ゴエモンのつぶやき

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国際障害者ピアノフェス:ウィーンで美の調べ 倉敷・佐川さん出演へ 師のアドバイスで成長 /岡山

2013年10月17日 02時39分33秒 | 障害者の自立
 自由の利かなかった左手と一緒に−−。倉敷市職員の佐川麻衣子さん(29)が11月、音楽の都・ウィーンで開かれる「第3回国際障害者ピアノフェスティバル」に出演する。交通事故後の脳梗塞(こうそく)が原因で、一時は左半身が動かなかった。リハビリを続け、ピアノを弾けるまでに回復した佐川さんは「いい演奏をしたい」と練習に励んでいる。【五十嵐朋子】

 ベートーベンのソナタ第31番。高音をきれいに響かせて演奏する。左手は心持ち寝かせるようにしながら、丁寧に鍵盤を押す。ウィーンで演奏する曲だ。師事するピアノ指導者、重利和徳さんが、演奏時に左手で押す鍵盤の数や回数を減らす編曲をしてくれた。

 国際障害者ピアノフェスティバルは、障害者にピアノ指導を続けてきた迫田時雄さんの提唱で2005年に始まり、これまで横浜、カナダで開かれた。身体障害や知的障害などがある人たちが各国から参加する。

 佐川さんは大学生だった05年秋、車を運転中に後続車に追突された。大きなけがはなかったが、3カ月後に脳梗塞を発症。事故で首の血管が傷ついたことが原因だった。一命は取り留めたものの、まひが残った。

 5歳から高校1年まで習っていたピアノを再開したのは、07年。左手に障害のあるピアニスト、篠原加代子さん(倉敷市)が主宰する「風の音コンサート」に行ったことがきっかけだった。最初は、左手を右手で持って鍵盤に置く状態。単音、和音と、粘り強く練習を重ねた。

 発見もあった。「『もっと左手を弾いて』って、重利先生に何度も言われたんです」。左右のバランスが悪く、左手の音が弱かった。佐川さんは、まひのせいだけではないと考えた。「(障害が)恥ずかしくはないけど、心のどこかにそういう思いがあったのかな」

 毎日、小さなハードルがある。職場で頼まれたことを「できない」と説明する時。両手で物を運ぼうとして、うまくいかない時。「卑屈になることはない。自分の中で、折り合いをつけていかないと」。ウィーンの舞台を思い描きながら、そう思っている。

 ◇風の音コンサートにも

 県内外から障害のあるピアニストたちが集い、佐川さんも出演する「風の音コンサート」が19日午後6時から、倉敷市玉島阿賀崎の玉島市民交流センターで開かれる。当日1800円、前売り1500円。問い合わせは篠原さん(090・2095・4161)

毎日新聞 2013年10月16日 地方版

障害者就労を総合支援 宇都宮のシーデーピージャパン 特例子会社の施設開所

2013年10月17日 02時31分27秒 | 障害者の自立
 総合人材サービスのシーデーピージャパン(宇都宮市峰2丁目、田村篤史社長)は障害者の就労支援事業を展開する特例子会社「CDPフロンティア」を設立、この子会社が運営し、教育・研修、相談業務などを行う就労移行支援施設「ダイバーシティ宇都宮」の開所式を15日、宇都宮市内で行った。研修から就職のための支援、就職後の安定雇用まで総合的に障害者の就労を手助けする。

 障害者の「法定雇用率」が4月に引き上げられたことを踏まえ、田村社長は「いかに実際の就職につなげられるかがポイント。障害者の就職に強い施設運営を目指す」と話している。

 「ダイバーシティ宇都宮」は今月、宇都宮市から障害者自立支援法に基づく、就労移行支援事業所、指定特定相談事業所の認定を受けた。

 身体、精神、知的のいずれの障害者も利用可能で、基本的なビジネスマナー、パソコンソフトの使い方など就労に必要なスキルを指導する。さくら市には就労の場、職業訓練などに活用するため、シイタケ栽培工場も同日までに開設した。

 また、研修後の障害者がスムーズに就職できるよう、シーデーピージャパンが県内約800の取引事業所に求人営業も行う。フロンティアは就職後の安定就労も大きな課題として、職場との定期連絡や相談事業で障害者をフォローする。

