ゴエモンのつぶやき

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公害 繰り返さない イタイイタイ病資料館開館

2012年05月01日 01時59分56秒 | 障害者の自立
語り部、苦難を講話

 カドミウムによる土壌汚染が原因で富山県の神通川流域で発生した四大公害病の一つイタイイタイ病(イ病)を後世に伝える県立イ病資料館が二十九日、富山市友杉に開館した。記念式典で出席者らは、イ病の教訓を発信し、公害を繰り返さないと誓った。

 資料館は、イ病患者の苦しみや裁判闘争、公害防止と農地復元の取り組みまで苦難と克服の歴史を、患者の証言映像や模型、パネルなどで紹介。資料閲覧室のほか、患者の家族ら十人が語り部となってイ病の恐ろしさなどを話す講話も行う。

 式典には約百五十人が出席。イ病対策協議会の高木勲寛会長は「次の世代に正しく継承し、イ病の惨劇が二度と繰り返されないことを祈る」と期待を込めた。シンポジウムもあり、鏡森定信館長は講演で「富山の素晴らしい自然を守りはぐくむため、イ病の惨事があったことは忘れてはならない」と述べた。

 資料館は、鉄筋コンクリート二階建てで、延べ床面積は千二百十平方メートル。富山県が、とやま健康パークの一部を改修し四億二千万円かけて整備した。

 四大公害病の公立資料館としては、三番目。


 ◇イタイイタイ病◇ 富山県の神通川流域で1910年代から発生。68年に国が全国初の公害病として認定した。上流の三井金属神岡鉱業所(岐阜県飛騨市、現神岡鉱業)が鉱山から排出した重金属のカドミウムが原因。神通川の水や食料からカドミウムを摂取した流域住民が腎臓に慢性的な障害を起こし、骨が折れやすくなる病気にかかった。


イタイイタイ病患者の苦しみや克服の歴史を伝えるイ病資料館=29日、富山市友杉で

中日新聞 - 2012年4月30日

「出産事故による脳性まひ」に備える 「産科医療補償制度」発足3年、概況報告

2012年05月01日 01時32分14秒 | 障害者の自立
出産時の事故により、脳の酸素不足が続いて、後遺症の脳性まひになる子どもがいる。その家族の経済的な負担を補償する「産科医療補償制度」が2009年1月から始まり、満 3年を経過した。2012年 4月20日、日本科学ジャーナリスト会議の例会で岡井崇・昭和大学医学部教授 (産婦人科) が制度の現況や事故原因などを報告した。

過失の有無とは無関係に補償

制度は財団法人・日本医療機能評価機構が運営している。出産時の事故が原因であれば、病院や診療所、助産所の過失の有無には関係なく、重性脳性まひ児(身体障害1、2 級)に一時金 600万円とその後20年間120万円ずつの計3000万円が支払われる。

原資は健康保険からの出産一時金のうち 1件 3万円が充てられる。先天性の病気や低出生体重による脳性まひは除かれる。岡井さんは、事故をできるだけ減らしていく目的で置かれている第三者機関の原因分析委員会委員長だ。

分析が終わると、委員会は医療機関と家族に「原因分析報告書」を送っている。

岡井さんはこれまでに分析できた2011年6月1日までの分、35件を例に概況を解説した。妊娠中に脳性まひになったのは 7件で、出産時が28件だった。臍帯異常や子宮内の感染、胎盤剥離など原因はいろいろだが、胎児心拍数のモニターの不十分が22件、子宮収縮薬に問題あり12件、新生児蘇生法に問題あり14件で、事故を減らすための方向が示された。

原因分析は医療機関のカルテにもとづいているが、医療界にはこれが医療機関に対する私的裁判的で、訴訟を増やす可能性があるとの反発がある。岡井さんは、報告書の内容に関して9割の医療機関が納得し、4分の3が、原因分析が行われたことを「とてもよかった」「まあまあよかった」と答えたことを明らかにした。また、2011年末までの補償対象252件のうち、損害賠償請求訴訟は5件、交渉中5件、証拠保全手続き8件で、訴訟の可能性があるのは計18件 (7.1 %) だった。

岡井さんは社会補償制度として確立しているスウェーデンの例にも言及し、日本のこの制度で「脳性まひの発生が減り、訴訟も減ってほしい」との期待を強調した。
 
(医療ジャーナリスト・田辺功)J-CASTニュー

盲導犬の活動PR「デモ犬ジャー」 清掃活動に出動 大阪

2012年05月01日 01時16分27秒 | 障害者の自立
 盲導犬の活動をPRする「デモ犬(ケン)ジャー」をはじめ盲導犬約20頭が29日、大阪・難波の御堂筋で行われた清掃活動に参加し、沿道の美化に一役買った。

