ゴエモンのつぶやき

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重度障害者に十分な介護を 高崎でシンポ 弁護士交え議論

2013年10月21日 01時33分14秒 | 障害者の自立
 重度障害者をめぐる介護制度の問題をテーマにしたシンポジウム「重度の障害があったって自分のことは自分で決める!」が19日、高崎市内で開かれた。障害者や弁護士、支援者ら5人のパネリストは、障害者が自立するために必要な支援の在り方を議論した。 

 「夜寝ている時だけ人工呼吸器が必要な人がいれば、尿を出すのに時間がかかる人もいます」。会場となったビエント高崎。宮崎県など全国から集まった障害者ら四十人を前に、自ら重度障害があり、障害者を支援する自立生活センター「上州プロジェクト」代表でもある山田泰子さん(太田市)がパネリストの一人として訴えた。

 重度障害者のニーズは個々に異なるのに、十分な公的支援が行われていないためだ。シンポジウムを主催した「介護保障を考える弁護士と障害者の会 全国ネット」の共同代表、藤岡毅弁護士(東京)は、重度障害者が「自宅で安心して暮らし、自由に外出したい」と望むのは正当と説明。憲法や改正障害者基本法など裏付けがあると強調した。

 重度障害者の介護で問題となるのは市町村が支給する介護時間。その拡大を求める裁判を手掛ける長岡健太郎弁護士(和歌山)は、行政が「ほかの障害者と公平を保てない」「財政的に厳しい」として介護時間を出し渋る実態を紹介。

 介護時間の拡大を勝ち取った事例を踏まえ「支給時間は個別事情に基づいて決めるべきだ。財政には影響されない。支給量は法に基づいて決まる。弁護士の役割は大きい」と述べ、介護申請の当初から法律の専門家がかかわる意義を話した。

 知的障害の視点からの発言も。岡部耕典早稲田大教授は、重度知的障害者の息子(20)が二年前、介護サービスを利用して「自立生活」を始めたと報告。「重度知的障害者は親元か施設で暮らすのが当然と思われているが、息子の生活はむしろ落ち着いた」と語った。

<介護保障を考える弁護士と障害者の会> 全国ネット 重度障害者が公的介護を十分に受けられない現状を、弁護士の力を借りて打開しようと昨年11月に設立。東京や群馬など全国で15件、障害者に支給される介護時間などについて行政側と交渉している。県内では弁護士3人が加盟している。

東京新聞-2013年10月20日

挑戦伝える障害者の音楽コン 10回迎え過去の受賞者も

2013年10月21日 01時29分04秒 | 障害者の自立
障害のあるミュージシャンの活躍の場を広げようと始まったコンテスト「ゴールドコンサート」が今年、10回目を迎えた。「いろんなことに挑戦していることを伝えたい」。
そんな出演者の演奏が共感を呼んできた。10月には過去9回のグランプリ受賞者が勢ぞろいする「グランドチャンピオン大会」が開かれた。

 コンテストは、NPO法人の日本バリアフリー協会(東京)が2003年から開く。グランプリ受賞者には音楽活動支援金30万円を贈り、著名アーティストとの共演の機会を設ける。ジャンルは問わない。昨年は約100組の応募があり、一次審査を通過した12組が出場した。運営資金は個人や協賛団体などから募っている。見に来た人からは「これまで知らなかった障害への理解が深まった」などの感想が寄せられるという。

 筋ジストロフィーのため電動車いすで生活する代表理事の貝谷嘉洋さん(43)は「障害があると『できないこと』に目が行きがちだが、『できること』をもっと生かしていく社会になって欲しいという思いを込めている」と言う。

 兵庫県宝塚市の前川裕美さん(35)は05年大会に出場。ピアノとベース、ドラムの演奏をバックに歌い、グランプリに輝いた。それまで関西の小学校などで演奏活動をしてきたが、「受賞を機に活動が全国に広がった」と話す。

 網膜色素変性症という病気で子どものころから視力が悪かった。3歳で電子オルガンを習い、音楽で気持ちを表現するのが好きになった。父母らの反対を押し切って米国ボストンの音楽大学に進学。声楽などを学んだ。

 グランプリ翌年の06年に結婚。次第に視野が狭まり2年前に全盲になったが、今年5月には長男を出産した。視力を完全に失う1年前にはハープも始めた。「ほとんど目が見えない状態で、一から新しい楽器を始めたい」と思ったからだ。今回は自らピアノを弾き、自作曲「勇気」を歌った。「生きたいように生きて、と伝えたい。私たちが挑戦する姿を見て、後に続く人が出てくると思う」と話した。

 06年にグランプリを受賞したバンド「Darjiling(ダージリン)」のボーカル、東京都のasaco(アサコ)さん(37)は生まれつき右手の親指がない。腸やぼうこうに機能障害があり、カテーテルで排尿する。歌が好きで、小学生のころボイスレッスンを受けた。大学時代に専門学校で作曲を学び、バンドを組んだ。

 グランプリ受賞から5年がたった2年前、脳梗塞(こうそく)で左手足の自由がきかなくなり、うまくしゃべれなくなった。リハビリに努め、グランプリ大会出演を目指して1月からは歌とキーボードの練習を再開した。前回のメンバーとは違うが、知人に声をかけて再び「Darjiling」として舞台に立った。「周りの人と音楽に支えられてきたことを実感した。失うものもあれば得るものもある。そんな気持ちで歌いたい」

 アマチュアオーケストラ「まごころ」の団長で、コンテスト審査員の仲川一昭さん(69)は言う。「障害があるからこその感覚や人生観もあるだろう。そんな感覚を生かし、自分らしさを発揮するコンサートです」

 10月14日に東京・有楽町の東京国際フォーラムで開かれたグランドチャンピオン大会で、「Darjiling(ダージリン)」は審査員特別賞を受賞した。

朝日新聞-2013年10月19日02時42分


思いやる心育む 狭山台小 高齢者や障害者を疑似体験

2013年10月21日 01時24分50秒 | 障害者の自立
 狭山市狭山台四の狭山台小学校(小俣恵美子校長)四年の児童約百人が、体の不自由な高齢者や障害者の日常生活の疑似体験に臨んだ。


 子どもたちに、人を思いやる心を育んでもらうのが目的だ。高齢者の疑似体験では、児童が二~三人でチームをつくり、一人が視野を狭くするゴーグルや、関節を動きにくくするサポーターなどを装着して高齢者役に。同級生の援助を受けながら校舎階段の上り下りなどを体験した。


 終了後、児童たちは「うまく動けなかった」「足元がよく見えないので段差が怖かった」など、真剣な表情で感想を述べていた。


高齢者や障害者の疑似体験に臨んだ狭山台小学校の児童たち(狭山市提供)

東京新聞-2013年10月20日

全国障害者スポーツ大会 県勢2種目で大会新V

2013年10月21日 01時20分46秒 | 障害者の自立
2013年10月20日

 第13回全国障害者スポーツ大会「スポーツ祭東京2013」は12~14日、東京都内で13競技が行われた。県勢は6競技に出場し、陸上肢体不自由者女子2部ソフトボール投げ(区分12)1組で坂田照美が10メートル16の大会新記録をマークし優勝。ボウリング知的障害者青年男子11組は、永野達が915点の大会新で制した。

熊本日日新聞