ゴエモンのつぶやき

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アジアの障害者アート 東京で美術展

2013年10月11日 02時42分52秒 | 障害者の自立
アジア各地で障害のある人たちが描いた絵画などを集めた「2013アジア・パラアートTOKYO」が、東京・池袋で開かれています。将来的にはパラリンピックのアート版を目指している国際色豊かな美術展。
ことしは日本をはじめ16の国や地域から作品が寄せられ、約220点が紹介されています。



国柄も伝わる国際的な障害者アート展

「アジア・パラアート」は4年前、知的や精神、身体に障害がある人たちのアートを多くの人に知ってもらおうと、公益財団法人「日本チャリティ協会」が、アジア各地に呼びかけて初めて開かれました。
2回目となる今回は、国内から約400点、海外からは16の国と地域から約600点の作品が寄せられ、この中から選ばれた約220点が展示されています。
展示作品からは、それぞれの国柄や障害者アートへの取り組み方も伝わってきます。
民主化や海外との経済交流が進むミャンマーからは初めて14点の作品が寄せられました。
ミャンマーの民主化に取り組むアウン・サー・スー・チー氏を描いたものや生活の様子などを描いた5点が紹介されています。
また、経済成長が続くマレーシアは、知的障害者の母親どうしの結び付きが強いといい、知的障害のある人たちの作品を中心に、都市の景観や動物などを描いた作品、14点が展示されています。
イランからは身体障害者の作品を中心に海外では最も多い300点が寄せられ、障害者のアートに取り組む熱意がうかがえます。
主催の日本チャリティ協会の瀬川乙女さんは「各国の障害者の作品にある、生きる力や命の輝きといったアートの原点を、訪れた人に感じてほしいと思います」と話しています。



知的障害の男性の遺作なども紹介

今回の美術展は、作品の優劣を競うものではありませんが、今後の創作の励みにしてもらおうと、パラアート賞として25点が選ばれました。
その中の1つ、「ムカシクジラの家族」は、5年前に37歳で亡くなった横浜市の七海進治さんの作品です。
知的障害のあった七海さんは、子どものときからアニメのロボットなどを描くのが好きで、カルチャースクールに通いながら絵を学び、40点もの力作を残しました。
今回の作品は、古代の生き物に強い関心を持っていた七海さんが図鑑を見ながら描いた作品です。
色使いに独特の感性を生かし、ムカシクジラの体をオレンジやピンク系のマジックや蛍光ペンなどを使って丁寧に仕上げました。
集中しているときには徹夜をして半年がかりで取り組んだといいます。
母親の美喜子さんは「自分が描いた作品を見てもらうことを楽しみにしていたので出品しました。多くの方に見ていただければと思います」と話していました。
「2013アジア・パラアートTOKYO」は、今月13日まで、東京・池袋の東京芸術劇場の展示ギャラリー1で開かれています。
主催団体は「2020年に東京でオリンピックとパラリンピックが開かれることも決まり、障害者アートを盛り上げようという機運も高まっていますので、全体のレベルアップを図りながら参加国を増やして今後も続けていきたいと思います」と話しています。
入場は無料です。



NHK--2013年(平成25年)10月11日[金曜日]




障害者と健常者、都庁周辺をジョギング 猪瀬知事も参加

2013年10月11日 02時36分20秒 | 障害者の自立
 49年前に東京五輪の開会式が行われた10日、障害者と健常者が一緒に都庁周辺をジョギングする「ユニバーサル・ジョグ in 新宿」が開かれた。12日に始まる全国障害者スポーツ大会を応援するイベント。障害の有無に関わらず、スポーツを楽しめる社会の実現をアピールした。

 2012年ロンドン五輪・パラリンピックの選手ら約600人が参加。猪瀬直樹都知事、五輪招致にかかわったパラリンピック陸上競技の佐藤真海選手らも加わり、一緒に都庁周辺を走った。猪瀬都知事は「誰もがスポーツを楽しめるスポーツ都市東京を目指す」と宣言した。

 交通事故による障害で車いすで参加した千葉県浦安市の小学4年生、坂口竜太郎くん(9)は「気持ちよかった。7年後、車いすテニスで東京パラリンピックに出たい」と笑顔だった。

2013/10/11 1:22

知的障害者働くカフェ 神大の「アゴラ」5周年

2013年10月11日 02時34分28秒 | 障害者の自立
 発達科学などを学ぶ学生と知的障害を持つ人の交流の場として5年前、神戸大(神戸市灘区)にオープンしたカフェ「アゴラ」。会話が苦手だった障害者がスタッフとして接客するうちに心を開くようになっただけでなく、学生のフィールドワークの拠点としても活用されている。港町・神戸の絶景を見下ろす小さな空間には、いつも笑い声が絶えない。  

