ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

就労支援、沿岸の障害者にも 釜石と大槌に拠点開設

2013年10月04日 01時52分35秒 | 障害者の自立
 NPO法人遠野まごころネット(多田一彦理事長)は、釜石市と大槌町に「まごころ就労支援センター」を設置し、被災地の障害者の自立と就職をサポートしている。東日本大震災発生後、周囲の目が届きづらく孤立しがちな障害者の技術習得やものづくり、社会交流の場とすることを目的に設置。同法人スタッフは「まずは楽しんでもらいながら一人一人の個性を輝かせたい」と意気込む。

 両施設は沿岸部に住む障害者42人を受け入れる。釜石市甲子町の空き民家を改修し、8月に開所した釜石センターは、パソコンを使った事務作業やウェブデザイン、アクセサリーなどのものづくり工房。9月開所の大槌センターは同法人が整備した「まごころの郷(さと)」で、カフェスタッフや農作業に従事してもらう。障害の程度や各自の意向に合わせ、雇用契約を結ぶ形や利用者として工賃を得るなど柔軟に対応する。

 開所時間は平日の午前9時~午後4時。一部有料で、送迎や昼食提供も行う。施設見学は随時受け付けている。問い合わせは釜石センター(0193・27・2002)へ。


写真=データ入力作業を進める利用者を見守る小谷千恵施設長(右)=釜石市】

岩手日報-(2013/10/03)

視覚障害者:日常を体験

2013年10月04日 01時50分13秒 | 障害者の自立
 イベントには、視覚障害者のマラソンを支援する「アキレスインターナショナルジャパン」から視覚障害者やサポーターが参加。点字や盲導犬について学べるコーナーなどを用意し、大人から子どもまで「目が見えないこと」について考えたり、体験したりできる。

 点字コーナーでは、簡易点字器を使ってしおりに自分の名前を打てる。体験コーナーでは、アイマスクをして見える人の腕を借り、障害物を置いた会場内を歩く。視覚障害者の日常を体験できる。

 電車で視覚障害者に出会ったらどのようにサポートできるかを考えるコーナーもある。ロールプレーで、ボランティアの障害者に声をかけて座席まで案内する。

 イベントでは、全盲と車椅子の二重のハンディキャップを持ちながら06年のニューヨークシティー・マラソンを完走した中王子みのりさんのトークショーも行われる。

 午後1時半から4時まで、参加無料。問い合わせは同銀行メール(ca.japan@sc.com)へ。

毎日新聞 2013年10月02日 東京朝刊

障害者虐待防止街頭啓発キャンペーン

2013年10月04日 01時46分12秒 | 障害者の自立
障害者に対する虐待を防止しようと県や大分市の職員が3日朝、JR大分駅前で情報提供を呼びかける街頭キャンペーンを行いました。この街頭キャンペーンは2012年10月に施行された障害者虐待防止法の内容を周知しようと、県と大分市が合同で実施したものです。3日は大分市のJR大分駅前で職員ら20人が通勤・通学中の人にチラシを配って虐待を発見した場合、法律で通報義務があることなどを知らせました。県によりますと県内では法律が施行された2012年10月から半年間、障害者の虐待に関する通報が7件ありました。その後の調査で障害者福祉施設で職員の暴言などによる心理的虐待が1件確認されたということです。県と各市町村には障害者の虐待に関する専用窓口があり、早期の通報を呼びかけています。

OBS大分放送ニュース(10/4 00:00)

きららベーカリー:障害者13人が手作り 従業員の半数「おいしさに自信」−−甲斐 /山梨

2013年10月04日 01時38分56秒 | 障害者の自立
 甲斐市中下条のパン店「きららベーカリー」。「食品添加物不使用」「国産小麦100%」がモットーのパンに、小さい子を持つ母親ら多くの客が集う。ほかのパン店と違うのは、従業員の約半数が障害者である「就労継続支援A型事業所」という点。同店は「作る時間はかかっても、丁寧に作った手作りのおいしいパンを提供したい」と語る。

 同店は社会福祉法人「ぎんが福祉会」(同市)が運営。施設利用者らの「自分たちで店を持ちたい」との声から2003年、竜王町(現同市竜王)にオープン。10年秋、現在の場所に移転して再オープンした。

 同店はライ麦を使ったパン(190円〜)や店内の石窯で焼いたピザ(1枚200円)のほか、クッキーなどの菓子類も人気だ。パン作りを指導する同店主任支援員の中込美和さんは「毎日、安定した商品を出し続けることに気を配っている」と語る。

 「きらら」では障害者13人が働く。10年の移転時に新たに従業員が加わり、パンの形を整えるなどの作業工程に慣れるまで「1年くらいはかかった」と中込さんは振り返る。

 従業員はさまざまな障害を抱える。脳性まひで右半身が動かない樋口勲さん(49)は「体のバランスがとれず、初めは転ばないことから心を砕いた」と振り返る。先天性難聴の今井ちひろさん(22)は同僚の指示を口の動きで読み取る「口話」も駆使する。「お客様に、たくさんのパンを手にとってほしい」と意気込む。

 工房にはパンごとの小麦の量や焼く時間、温度などを書いた張り紙が、所狭しと並ぶ。高次脳機能障害の人もおり、「作業手順は大きく、分かりやすく示している」という。

 中込さんは以前、県内大手ホテルのパン工房で腕を振るっていた。きららの従業員の指導に携わる機会があり、「ただ作るのではなく、笑顔で心のこもったパンを作る姿」に心打たれ、06年に転職した。「おいしく品質のよいパンが提供できている自信はある。パン作りを通じ、従業員一人一人がより自信を付けてくれたら」と願う。

 同店は午前10時〜午後6時。日、月曜休。問い合わせは電話055・277・8709。

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 ■ことば

 ◇就労継続支援A型事業所

 障害者自立支援法(2006年施行)が障害者に対する就労支援の一環として定めた事業所。一般企業での就労が困難な障害者が、原則として最低賃金(山梨県は706円=10月18日以降)以上の給与と社会保険に加入する雇用契約を結んで働く。厚生労働省によると、全国に629事業所あり計1万2414人が勤務(11年度)。県内には作業所やシイタケの栽培・販売業など計9事業所ある。雇用契約を結ばない「B型事業所」もある。

毎日新聞 2013年10月02日 地方版