ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

災害時の障害者支援を考える 神戸でシンポ

2013年10月14日 02時33分37秒 | 障害者の自立
 災害時の障害者支援を考えるシンポジウムが13日、神戸・ポートアイランドの神戸国際展示場であり、阪神・淡路、東日本大震災の体験を障害者、支援者らが振り返った。

 二つの震災では、高齢者や障害者が孤立、体調を崩して亡くなる「震災関連死」も相次いだ。シンポは「日本障害者歯科学会」総会の一環として、被災障害者支援に取り組むNPO法人「ゆめ風基金」(大阪市)が企画した。

 福島県南相馬市で障害者の生活支援を続けるNPO法人「さぽーとセンターぴあ」の青田由幸代表理事は「原発事故で『屋内待避』エリアとなり、多くの住民が市外に避難したが、高齢者や障害者に支援が届かず逃げられなかった」と災害時の課題を提起。「CILたすけっと」(仙台市)スタッフの菊池正明さん(52)も「地震直後の避難所に、障害者の居場所はなかった」と話した。

 自らも障害があり、NPO法人「生活支援研究会」理事長の野橋順子さんは神戸市須磨区で被災。「行政に助けを求めたが、無理と言われた。一方で、震災は自立生活を始めるきっかけになった」といい、平時からの助け合いや、人と人とのつながりが災害弱者の命を救う、と強調した。

神戸新聞-2013/10/13 19:28

皇太子ご夫妻、障害者バスケご観戦

2013年10月14日 02時23分49秒 | 障害者の自立
 皇太子ご夫妻は13日、東京都渋谷区の東京体育館を訪れ、第13回全国障害者スポーツ大会のバスケットボール、車いすバスケットボールの両競技を観戦された。皇太子妃雅子さまの同大会観戦は10年ぶりで、12日の開会式に続いてのご臨席となった。ご夫妻は、大会関係者から競技の説明を受けながら、熱心にご覧になった。観戦後は大会ボランティアと懇談し、「手話をされるのは何人くらいですか」「頑張ってください」と声をかけられた。



全国障害者スポーツ大会の車いすバスケットボールを観戦される皇太子ご夫妻=13日午後、東京都渋谷区の東京体育館

MSN産経ニュース-2013.10.13 18:27


五輪招致立役者 佐藤真海選手が出場 大会記録超えの跳躍

2013年10月14日 02時16分29秒 | 障害者の自立
 9月の国際オリンピック委員会(IOC)の総会でスピーチし、2020年の東京オリンピック・パラリンピック招致成功の立役者の一人となった佐藤真海(まみ)選手(31)が13日、全国障害者スポーツ大会の走幅跳女子に出場した。会場の味の素スタジアム(東京都調布市)に駆けつけた約4400人の観客に笑顔で応え、大会を盛り上げた。

 「真海ちゃん!」

 2人中2位で競技を終えた佐藤選手がスタンドに駆け寄ると、観客から声援が飛んだ。「2020年に向けた第一歩の大会」と位置づけた大会で感じたのは観客の多さだった。

 IOC総会で一躍時の人に。帰国後はさまざまなイベントなどに忙殺され、準備は万全でなかった佐藤選手を後押ししたのは、前日を約2千人上回る観客の声援だった。2回目の跳躍で大会記録を上回る4メートル75を記録。「観客の皆さんに出させてもらえた」。佐藤選手がIOC総会のスピーチで強調した「スポーツの力」がそこにあった。

 大会に出場し、障害者スポーツの盛り上がりを実感した佐藤選手。「このムーブメントがさらにもっと大きくなって、2020年に満員の観客で世界中のパラリンピアン、オリンピアンを迎えられれば」と夢を描いている。

 7年後の成功のためには、選手のレベルアップ、障害者スポーツの人気向上といった課題の存在も感じている。佐藤選手は「私にできることをやっていきたい」と語った。


女子走幅跳に出場した佐藤真海選手。2本目で力強い跳躍を見せる=13日午後、東京都調布市の味の素スタジアム

MSN産経ニュース- 2013.10.13 19:59

全国障害者スポーツ大会 「大会新を狙う」都選手団、地元開催に奮起

2013年10月14日 02時05分01秒 | 障害者の自立
 都内で初の開催となる全国障害者スポーツ大会(スポーツ祭東京)が十二日、三日間の日程で始まった。調布市の味の素スタジアムで行われた開会式で、地元開催とあって三百人の都の大選手団が、都旗と同じ江戸紫色の小旗を振って元気に入場行進をした。 (松村裕子)

