◇「思い通りの投てき最高」
� 大阪市長居障害者スポーツセンター(東住吉区)に毎週火曜、重度の脳性まひや手足の機能障害がある人向けに考案されたスポーツ「ボッチャ」を愛する人たちが集まり、練習を重ねてい
イタリア語で遊戯用のボールを意味し、パラリンピックの正式種目として世界40カ国以上で親しまれている。個人戦と団体戦があり、最初に的となる白球をコート(縦12・5メートル、横6メートル)に投げ入れ、的に近づけるようそれぞれが赤い球と青い球を6球ずつ投げる。最終的に相手より近くに寄せた球数が得点となるカーリングにも似た競技だ。対戦相手の球だけでなく、的にも球をぶつけて動かすことができるため、戦略や駆け引きが必要となる。
国内トップクラスの選手としてパラリンピック出場を目指している高田信之さん(32)は03年に海の事故で脊椎(せきつい)を損傷し、リハビリを重ねていた際にボッチャと出合った。「相手の球を弾き飛ばしたり、思い通りの投てきが出来た時は最高の気分。競技のおかげで前向きにもなれる。多くの人に知ってもらい、外出するきっかけにしてもらえれば」と話した。
毎日新聞 2012年04月15日 地方版
� 大阪市長居障害者スポーツセンター(東住吉区)に毎週火曜、重度の脳性まひや手足の機能障害がある人向けに考案されたスポーツ「ボッチャ」を愛する人たちが集まり、練習を重ねてい
イタリア語で遊戯用のボールを意味し、パラリンピックの正式種目として世界40カ国以上で親しまれている。個人戦と団体戦があり、最初に的となる白球をコート(縦12・5メートル、横6メートル)に投げ入れ、的に近づけるようそれぞれが赤い球と青い球を6球ずつ投げる。最終的に相手より近くに寄せた球数が得点となるカーリングにも似た競技だ。対戦相手の球だけでなく、的にも球をぶつけて動かすことができるため、戦略や駆け引きが必要となる。
国内トップクラスの選手としてパラリンピック出場を目指している高田信之さん(32)は03年に海の事故で脊椎(せきつい)を損傷し、リハビリを重ねていた際にボッチャと出合った。「相手の球を弾き飛ばしたり、思い通りの投てきが出来た時は最高の気分。競技のおかげで前向きにもなれる。多くの人に知ってもらい、外出するきっかけにしてもらえれば」と話した。
毎日新聞 2012年04月15日 地方版