ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

被災した障害者招き 災害弱者支援考える

2013年10月23日 02時28分07秒 | 障害者の自立
 神奈川工科大(厚木市)の小川喜道教授(障害者福祉論)の研究室は11月9日の学園祭で、「震災と障害者」をテーマにしたイベントを開く。岩手と福島で被災した障害者ら2人を招き、「災害弱者」への支援のあり方を考える。

 ドキュメンタリー映画「逃げ遅れる人々~東日本大震災と障害者」(74分、飯田基晴監督)を上映。その後、岩手県釜石市で認知症高齢者のデイサービスセンターを運営する古川貞治さん(39)と、福島県いわき市出身の障害者、小野和佳さん(30)を交えて討論する。

 震災時、古川さんのデイサービスセンターは1階が津波で水没し、高齢の入居者らをテーブルの上に乗せ、職員が体を支えながら全員の命を守った。自宅も津波で流され、仮設住宅に暮らしている。

 小野さんは、NPO法人いわき自立生活センターの職員だった時に被災し、車いすでの避難に苦労した。いまは相模原市に移住している。

 小川教授の研究室は4月からイベントの準備を進めてきた。4年生の安楽智樹さん(22)は卒論研究で、停電時、電動車いすの利用者が何を備えたらいいかなどを調べている。「障害者に大切なことや不安に思うことでも、健常者が気付かないことがある。命に直結する問題なので、被災者の生の声を聞いて、ぜひ一緒に考えてほしい」と話す。

 イベントは午後1時半~午後4時、同大のE3号館で。参加無料。手話通訳とパソコン要約筆記がある。小川研究室(046・291・3153)へ。


 「逃げ遅れる人々~東日本大震災と障害者」の上映会は11月14日、厚木YMCAの主催で厚木市文化会館ホールでもある。午後6時半開場。入場無料。問い合わせは厚木YMCA(046・223・1441)。

朝日新聞-2013年10月22日

就労の促進など要望 障害者団体、福島市と懇談会

2013年10月23日 02時25分10秒 | 障害者の自立
 障害者が暮らしやすい社会をつくるため、県内の障害者団体と福島市が18日、市役所で懇談会を開いた。10の障害者団体の代表者が出席し、市の課題や行政への要望について意見を交わした。

 市と団体が毎年1回開催している。市盲人協会や福島自閉症児・者親の会などの代表者が出席し、それぞれの立場から意見を述べた。市に対して「総合病院に手話ができる職員を配置して欲しい」「勤労の義務を果たせるように、就労の促進をお願いしたい」などの要望が出た。

 国連は2006年、障害者権利条約を採択したが、日本はまだ批准していない。福島・伊達精神障害福祉会の相沢與一理事長は「(条約批准に向け)障害者政策のあり方を抜本的に改善する必要がある」とし、市側に福祉政策の積極的な推進を求めた。

朝日新聞-2013年10月22日03時00分

トイレ清掃:田川の障害者作業所、市の委託で 優先推進法で発注増に期待 /福岡

2013年10月23日 02時21分32秒 | 障害者の自立
 田川市で障害者作業所を運営する「つくしの里福祉会」が今年度、市内5カ所の公衆トイレ清掃の業務委託を受け、通所の男性3人が働いている。同市の清掃業務を障害者が担うのは今回が初めて。今年4月、障害者施設の商品やサービスを国や自治体が積極活用する「障害者優先調達推進法」が施行され、障害者施設への発注増が期待されている。

 業務にあたるのは、身体のまひなどがある20〜50代の男性3人。6月から平日の午前中、商店街そばのトイレを巡回し、床にブラシをかけたり、手洗い場を拭いたりする。ブラシを手にした松上進さん(52)は「きれいになるので、気分が良い」。地域に出ることで、近くの商店主らとの交流も増え、施設職員の白石亮さんは「施設内と違う仕事の厳しさにも触れながら、継続的に働く力を身につけられれば」と話す。

 推進法は、障害者の就労機会拡大や工賃増を目指し、省庁や都道府県、市町村が毎年度、障害者施設の商品やサービスを購入する予定額など調達方針を公表、その実績も示すよう定めている。田川市は調達方針を策定中だが、清掃業務を管轄する市環境対策課の鶴川靖孝係長は「仕事ぶりを知ってもらうことで、就労の可能性が広がっていけば」と話している。

毎日新聞 2013年10月22日〔福岡都市圏版〕

知的障害者が本格チーズ作り 岡山・土田の里の工房

2013年10月23日 02時17分23秒 | 障害者の自立
 NPO法人「土田の里」(岡山市中区土田)の工房(同市東区松新町)で、知的障害のある人たちがナチュラルチーズ作りに取り組んでいる。加熱処理せず、1年かけて熟成させる本格志向。風味の豊かさが人気を集めており、同法人によると、知的障害者がチーズ作りを手掛けるのは全国的にも珍しいという。

 同法人は知的障害者の就労支援として市内の畑でバラの栽培などを行ってきたが、乳製品メーカーで勤務経験のある藤田佳伸理事長(58)が働く場の拡大を狙い、2010年にチーズ製造を始めた。

 作っているのはチーズの名産地オランダ・ゴーダ地方に由来する「ゴーダチーズ」。加えるカビによって、さまざまなチーズに変化することから基本形として選んだ。熱加工するプロセスチーズとは違って、乳酸菌を入れて寝かせるため、うま味成分のアミノ酸の働きで、よりコクのある味になるという。

 担当しているのは知的障害者の20代の男女3人。平日午前10時から約6時間、牛乳のかき混ぜ、味付けなど約10の工程を交代で行う。楕円(だえん)形に整えたチーズは大型冷蔵庫で5度の温度で一晩冷やした後、12度の熟成庫に移して約1年保管する。

 今後は働く人や、チーズの種類を増やすのが目標。藤田理事長は「自分の知識と経験を生かし全力でサポートしたい」と意気込む。チーズは100グラム500円で販売している。


NPO法人「土田の里」の工房でゴーダチーズ作りに励む人たち

山陽新聞-(2013/10/21 8:02)

【陸前高田】障害者と防災、29日にシンポ 参加者を募集

2013年10月23日 02時15分28秒 | 障害者の自立
 日本障害フォーラム(JDF)は、29日午後1時半から陸前高田市高田町のキャピタルホテル1000で開く防災シンポジウムの参加者を募集している。

 「障害者と防災」の観点から、県聴覚障害者協会の田中陽子気仙支部長らによるパネルディスカッションや、ドキュメンタリー映画「生命のことづけ-死亡率2倍 障害のある人たちの3・11-」上映などが行われる。

 参加無料、定員200人で締め切りは25日。氏名、電話番号、ファクス番号、メールアドレスのほか、点字資料、手話通訳、要約筆記、車椅子スペースなど必要な事項を明記し、JDF事務局にメール(jdf_info@dinf.ne.jp)かファクス(03・5292・7630)する。問い合わせも同事務局(03・5292・7628)へ。

岩手日報-(2013.10.22)