ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

厚労省審議会、企業に義務づける障害者雇用率引き上げ改正案了承

2012年05月28日 02時21分03秒 | 障害者の自立
厚生労働省の審議会は、企業に義務づけている障害者の雇用率を15年ぶりに引き上げる改正案を了承した。
ハローワークを通じた障害者の求職者数が、14万8,000万人を超え、過去最高となるなど、就職を希望する障害者が増加傾向にあることなどを受け、厚生労働省は、企業に対して義務づける障害者の雇用率について、2013年度から、現在の1.8%を2.0%に引き上げる改正案をまとめ、23日の審議会で了承された。
また、国や地方自治体、特殊法人の障害者の雇用率については、現在の2.1%から2.3%に引き上げ、都道府県の教育委員会などについても、2.0%から2.2%に引き上げることになった。

FNN - (05/23 16:02)






支局長からの手紙:語りのプログラム /奈良

2012年05月28日 02時17分23秒 | 障害者の自立
 奈良市にある「たんぽぽの家」に、障害者アートの拠点施設、アートセンターHANAが出来て8年になります。ここで毎週木曜日に行われている「語り」のプログラムにおじゃましました。

 奈良面の読者の皆さんには、たんぽぽの家は、障害者20+件の詩に曲をつけて歌う「わたぼうし音楽祭」などでおなじみかと思います。

 この日はまず、上埜英世さん(51)から。「みなさんはミミズを知っていますか?」。第1回わたぼうし文学賞童話の部の銀賞受賞作「ひとりぼっちのミミズ」を語ります。上埜さんは1980年代から語りをしてきました。「唯一動く口を生かせないかと思った」と言い、「いろんなところに行き、たくさんの人に出会えた」と活動を振り返ります。

 次は、伊藤樹里さんです。「あなたは、あなたの人生の主人公」。奈良弁護士会が08年に作成した憲法絵本を語ります。

毎日新聞 2012年05月27日 地方版

東日本大震災:福島第1原発事故 県弁護士会などが障害者賠償学習会−−29日・いわき /福島

2012年05月28日 02時12分35秒 | 障害者の自立
 障害者の権利を守る県内のNPO法人などからなる「日本障害フォーラム」や県弁護士会などは29日午後1時半、いわき市生涯学習プラザで「障害者のためのわかりやすい東電賠償学習会」を開く。

 郡山市に続いて2回目。弁護士が東京電力への直接請求、裁判外紛争解決手続き(ADR)、訴訟などを説明する。視覚障害者には点訳された説明書、聴覚障害者には補聴器なども準備している。来月29日には、南相馬市での開催を予定する。

 参加は無料だが、28日までに事前申し込みが必要。申し込みは平日午前8時半〜午後5時半、NPO法人「あいえるの会」024・925・2428。

毎日新聞 2012年05月27日 地方版

記者が行く:補助犬法成立10年、伸び悩む頭数 理解不足で「同伴」に壁 /兵庫

2012年05月28日 02時04分55秒 | 障害者の自立
 補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)の受け入れを義務付けた「身体障害者補助犬法」の成立からちょうど10年の22日、国会議員60人でつくる「身体障害者補助犬を推進する議員の会」が東京都内でシンポジウムを開き、補助犬を巡る課題を話し合った。キャンペーン報道を通じて法成立を後押しした阪神支局の現在の補助犬担当記者として、会場を訪れ、関係者の声に耳を傾けた。

 シンポには補助犬使用者や国会議員ら約160人と補助犬31頭が参加。同伴拒否がなくならず、補助犬の数が伸び悩んでいる現状が報告された。

 ■課題は山積

 介助犬エルモと暮らす宝塚市の木村佳友さん(51)は、飲食店や医療機関などで相次ぐ同伴拒否について「犬嫌いやアレルギーを理由に拒否する施設もあるが、濃厚な接触をしないとアレルギーは出ないとされている。厚労省が周知すれば、事業者の不安は取り除ける」と提案した。

毎日新聞 2012年05月27日 地方版

障害に負けず鳥大合格 全国初、入試でパソコン使用

2012年05月28日 01時59分37秒 | 障害者の自立
 文章は読めるが文字を書くことが苦手という発達障害のある鳥取市内在住の斉藤真拓さん(20)が今春、鳥取大学地域学部に入学した。書くことが困難な障害のある人はこれまで受験を諦めることが多かったが、日本の大学としては初めて鳥取大学が入試の際にパソコンの使用を認め、晴れて合格した。関係者は「画期的なこと」と評価している。

 斉藤さんは「アスペルガー症候群」の診断を受け、文章は難解でも読めて理解できるが、頭の中で答えはあっても筆記具で書くことに困難が伴う。このため、筆記試験や小論文は苦手だった。

 「勉強をするのが好き」と高校2年のとき大学進学を決意。鳥取大学付属特別支援学校専攻科に進み、塾にも通った。一方で、障害や病気で困難を抱える生徒らにパソコンやサポート機器・ソフトを提供して大学進学や就職を支援している東京大学先端科学技術研究センターのプログラムにも参加。進学先を検討した結果、地元の鳥取大学地域学部地域政策学科をAO入試で受けることにした。

 パソコンでの受験を同大学の入学センターに申請したところ、大学側が準備したパソコンを使用することを条件に受験が許可された。パソコンには漢字変換機能があるため受験生間の公平性が確保できないとして、手が不自由な受験生以外で入試に使用を認めた大学はないが、「小論文を書くことと漢字変換は別。総合的な判断でパソコン受験を認めた。特にAO入試はここで学びたいという気持ちが強い人が受験するので、入学後のことに主眼を置いた」と同大学地域政策学科長の藤田安一教授は話す。

 同大学AO入試では2次選考に小論文が課されるが、斉藤さんは日本の選挙の問題点や若い人たちが選挙に関心を持つためには何が必要かを書き、合格した。

 発達障害者支援法が施行されて7年が経過したが、社会の理解が進んでいるとは言い難く、発達障害があることを公表していない受験生は多い。その中で読字や書字に困難のある発達障害は今回のような特別措置がなく、大学受験を諦めざるを得ないことがほとんど。斉藤さんを支援した東京大学先端科学技術研究センターの近藤武夫講師は、鳥取大学の対応を「“特別”ではなく自然に受け入れている」と評価する。

 入学して2カ月。斉藤さんは「大学の授業は楽しい。議論ができる友人をたくさんつくりたい。福祉に貢献できる人になって地域から世界を変えていきたい」と目を輝かす。

 斉藤さんの大学合格をきっかけに、同様に進学を目指す仲間も現れ始めた。斉藤さんの母(44)は「進学をしたいと思っても大学によって組織が違うので相談窓口が分からないことが多い。息子の合格がほかにもつながっていったら」と期待を膨らませている。


聴覚過敏がある斉藤さんは雑音を除去するヘッドホンをいつも着けている。パソコンも、授業には欠かせない“相棒”だ

日本海新聞 - 2012年05月27日