 ダイバーシティでは、就職を目指し、既に6人の障害者が研修、訓練を開始した。20人まで受け入れ可能という。

1下野新聞-10月16日 朝刊

全国障害者スポーツ大会 「うまく風に乗せられた」フライングディスク 女子立位 青山選手1位

2013年10月17日 02時18分59秒 | 障害者の自立
 全国障害者スポーツ大会(スポーツ祭東京)は十三日、二日目を迎え、都代表はフライングディスク競技のディスタンス種目で一位に六人、二位に三人、三位に五人が入った。アーチェリー競技では弓の種類や的までの距離で二十一種目が行われ、一位に三人が入ったほか、競技生活三十一年のベテランも活躍。陸上競技では大会新記録も出た。

 フライングディスク競技は、世田谷区の駒沢オリンピック総合運動場陸上競技場(世田谷区)で開催。ディスタンス種目は飛距離を競う。

 障害の程度や種類に関係なく、年齢の近いグループで争う女子立位の部に出場した青山安郷香(あすか)選手(26)は、八人で投げ合って三十五メートル〇二の記録で優勝した。「うまく風に乗せられた」と笑顔を見せた。

 青山選手は、地元中学校の特別支援学級で競技を始めた。卒業生の保護者が運営するサークルで一カ月に一度練習するほか、公園で一人投げ込むこともある。この日はサークルの仲間四人が応援に駆けつけた。

 競技前は緊張していたが、「先生や友達の顔を思い浮かべたら和らいだ」という。手首の力を抜いて投げることを心掛けた。「優勝はうれしい。でも、友達が見ていたので恥ずかしい」と、はにかんだ。

 週四回、自宅近くのファストフード店で清掃の仕事をしながら、母由美さん(56)とともにサンバサークルに所属し、浅草サンバカーニバルで踊りを披露する。このほか、市民オペラの合唱隊に参加したこともある。

 「来年も出場して自己ベストの四十メートルを越えたい」と次の目標を口にした。 (小形佳奈)

 全国障害者スポーツ大会(スポーツ祭東京)は十三日、二日目を迎え、都代表はフライングディスク競技のディスタンス種目で一位に六人、二位に三人、三位に五人が入った。アーチェリー競技では弓の種類や的までの距離で二十一種目が行われ、一位に三人が入ったほか、競技生活三十一年のベテランも活躍。陸上競技では大会新記録も出た。


フライングディスクディスタンス女子立位の部で1位の青山選手

東京新聞-2013年10月14日

3市町の身体障害者らはつらつ 姶良でグラウンドゴルフ大会

2013年10月17日 01時53分35秒 | 障害者の自立
 姶良、伊佐両市と湧水町の身体障害者らによるグラウンドゴルフ大会が9日、姶良市の陶夢ランドであった。8チーム約50人が出場し熱気に包まれた。
 姶良市と湧水町の身体障害者協議会主催で4年目。以前は姶良・伊佐地区の大きな大会だったが、市町合併で霧島市が単独で開くようになり、現在は2市町で続けている。
 今年は伊佐市がオープン参加。例年以上ににぎやかになり、珍プレーに笑いがはじけ、好プレーに大きな歓声が上がった。姶良協議会の竹田正利会長(66)は「伊佐チームに声を掛けたら快く参加してくれた。たくさんの人が集えば励みになる」と笑顔で話した。

南日本新聞-(2013 10/14 20:00)

障害者虐待防止法:施行半年 虐待29件、通報87件−−県初集計 /岡山

2013年10月17日 01時48分46秒 | 障害者の自立
 障害者虐待防止法(昨年10月施行)から半年間で、障害者への虐待に関する通報が87件あったことが15日分かった。県障害福祉課が発表した。県が障害者の虐待の状況について発表するのは初めて。

 同法は家庭や福祉施設、職場などで虐待されている障害者や、されている可能性がある障害者を見つけた場合、すべての人に通報を義務づけている。

 障害福祉課によると、通報87件のうち、市町村などが事実確認し、虐待と認定したのは29件。障害者施設では職員の暴言や、利用者の暴力に反射的に頬をたたいたケースなど3件の虐待が認定された。家族などの虐待は23件で、使用者による虐待は3件だった。

 また県長寿社会課は15日、昨年度の高齢者への虐待は一昨年度より88件少ない277件だったとした。高齢者福祉施設での虐待は2件で、職員が正式な手続きを取らず、身体拘束をしたり、声を荒らげ怖がらせていた。

毎日新聞 2013年10月16日 地方版