 発達科学部A棟6階にあるアゴラは、研究室を改装して2008年に開店した。カウンターとテーブル約20席で、コーヒーや紅茶のほか、カレーライスなどの軽食も提供する。

 学内に飲食できる場所が少なく、喫茶店の開設が持ち上がった際に、同大大学院人間発達環境学研究科の津田英二・准教授(社会教育)が、友人の吉田収さん(56)を店長に抜てきした。

 灘区で障害者の作業所を営んでいた吉田さんは、脳性まひのために障害が残るが、「障害があっても商売はできる」との信念から、アゴラで重度の障害者を受け入れ、接客や調理を任せてきた。

 「最初はおどおどしている子が、学生相手に話しているうち、笑顔で受け答えできるようになり、人間として成長してきた」と手応えを感じている。

 店員の女性(23)は、5年前には緊張から他人と会話を続けられなかったが、カフェで学生やスタッフと交流するうちに打ち解け、仕事にやりがいを感じるようになった。「カフェ以外にも色んなことに挑戦したい」と意欲をみせる。

 店には、子どもの発達について学ぶ学生や、教師を目指す学生も多く訪れ、障害に関するフィールドワークの場として活用する学生グループもいる。学生たちは日常的にスタッフと接することで「障害者は特別ではない」と実感するようになったという。

 津田准教授は「ダウン症、自閉症などの障害を持つ人が、社会で活躍できる場所を見つける足がかりになれば。学生が、障害者と自然に接し、偏見や垣根を無くしていくことは、大学の講義だけでは得られない勉強の場になる」と喜んでいる。

(2013年10月10日 読売新聞)

視覚障害者向けの音訳活動20年 ボランティアの会「ともしび」

2013年10月11日 02時26分55秒 | 障害者の自立
 和歌山県田辺市新庄町の県立紀南図書館で、視覚障害者を対象に音訳をしているボランティアの会「ともしび」が、発足して今年で20年目を迎える。本をテープに録音したり新聞を朗読したりし、リスナー(利用者)に「声」を届け続けている。

 同会は1994年に発足。92、93年に県主催であったテープ録音と対面朗読ボランティアの養成講座受講生でつくった。例会は月2回あり、互いにつながり、勉強の場になるように集まっている。

 メンバーは田辺市や周辺町に住む50~80代の15人。紀南図書館に依頼があった小説や歌集などをカセットテープに録音する。依頼数は年約20冊。担当者は読み方を調べて録音した後、再生して直しを入れ、1冊1カ月をめどにテープを制作する。多いときは1冊で90分テープを15巻ほど使い、完成にはテープの約3倍の時間を費やすという。

 例会では発声練習などをしているほか、それぞれの心に響いた小説の一部や新聞記事などを録音して持ち寄り、一つのテープにまとめる。当初は勉強用としてだったが、聞きたいという声が増え、いまでは年5回、テープをリスナーにも届けている。リスナーのリクエストも聞きながら収録。週1回は電話による地方新聞の朗読もしている。

 3年目のメンバーは「今回初めて1冊の本を担当し、録音することになった。間違わずに、聞いていて分かるように読みたい」といい、染谷文代代表(83)は「リスナーさんたちとも長いお付き合い。お役に立てるように続けていきたい」と話している。


【例会で顔を合わせ、学習や打ち合わせをするメンバー(和歌山県田辺市新庄町で)】

紀伊民報-(2013年10月10日更新)

障害者の8割、避難困難=防災計画に反映必要-国連

2013年10月11日 02時26分55秒 | 障害者の自立
 【ジュネーブ時事】国連国際防災戦略(UNISDR)は10日、世界の身体障害者の災害避難対策に関する初のアンケート調査結果を発表した。「直ちに避難できない」人は約8割に達した。各国の防災対策で障害者への配慮の必要性が浮き彫りになった。調査は126カ国で、約5400人を対象に行われた。
 UNISDRによると、身体に何らかの障害を持つ人は推定で世界人口の約15%。地震や津波、洪水など自然災害発生時「即座に問題なく避難できる」人は約2割で「自力で迅速な避難は不可能」な人も6%いた。
 災害発生後、十分な避難時間が確保できれば38%が問題なく避難できると回答。一方、それでも58%が「困難」、4%は「不可能」と答えた。恐れている自然災害には、洪水(53.8%)、異常気象(39.7%)、干ばつ(37.2%)、竜巻(38.6%)、地震(27.3%)が挙げられた。

(時事通信-2013/10/10-21:00)