障害者の表現活動を支援する拠点「アートサポートセンターRAKU」(和歌山市美園町)で、開設1周年を記念した「RAKU 作品公募展&販売フェア」が開催されている。会場には県内の福祉事業所が連携して生み出した「コラボレートグッズ」が並んでいる。RAKUで開く勉強会に参加している事業所の職員やデザイナーのアイデアを生かし、各事業所の産品を組み合わせて作り出された指輪や封筒などで、関係者は「新しい取り組みの成果を見に来て」と呼び掛けている。
RAKUは、2012年9月、障害者アートの普及を進める一般社団法人「共助のまちづくり協会」(和歌山市)が開設。専門家を招いて表現活動を学ぶ「ワークショップ」や障害者による絵画展を開催するなどしており、1年間で1500人が活用した。
記念のフェアで初めて登場したコラボレートグッズは、RAKUで月1回開かれている「福祉とアートとデザインの勉強会」が企画。「good job!」(グッジョブ)というブランド名が付けられた。
勉強会には福祉事業所の職員やウェブデザイナー、アーティストら約15人が参加。各事業所で作っている産品のデザインやパッケージについてアイデアを出し合って改良を加えるなどしてきた。
今回の「グッジョブ」の企画で、参加者たちは各事業所で作っている雑貨などの産品を組み合わせて多彩な魅力を持つ新商品の開発に取り組んだ。
完成したのは、NPO法人「和歌山盲ろう者友の会」(和歌山市)のパステルカラーのさをり織りに、事業所「夢あじさい」(橋本市)の直径約5ミリのシルバーリングを飾りとして組み合わせた指輪(1000円)など3点。RAKUのワークショップの参加者が作った折り染め和紙を生かし、「ほかほか共同作業所」(和歌山市)の陶芸アクセサリーと組み合わせた封筒(350円)も含まれる。
同協会の島久美子理事長は「県内でも珍しい取り組みで、今までにない魅力が生まれた。障害のある方々の才能が詰まったアート雑貨を知ってもらう、ささやかでも確実な一歩になった」と話す。
フェアでは、エコバッグやポストカード、陶器のバッジ、カードホルダーといった約15種類の産品が並び、「楽しい」をテーマにした障害者の絵画約35点も展示されている。
公募展&フェアは、午前10時から午後4時。19日まで。問い合わせは同協会(073・427・3313)。
福祉事業所が連携して製作したブランド「good job!」の商品(和歌山市で)
(2013年10月14日 読売新聞)
RAKUは、2012年9月、障害者アートの普及を進める一般社団法人「共助のまちづくり協会」(和歌山市)が開設。専門家を招いて表現活動を学ぶ「ワークショップ」や障害者による絵画展を開催するなどしており、1年間で1500人が活用した。
記念のフェアで初めて登場したコラボレートグッズは、RAKUで月1回開かれている「福祉とアートとデザインの勉強会」が企画。「good job!」(グッジョブ)というブランド名が付けられた。
勉強会には福祉事業所の職員やウェブデザイナー、アーティストら約15人が参加。各事業所で作っている産品のデザインやパッケージについてアイデアを出し合って改良を加えるなどしてきた。
今回の「グッジョブ」の企画で、参加者たちは各事業所で作っている雑貨などの産品を組み合わせて多彩な魅力を持つ新商品の開発に取り組んだ。
完成したのは、NPO法人「和歌山盲ろう者友の会」(和歌山市)のパステルカラーのさをり織りに、事業所「夢あじさい」(橋本市)の直径約5ミリのシルバーリングを飾りとして組み合わせた指輪(1000円)など3点。RAKUのワークショップの参加者が作った折り染め和紙を生かし、「ほかほか共同作業所」(和歌山市)の陶芸アクセサリーと組み合わせた封筒(350円)も含まれる。
同協会の島久美子理事長は「県内でも珍しい取り組みで、今までにない魅力が生まれた。障害のある方々の才能が詰まったアート雑貨を知ってもらう、ささやかでも確実な一歩になった」と話す。
フェアでは、エコバッグやポストカード、陶器のバッジ、カードホルダーといった約15種類の産品が並び、「楽しい」をテーマにした障害者の絵画約35点も展示されている。
公募展&フェアは、午前10時から午後4時。19日まで。問い合わせは同協会(073・427・3313)。
福祉事業所が連携して製作したブランド「good job!」の商品(和歌山市で)
(2013年10月14日 読売新聞)