 五輪の聖火に当たる炬火(きょか)のトーチを炬火台まで運ぶランナーは、国体と同じように障害者と健常者のペアで、四組がグラウンド内をリレーした。

 第一走者を務めた陸上の田中華子(かこ)選手(16)は、この日のフィールド司会者を務めた元プロテニスプレーヤーの松岡修造さんと並んで走り、「うれしかった」と照れながらも大喜び。第三走者は陸上の村松拓也選手(18)で、水泳のロンドン五輪銅メダリスト上田春佳さんとぺアを組み、「選手の代表として責任が果たせた」と満足げ。田中選手、村松選手とも出場する競技では「大会新を狙う」と意気込んだ。

 選手宣誓では、四十七都道府県と二十政令市のチーム団旗が半円を描くよう集合。その中央で、水泳の木村敬一選手(23)とバレーボールの服部靖子選手(23)が「東京で初開催の大会に参加できる喜びと感謝を胸に、東京から全国へ、そして世界へ羽ばたくよう全力を尽くします」と誓った。

 総勢二千人が出演する式典演技「未来からきた手紙」も披露された。大迫力のパフォーマンスに、ボウリングの堀江篤子選手(29)は「集団ダンスがよかった。風船もきれいだった。競技では百二十点を出すよう頑張る」と勇気を得た様子。卓球の吉田信一選手(47)は「他県の知り合いの選手の顔を見ると気持ちが燃える。目標は優勝」と闘志を燃やしていた。


開会式で選手宣誓する都代表の木村敬一選手(壇上左)と服部靖子選手(同右)=調布市の味の素スタジアムで

◆幅跳び・視覚障害 村松選手1位「パラリンピックへ収穫」



 全国障害者スポーツ大会は開会式後、味の素スタジアムで陸上競技が行われ、都代表は走り幅跳び(視覚障害)で村松拓也選手(18)が優勝。ほか水泳などで都勢は一位獲得が三十五人を超え活躍が目立った。

 村松選手は二回続けて踏み切りを失敗後、最後の三回目で五メートル六三を跳び、トップに輝いた。ただ、自身の大会記録に二十五センチも及ばなかった。「心を鍛えないといけないと深く感じた。東京パラリンピックに向けて、大きな収穫です」と前を見据えた。

 練習では六メートルを超えていた。だが本番では競技で普段かかる「本番ですよ」の掛け声が聞こえず、一回目を本番と思わずに跳び、リズムを崩した。六歩前まで進まないと踏み切り板が見えない村松選手にとって、リズムは命。悔しさの残る跳躍だった。「いずれ日本記録を上回り、七メートルを跳びたい」と、高い目標を掲げた。 

◆トップ選手の活躍も及ばず 聴覚障害バレー



 国立代々木第一体育館(渋谷区)で開かれた聴覚障害女子バレーボールの一回戦で、都代表は岐阜県と対戦した。第一セットは序盤に硬くなったことが響いて落とし、第二セット終盤に肉薄するなど見せ場はつくったが及ばず、0-2のストレートで敗れた。

 先発選手のうち、三浦早苗選手(27)は、七月にブルガリアで開かれ、日本代表が銀メダルを獲得したデフリンピック(聴覚障害者の国際スポーツ大会)に出場。名倉弘子選手(40)は中学一年からバレーを始め、ともにチームの柱として活躍してきた。

 三浦選手は「デフリンピックでの経験をほかの選手たちへ伝えていきたい」と、トップ選手としてチームの底上げに意欲をみせた。二児の母親である名倉選手は「家庭を犠牲にして頑張ってきた。これからは家族を優先したい」と、感無量の様子だった。 

東京新聞- 2013年10月13日

再起へ笑顔の一投 全国障害者スポーツで佐々木さん

2013年10月14日 02時01分28秒 | 障害者の自立
病に倒れた先生が再起への力強い一歩を踏み出した。東京都で12日開幕した第13回全国障害者スポーツ大会のフライングディスクに挑んだ盛岡市の佐々木尚人選手(49)。突然の脳出血で右半身の自由を奪われ、人生が暗転したあの日から2年8カ月余り。堂々と全国の舞台に立ち、持てる限りの力を一投一投に込めた。

 左手のつえを手放し、確かめるような足取りでスローイングラインに立つ。気負いはない。円形の「アキュラシーゴール」をにらみ、投じた1投目。ディスクはゴール内側を通過した。10投のうちゴールを通ったのは、この1投だけ。出場8人中8位という結果にも「この場に立てただけでうれしい」。晴れやかな表情で仲間たちが待つテントへと向かった。

 作業療法士に勧められ今春から始めたフライングディスク。大会最終日の14日は投げる距離を競うディスタンス種目に出場する。教え子には「恥ずかしいから」と出場を伝えていなかったが、大会を終えてから報告するつもりだ。


【写真=ディスクを放つ佐々木尚人選手(左)。堂々と戦い抜いた=東京都世田谷区・駒沢陸上競技場】

岩手日報-(2013/10/13)