ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

視覚障害者 駅転落防止へ 迷わずに声かけて サポートリーダーを育成

2013年10月18日 02時08分58秒 | 障害者の自立
 視覚障害者の駅ホームからの転落事故を防ごうと、県交通政策課は16日、川越市国際交流センターで「第1回ホームの声かけ・サポートリーダー講習会」を開いた。駅で困っている視覚障害者に声をかけ、サポートする輪を全県に広げるため、地域のリーダーを育成するのが目的。講師役の視覚障害者や交通事業者向け教育の専門家は「迷ったら声をかけて」と強調した。

 参加したのは、県西部の公務員や東洋大の学生ら十三人。県立塙保己一(はなわほきいち)学園(県立盲学校)の教員・生徒や視覚障害者団体の役員が、視覚障害者の特性や体験談を講義。参加者からは「どういう場面で声をかけたらいいのか」という点に質問が集中した。視覚障害者を見て助けたいと思っても、つい遠慮してしまう健常者の心理が浮き彫りになったが、講師からは「白杖(はくじょう)を持った人がホームの端を歩いていたら迷わず声をかけて」「迷ったら声をかけることが重要」とアドバイスがあった。参加者は最後に東武東上線川越駅で、交互にアイマスクを付けて実際の介助の仕方を学んだ。

 参加した東洋大三年浅野真友佳(まゆか)さんは「視覚障害者にどうやって声をかけたらいいのか分かって良かった」と話していた。

 県は駅ホームからの転落事故防止のため本年度から、ホームの線路側と内側を分かりやすくする点字ブロックやホームドア整備促進のための補助事業、声かけ・サポート啓発事業で対策に乗り出している。サポートリーダー講習会は県内各地で本年度中に十回程度開く予定という。


2人一組になって介助役と視覚障害者役を体験する参加者=川越市で

東京新聞-2013年10月17日

障害者に優しい 新型ATM導入 千葉銀

2013年10月18日 01時34分47秒 | 障害者の自立
 千葉銀行は日立製作所が提供する新型ATM「AKe-S」=写真=を採用し、22日から設置を進める。障害の有無や年齢などに関係なく誰もが使いやすい「ユニバーサルデザイン」を採用したのが特徴。同行はこれまで2社だったATMの提供業者を1社に絞り、システム開発などのコスト削減を図る。

 22日は本店や店外ATMの一部で入れ替えを実施。今後は店舗新設や建て替えを機に順次導入していく。



千葉日報-2013年10月17日 16:06

重症心身障害者の入所施設、一宮に新設へ

2013年10月18日 01時26分58秒 | 障害者の自立
 愛知県で初めて民間が建設、運営する重症心身障害者の入所施設が、一宮市に2015年秋にできる。いまは公立の4施設382床しかなく、病床数は全国最低水準。県と名古屋市も15年度までにそれぞれ新たに1施設ずつ設け、県内の総ベッド数を約1・6倍にして水準の向上をはかる。

 大村秀章知事が16日の記者会見で発表した。県は財政難もふまえ、「全国的には施設の約半数を民間が設置している。県でも進めたい」(知事)として4月から運営業者を募っていた。

 重症心身障害者は知的、身体ともに重度の障害がある人で、11年時点で県内に2736人。8割近い2144人が自宅で介護を受ける。県の人口1万人あたりの病床数は今年4月時点で0・51(全国平均1・58)と全国最低だ。

 一宮市の民間新施設(120床)は同市の社会医療法人・杏嶺会が運営する。杏嶺会の尾西記念病院(同市冨田)の敷地内に設置。事業費約20億円の半分を国と県で補助する。

 一方、県は岡崎市に90床、名古屋市は北区に90床の施設を、15年度の開所を目指し建設する予定。一宮市の民間施設とあわせ、県内7施設、630床に増える。それでも全国43位の大阪府と同水準にとどまり、知多半島や東三河北部地域などに空白地域が残る。

 知事は会見で、空白地域での整備について「民間運営を促したいが、医師や看護師の確保が一番のハードル。用地確保も課題だ。バックアップしたい」と述べた。県有地を格安で貸し出すことも検討している。

朝日新聞-2013年10月17日11時38分

全国障害者スポーツ大会 獲得メダル史上最多 都選手団が最終日も活躍

2013年10月18日 01時18分55秒 | 障害者の自立
 全国障害者スポーツ大会は十四日閉幕し、都代表は史上最多となる三百十四個のメダル(金百七十八、銀八十九、銅四十七)を獲得し、各種目で四十六の大会新記録を出す活躍を見せた。最終日の十四日も各種目で優勝が相次ぎ、有終の美を飾った。 (松村裕子、小形佳奈、福岡範行)

