ行政を一元化。最初の身体障害者スポーツ大会が開かれた一九五一年以来、初めて合同開会式が実現することになった。
スポーツマン同士の交流の機会を設けるのが狙い。今春策定した都障害者スポーツ振興計画でも合同開会式の開催をうたっていた。
合同開会式は、例年にない盛りだくさんのアトラクションで大会を盛り上げ、一般客の来場を促す。開会式の前後に、チアリーダーのパフォーマンスや、「ドラゴンボール」の主題歌を歌う影山ヒロノブさん、「となりのトトロ」の井上あずみさんのライブも予定されている。東日本大震災の被災三県の物産コーナーも設ける。
開会式は午前十時~午後一時半。雨天時は体育館。無料。申し込み不要。問い合わせは事務局=電03(5974)5517=へ。
東京新聞 - 2012年4月15日