ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

車椅子バスケ夢の全国へ

2012年05月02日 02時02分06秒 | 障害者の自立
あす初戦豪雪なんのプレー磨く

 県内唯一の車椅子バスケットボールチーム「AOMORI JOPS」が2日、国内最高峰の大会「日本選手権」に初めて臨む。出場予定だった昨年の大会が東日本大震災で中止となり、2年越しの悲願がかなう。冬場は思うようなチーム練習ができなかったが、選手たちは「思い切ってやるだけ。夢の舞台を楽しみたい」と活躍を誓っている。

 「プレス、プレス」「ナイスシュート」。4月28日夜、青森市の県身体障害者福祉センター「ねむのき会館」の体育館では、車椅子同士がぶつかる音やタイヤがこすれる音に混じり、JOPSの選手たちの大きな声が響き渡った。最終調整となったこの日は、連係プレーやシュート練習に汗を流した後、試合形式の練習に取り組み、仕上がりを確認した。

 日本選手権は全国79チームから地区予選を勝ち抜いた20チームが頂点を目指して戦う。JOPSは昨年10月の東北予選で一昨年に続き2位に入り、全国への切符を手にした。7か月後の大会に向けてチーム力の底上げを目指したが、今冬の豪雪でむつ市や八戸市のメンバーが青森市で行う全体練習に参加できない日もあった。ヘッドコーチの船橋渡さん(39)は「決して満足な練習はできなかった」と打ち明ける。

 しかし、選手たちは全体練習の少なさを意に介していないようだ。主将でむつ市在住の立花文之さん(35)は、「それぞれができるところでレベルアップしてきた」と話す。立花さん自身、毎晩自宅でゴムチューブを使った筋力トレーニングを欠かさず、時間を見つけては近場の屋内施設で走り込みを続けてきた。

 「シュートできる距離が伸びた」と、冬の成長を感じているのはエース田中大地さん(28)。全体練習がない日も船橋さんと2人、体育館で1対1の練習を繰り返し、プレーに磨きをかけてきた。

 28日も、トップスピードのカットインを見せたかと思えば、ディフェンスの厳しいチェックを受けてバランスを崩しながらシュートを決めるなど、調子の良さを感じさせた。「日本代表になるのが目標。選手権は絶好のアピールの舞台」と闘志を燃やす。

 初戦の相手は「東京ファイターズB・C」。JOPSの選手らは「間違いなく格上」と声をそろえる。船橋さんによると、相手のガードはスピードがあり、「ディフェンスでマッチアップする田中がどこまで踏ん張れるかが鍵」とみている。

 28日は、「けっぱれ じょっぱり魂 JOPS」と書いた横断幕が支援者から贈られた。立花さんは「支えてくれる人への感謝の思いを忘れず、青森のチームもここまでできるんだ、というプレーを全国に示したい」と話していた。


練習で激しくボールを奪い合う「AOMORI JOPS」の選手ら(4月28日、青森市で)

(2012年5月1日 読売新聞)


高齢者一人一人に避難計画 厚労省、市町村に策定求める

2012年05月02日 01時57分02秒 | 障害者の自立
 厚生労働省が、地震や津波など大規模災害で、1人暮らしのお年寄りなどが逃げ遅れるのを防ぐため、市町村に対し、介護事業者と連携し高齢者一人一人について安否確認や避難誘導の方法などを定めた計画を策定するよう通知したことが1日、分かった。

 東日本大震災では、介護サービスを受けずに自宅で暮らす高齢者について、安否確認に手間取り、避難誘導が遅れて亡くなったケースが相次いだ。安否確認の際に個人情報保護法で、住所などの情報共有が阻まれたことも一因だった。

 こうした事態を繰り返さないため、自治体が管理する個人情報をお年寄りや家族の同意を得た上で介護事業者などと共有し、介護サービスを受けているかどうかにかかわらず、地域ごとに担当事業者を決めて、あらかじめ安全確保策をつくっておくことで、災害発生時にできるだけ円滑に対応できるようにする。

 厚労省が昨年10月、民間のシンクタンクを通じて実施した調査で、災害を想定した在宅高齢者の支援計画の策定が進んでいない実態が判明。災害対策基本法で、自治体が避難指示や避難勧告などを定めるよう義務付けているが、高齢者の避難に関する計画の規定はないため、策定を求めることにした。

 地域包括支援センターや介護サービスの事業者が担当地域を分担し、自治体から提供されたお年寄りの個人情報を基に、1人ずつ担当者を決め、安否確認や避難誘導、市町村への状況報告ができるようにする。

 厚労省は避難後について、市町村に対し(1)入院治療が必要な場合には病院に搬送(2)認知症患者や障害者が暮らせる福祉避難所の紹介(3)避難所での介護サービスの提供、介護施設への入所あっせん―などを求める。

中国新聞 - '12/5/2

キクラゲ栽培参入 佐賀市のNPO、工賃倍増計画

2012年05月02日 01時48分16秒 | 障害者の自立
 難病患者や障害者のための作業所を運営する佐賀市のNPO法人「ともしび」(江頭邦子理事長)が、県内ではほとんど生産されていないキクラゲ栽培などに乗り出した。月額約1万4千円と伸び悩む工賃(賃金)の倍増を目標に、地元農家の全面協力を受けながら将来的には加工品の製造販売も見据える。