◆10連覇

 国立代々木競技場第一体育館(渋谷区)であった知的障害女子バレーボール決勝で、都代表が千葉県を2-0のストレートで破り十連覇を達成した。出場六回目のエースアタッカー、小野寺さくら選手(18)は素直に「うれしい」と喜び、「あと十連勝したい」という小関(こせき)直樹監督(52)に、はにかみながらうなずいた。

 都代表は一セット目を25-18で先取。二セットは中盤、同点に追いつかれる場面もあったが、小野寺選手らのスパイクが決まり、25-21で逃げ切った。

 小野寺選手は小学生時代、地域の強豪チームで健常者と一緒にプレーした。都立中野特別支援学校を卒業して社会人になった今年は、高校生が半数を占めるコート内でお姉さん格に。「私にボールを回して」と指示を出せば、リベロ(守備専門選手)が拾ったボールを「必ず自分が打って決める」という自覚が芽生えた。

 エースの成長に目を細める小関監督は「知的障害のバレーボールはアジア大会にもない。世界と戦う舞台をつくってあげたい」と語った。

◆4人で栄冠


 東京辰巳国際水泳場(江東区)で行われた競泳競技で、ロンドン・パラリンピック銀メダリストの木村敬一選手(23)が視覚障害五十メートルバタフライで大会新記録を出した。最終種目の知的障害二百メートルメドレーリレーでは、社会人四人組が観客席の大声援を受けて優勝した。

 メドレーリレーに出場した大橋海斗(かいと)選手(23)、宮本和裕選手(22)、長尾智之選手(18)、杉浦瑞穂選手(27)は昼間に企業や作業所で働き、終業後に泳力を磨いてきた。

 今大会は宮本選手が二十五メートル平泳ぎで自己ベスト、長尾、杉浦両選手が個人種目で優勝するなど、好調を維持して臨んだ。前半にリードを許したが焦らず、それぞれが自分の泳ぎに集中。

 杉浦選手がリードを保ってゴールすると、歓喜の声が上がる観客席に、四人はガッツポーズで応えた。「声援がすごく聞こえました。最高です」。満面の笑みを浮かべ、大橋選手は選手全員の気持ちを代弁した。

◆誕生日に大会新

 味の素スタジアム(調布市)で開かれた陸上競技は片足ひざ下切断者のクラスで、砲丸投げなど二種目の大会記録を塗り替えた高土(たかど)文子選手(40)らが活躍した。

 過去三大会では砲丸投げの記録更新に失敗。今回は一気に四十五センチ更新する九メートル四八を投げた。十四日は誕生日。節目の日に大会に自らの名を刻んだ。

 生後半年で負ったやけどが原因となり、二〇〇二年に左足を切断、義足になったのがきっかけで陸上を始めた。日本は同じクラスに競技者がおらず、自然に世界が目標に。「いつか世界の一流と肩を並べたい」と決意を語った。

 十三日に車いすの百メートル走を新記録で制した西勇輝(ゆうき)選手(19)は十四日の二百メートル走も、自身の大会記録を一秒余り縮める二八秒一一で優勝。鮮やかな勝利にも「体力をつけてパラリンピックで活躍したい」と、高い目標を掲げた。


スパイクを打つ小野寺選手(後方(右))=国立代々木競技場第一体育館で

東京新聞-2013年10月16日


新年度「障害者との共生」 県政策戦略会議

2013年10月18日 01時00分33秒 | 障害者の自立
 鳥取県は16日、2014年度当初予算編成会議・政策戦略会議を開き、予算編成の柱となる九つの主要政策テーマの素案が示された。筆頭に挙がったのは「障がいを知り、共に生きる」。手話言語条例を全国で初めて制定した県は、障害者が暮らしやすい環境の整備、就業の場の創出といった障害者の社会参画に結び付く施策を重点的に推し進める。

 平井伸治知事にとって新年度は2期目の最終年度で、「8年間の集大成」に位置付けられる。12年度は漫画やアニメによる地域活性化の取り組み「まんが王国」、13年度は森林保全や再生可能エネルギー導入促進を進める「グリーンウェイブ」を展開。新年度は「障害者との共生」が平井県政の大きな柱になりそうだ。

日本海新聞-2013年10月17日