ゴエモンのつぶやき

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障害者自立へ“協奏” 11月8日尼崎に「芸術団」

2013年10月23日 02時49分19秒 | 障害者の自立
 障害者の音楽家らが、演奏会などを通じて一緒に活動する「日本障害者芸術団」を結成し、11月8日、兵庫県尼崎市昭和通のアルカイックホール・オクトで旗揚げ公演をする。

 継続的にコンサートを開き、自立への道を切りひらくのが狙いで、団員らは「豊かな感性と磨き上げた表現力を披露したい」と意気込んでいる。

 障害者アーティストはこれまで個々で活動し、ステージに立てる機会も限られていた。そこで、演奏会の開催などで支援してきた尼崎市のNPO法人「関西障害者国際交流協会」が、「集まって活動すれば、定期的な発表の場を持ちやすくなる」と、芸術団の結成を思い付いた。

 旗揚げには、視覚障害者や身体障害者ら県内外から約10人が加わる。その一人が尼崎市のピアニスト、池田佳ず実さん(36)。ピアノ講師だった24歳の時、体の重心が定まらない「小脳性失調症」を発病し、1年近く入院した。

 退院後は車いす生活となったが、力の入らなくなった指で鍵盤に向き合ってリハビリを重ね、徐々に感覚を取り戻していった。わずかな力で踏める特殊なペダルをピアノに据え付けて旋律を奏で、2009年には「国際障害者ピアノフェスティバル」(カナダ)で6位入賞も果たした。

 「未来への輝きコンサート」と題した今回の公演では、「ひばり」や「熊蜂の飛行」を披露。中国人で全盲の笛奏者、楊雪元(ようせつげん)さん(38)(京都市在住)とも共演する。池田さんは「観客と心を通わせ合える演奏をしたい」と舞台を心待ちにする。

 公演には、視覚障害のピアニストや、心臓に障害を抱える歌手らも出演。関西学院交響楽団や、尼崎市出身の女性デュオ「あまゆーず」も共演する。

 当日は午後7時開演(開場は30分前)。全席自由で2500円(前売り2000円)。障害者手帳を持つ人は半額。問い合わせは平日に関西障害者国際交流協会(06・6482・5446)。

(2013年10月22日 読売新聞)

輝く 26、27日・中央区でコラボファッション展示会 滋賀のアーティスト作品ベースに /大阪

2013年10月23日 02時47分30秒 | 障害者の自立
 障害者アートの魅力を広める活動に取り組むクリエーターチーム「PR−y(プライ)」がファッションブランド「NUDE:MM」とコラボレーションした洋服の展示会が今月26日、27日の両日、大阪市中央区で開かれる。知的障害者の創作活動に力を入れる滋賀県甲賀市の社会福祉法人「やまなみ工房」(http://a-yamanami.jp/)のアーティストの作品をデザインのベースにしており、関係者は「洋服を通して障害者アートの持つ力を知ってほしい」と話す。【石戸諭】

 「PR−y」(http://www.pr-y.org/)は大阪市の広告会社役員、笠谷圭見(よしあき)さん(44)が主宰し、カメラマンらと11年から活動を始めた。笠谷さんは長男(9)が幼少期に軽度の自閉症と診断されてから障害者施設に通いだし、制作されている独特の魅力を持つアート作品に引き込まれたという。

 「PR−y」と「NUDE」のコラボは13年春夏シーズン向け商品に続いて2回目。前シーズンは大阪市の障害者施設「アトリエコーナス」のアーティストの作品をもとにしたTシャツ、シャツなどを展開した。作品の持ち味を生かした洋服は国内外で販売され、ミュージシャンの斉藤和義さんも着用するなど話題を呼んだ。

 今回は笠谷さんがやまなみ工房に提案を持ちかけ、コラボが実現した。ホームページのリニューアルも笠谷さんらが手がけ、「NUDE」のデザイナー、丸山昌彦さん(45)も加わって、デザインのベースになる作品が決定。14年春夏シーズンの新作として販売することになった。

 パリや東京で開かれたバイヤー向けの展示会では、作品を大胆に配置したジャケットやストールが並んだ。モノトーン中心のシンプルな配色の中に、生地をいかしたデザインを施す「NUDE」の特徴とアーティストの感性が合致したものに仕上がっている。