 佐賀市鍋島町の農地約1千平方メートルに250平方メートルのビニールハウス2棟を設置し、キクラゲとシイタケを栽培する。キクラゲは菌を埋め込んだ「菌床ブロック」の配置などを既に始めており、近く収穫、県内では珍しい「生キクラゲ」を出荷する。作業所を利用する20~60代の35人のうち、10人ほどが作業を担う。

 「ともしび」はこれまでアメリカンフラワーの製造販売や内職、農作業などに取り組んできたが、下請け作業は景気が落ち込むと急激に受注が減少。地域で自立した生活を送るには中核事業を確立し、工賃を引き上げることが急務となっている。

 国の「工賃倍増計画」により、今回の初期投資約2200万円のうち、補助金1780万円を活用できることもあり、安定的に自ら稼ぐ手段として、新たな分野への参入を決断した。

 指導役として、数年前から収穫作業を請け負ってきたタマネギ農家で、シイタケ栽培も行う中島信さん(45)が全面的に協力。「障害者のことを知らなかったため、不安に思っていたが、丁寧な仕事ぶりで十分にできると感じた」と中島さん。買い手がいない状況に陥らないよう、生産前から販路も確保した。

 2010年度の工賃は平均8千円、11年度は1万4千円ほどで、本年度は3万円を目指す。江頭理事長は「新規の分野で不安もあるが、レシピの開発なども行い、工賃に反映できるよう努力したい」と意気込む。


キクラゲの菌床を棚に置く利用者。右奥はタマネギの生産者で、キクラゲ、シイタケ栽培の指導をする中島信さん=佐賀市鍋島町

佐賀新聞 - 2012年05月01日更新


正規雇用の重要性訴え つくばで集会

2012年05月02日 01時43分07秒 | 障害者の自立
非正規雇用の問題を考えていこうと、集会「茨城反貧困メーデーin筑波」が30日、つくば市吾妻のつくばサイエンス・インフォメーションセンターで開かれ、市民約30人が参加した。介助者の派遣などを行っている市民団体「つくば自立センターほにゃら」の職員、松岡功二さん(43)が、問題解決のための正規雇用者の努力の必要性を訴えた。集会後、市内でデモ行進も行われた。

松岡さんは「食わせてもらう立場から-障害者介助の視点から」をテーマに講演。障害者の介助について「非正規雇用の人が大半の職場」とし、「介護業界自体が、定期収入の低い状態が続いている」とした。また、女性の定着率が低く、勤続年数が短い業界の傾向を指摘した。

また、「非正規労働者の不安定さが、正規労働者の不安定さを招いている。全体的な介助労働者の不安定さが、障害者の生活の安定を阻害している」と主張した。

同メーデーを主催した東日本NTT関連合同労組茨城支部の三宅敏之書記長(59)は「既成の労働組合に入れない人がいる。従来のメーデーでは敷居が高い」とし、「非正規雇用の人たちに自分たちの思いを表現してほしかった」と集会の狙いを話した。


写真説明】障害者介助の労働状況について報告する「つくば自立生活センターほにゃら」職員の松岡功二さん=つくば市吾妻

茨城新聞 -2012年5月1日(火)

指先で“みる”絵画 感じる豊かさ体験して−−あすから府立中央図書館 /大阪

2012年05月02日 01時38分14秒 | 障害者の自立
 府立中央図書館(東大阪市荒本北1)は2日から、指先でなぞって“みる”絵本や絵画を特別展示する。視覚障害者向けの作品に触れることで、目で“見る”情報との違いや奥深さを知ってもらう狙い。12日には国立民族学博物館(吹田市)准教授で全盲の広瀬浩二郎さんの講演もあり、参加者を募っている。

 五感で得る情報は約8割が視覚に依存するとされるが、見えない人は視覚以外の感覚を使う。触覚もその一つで、視覚障害者向けの「さわる絵本」は80年代に出版され始めた。特別展示「さわっておどろく! 触覚がひらく絵画、読書の世界」ではこうした絵本や、ウレタンで対象を浮き上がらせた絵画など約250点を展示。指先や手のひらで感じる情報の豊かさを伝える。

 展示作品の全てに触れることができる。点字付き絵本「はらぺこあおむし」(偕成社)は、エリック・カールさんの名作。注意深くなぞると、ふさふさした布の触感から青虫の全体像が浮かんでくる。絵画は、画家の江田挙寛(たかひろ)さんによる「石創画」など。石の粒やセメントに顔料を混ぜ合わせた絵の具を用いる画法で、高松塚古墳壁画の復元図も展示される。

 特別展示について、同図書館の司書で全盲の杉田正幸さん(41)は「触れることで、視覚障害者20+件が普段どんなふうに感じているのか体験してほしい」と話す。13日(7、10日は休館)まで。広瀬さんの講演「ユニバーサル・ミュージアムの可能性」(500円)は12日午後2時半からで、事前申し込みが必要。詳細はホームページ(http://www.library.pref.osaka.jp/lib/moyoshi.html)か、同図書館(06・6745・0170

毎日新聞 2012年05月01日 地方版