 盲導犬の育成を手がける日本ライトハウス盲導犬訓練所(千早赤阪村)が「国際盲導犬の日」(4月最終水曜日)にちなみ、企画。視覚障害者の「目」の役割を果たす盲導犬の存在を知ってもらうとともに、視覚障害者が盲導犬を連れて歩くのを温かく見守ってくれていることへの感謝を込め、同訓練所のスタッフやボランティア、盲導犬利用者らが清掃活動を行った。

 デモ犬ジャーは、盲導犬のデモンストレーション(実演)のため、戦隊ヒーローになぞらえて一昨年に結成。この日は、参加者や他の盲導犬とともに、高島屋大阪店から長堀通にかけての御堂筋を歩いて空き缶やたばこの吸い殻などを拾うとともに、赤や黄など愛らしい5色のユニホームに身を包んだ姿で道行く市民らにアピールしていた。

盲導犬の活動PR「デモ犬ジャー」 清掃活動に出動 大阪

MSN産経ニュース - 2012.4.30 02:02


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2012年05月01日 01時10分34秒 | 障害者の自立
 延岡しろやま支援学校(上村喜一校長)は、延岡市内の特別支援学校3校が移転・統合し、4月に開校した。公募で選ばれ、県内初となる民間出身の副校長。特命である就労支援に全力で当たっている。

 かつては宮崎銀行員だった。県立延岡西高、中央大学経済学部を卒業し入行。串間支店などで支店長を務めた。教育や障害者支援とは縁遠い人生だった。

 副校長の公募に手を挙げよう、と決意した背景には串間支店での経験が大きい。支店長として地域との交流を深める中で、「地元のために」と私心なく活動する人たちの熱意に触れ、古里・延岡を強く意識するようになった。

 串間商工会議所で副会頭を務めた縁で、延岡商議所のメンバーと知り合い、延岡しろやま支援学校で副校長を募集していると聞いた。「経験を生かして、古里の役に立ちたい」。応募の際、延岡商議所が推薦してくれた。

 支援学校には、三つの異なる障害を持つ子供たちが通う。「障害とはどういうものなのか」「就職で子供たちを受け入れた企業にはどういう補助金が入るのか」――。異業種の出身者として学ばなければならないことは、多い。

 就職担当教諭と相談員2人の計4人で就労支援に取り組んでいく。中でも力を入れようと考えているのは、卒業生を受け入れる企業の新規開拓。「企業を訪ね、色々な話をして成果を出すという仕事には、これまでの経験が生かせるのでは」とみる。

 障害者を取り巻く環境は厳しい。「健常者でも就職難の時代。ハンデがある子供たちの就職は、なかなか難しい」と認める。

 「ただ、協力していただいている企業は今もあります。障害者とは疎遠な人たちに、いかに理解してもらうかが大事です」。企業側を学校に招いて子供たちの姿を見てもらったり、生徒たちの会社訪問を行ったりして、周囲の理解を広げていく計画だ。

 自身の高校の同窓会や商議所など「独自ルート」も最大限に活用しながら、一人でも多くの卒業生を社会で活躍させる道を開きたい、と願っている。

 支援学校は、母校・延岡西高の跡地に立つ。かつて通った高校の面影が残る校舎で働く。「運命」という言葉が、心の中で時おり浮かんでくる。


県立延岡しろやま支援学校の副校長に就任した早瀬公高さん。55歳。

(2012年4月30日 読売新聞)

盲導犬と体験歩行 住民ら理解深める−−神戸・西区 /兵庫

2012年05月01日 01時04分58秒 | 障害者の自立
 盲導犬への理解や関心を深めてもらおうと「第12回国際盲導犬デーin神戸」が29日、兵庫盲導犬協会神戸総合訓練センター(神戸市西区押部谷町押部)で開催された。集まった地域住民ら約580人が、盲導犬と触れ合いながら、盲導犬とのかかわり方や必要性について改めて考えた。

� 会場では、視覚障害者のライブイベントが行われ、盲導犬と接するコーナーなどが設けられた。また、視覚障害者20+件が盲導犬とどのように歩いているかを体験できるコーナーでは、アイマスクをした参加者が盲導犬とともに職員の補助を受けながら約50メートルを歩いた。体験歩行した同区の神戸市立伊川谷小4年の宮本歩さん(9)は「どこを歩いているのか全く分からなかったが、犬がいてくれたので安心して歩けた」と話していた。

毎日新聞 2012年04月30日〔神戸版〕