 笠谷さんは「コラボを通して、既成概念にとらわれない彼らの作品が持つ力を知ってもらいたい」と話す。

 展示会はリッシ(大阪市中央区船越町1、06・4794・1500)で開かれる。入場無料。ベースになった作品も一緒に展示され、男女ともに試着やオーダーが可能。

毎日新聞 2013年10月22日 地方版

障害者の就労支援学ぶ/みやこ福祉会

2013年10月23日 02時41分30秒 | 障害者の自立
 「障害のある人も共に暮らす地域づくり」と題して知的障害者の就労創出事業に先進的に取り組んでいる和歌山県の社会福祉法人一麦会(麦の郷)の理事長らを招き20日、みやこ学園(みやこ福祉会)で講演会が開かれた。那覇市の特定NPO法人エスペーロが主催した。講演会にはみやこ学園の職員のほか、あけぼの学園、ふれあいの里など市内の福祉施設や宮古福祉保健所の関係者ら約50人が参加し、知的・精神障害を持つ人たちの職業創出方法や就労支援の方法について学んだ。

 一麦会の田中秀樹理事長の概要説明と同会の理念紹介などに続き、同会の野中康寛事務局次長が麦の里の発足経緯や沿革について説明した。同会の運営する「麦の郷」は1977年に6畳一間の長屋の一室からスタートし、行政、民間団体の協働で事業を拡大していった。

 発足当初、同会では和歌山県では初の食品製造(パン製造)に取り組む共同作業所を運営。88年にはクリーニングと印刷業に事業を広げ、障害者が積極参加できる就労創出事業を次々と展開していった。

 その特徴としては障害種別を越えた取り組みによって、福祉の谷間や対象とされていなかった人たちにも支援の仕組みを作っていったことや、年代を超えて子どもから高齢者までを支援する体制づくりを進めていったことにある。

 講演で野中さんは「障害を持つ人が誇りを持って取り組んでいける仕事を作り出すことと、半分の障害者が、その半分の障害者を支えるという相互支援の仕組みづくりを念頭に事業を進めてきた。そのため、数多くの仕事を作り出すことに成功した」と説明し、これまで施設内で12組のカップルが誕生し結婚に至ったエピソードなどを話した。

 このほか講演では同会の森橋美穂さん、山本真与さんら2人の社会福祉士が、ひきこもり者社会参画支援などについて講話した。


講演会にはみやこ学園の職員のほか、市内福祉施設の職員や行政機関の関係者らが参加した=20日、みやこ学園

宮古毎日新聞-2013年10月22日(火) 9:09 

障害者が競輪場外壁にアート=千葉市〔地域〕

2013年10月23日 02時36分50秒 | 障害者の自立
 千葉競輪場(千葉市中央区)の外壁部分に長さ70メートルにわたる壁画がこのほど完成し、注目を集めている。競輪場の運営受託会社がイメージアップにと企画、地元千葉大学の学生や知的障害者向け通所施設の利用者に制作を依頼した。
 「躍動感あふれるアート」をコンセプトに、高さ3.2メートル、幅73メートルの壁を競輪場のレーン数と色にちなみ9色に色分けし、学生が下絵を描いた後に障害者が水性ペンキで色を塗ったり手形を付けたりして約3週間で完成させた。
 作業に加わった通所施設関係者は「『自由にやっていい』と言われ、みんな生き生きした表情で楽しそうだった」。運営受託会社は「学生や障害者に社会貢献や喜びの場を与えられてよかった。通りかかる人の8割は『格好良い』『すごい』と言ってくれている」と話している。


地元学生や障害者が70メートルにわたる競輪場外壁に描いた絵=18日午前、千葉市中央区の千葉競輪場

時事通信-(2013/10/22-10:33)

トラックに障害者の絵

2013年10月23日 02時35分05秒 | 障害者の自立
 障害者が描いた絵をトラックのボックス部分にあしらったアートトラックのお披露目式が21日、鳥栖市幡崎町の福岡運輸九州配送センターで行われた。

 福岡運輸(福岡市博多区)の社会貢献活動の一環。定温輸送用の13トントラックに、障害福祉サービス事業所「ひまわりパーク六本松」(同市中央区)に通う川崎光義さん(59)、秋穂治巳さん(43)(ともに同市在住)の2人が描いた少女やピエロ、豚などの絵11点がデザインされている。

 式では、同社の富永泰輔社長が2人に感謝状を贈り、「今後も社会貢献活動を続けていきたい」と抱負を語った。2人は「自分の絵が使われてうれしい」と喜んでいた。

 トラックは今後、同社福岡支店(基山町長野)に配属され、主に関東方面への輸送業務に使われるという。

(2013年10月22日 読売新聞)