イタリア・ベネチアで開かれている世界最大の国際美術展「ベネチア・ビエンナーレ」に陶芸作品を出品中の澤田真一さん=草津市=ら、国内外で活躍する知的・身体障害のある作家5人の作品を集めた展覧会「Respect」が、甲賀市甲南町葛木の「ギャラリー gufguf(グフグフ)」で開かれている。来月29日まで。入場無料。
同ギャラリーは昨年6月、知的障害者福祉施設「やまなみ工房」敷地内にオープンした。同工房通所者の作品を展示してきたが、3回目の作品展となる今回は「全国にも素晴らしい作家がいることを知ってもらおう」と他施設に協力を要請。草津市在住の澤田さんのほか、福岡、神奈川、京都、大阪各府県を拠点に活動する作家の絵画と陶芸作品43点を展示することになった。
このうち、大阪市在住の西岡弘治さんは、
楽譜をモチーフにした独特のモノクロの絵画で知られる。楽曲名をタイトルにしており、2012年にはフランスの非営利団体の「アールブリュットコレクション」に加えられ、世界各国で巡回展が予定されている。
また、福岡市在住で、脳性まひのため四肢に障害がある柳田烈伸さんの作品は、ジョン・レノンやアフリカの花嫁を水溶性の色鉛筆で色鮮やかに描いた人物画。自分の意思とは関係なく手に現れる「不随意運動」を利用した繊細な描線が特徴で、09年から数々の個展を開いている。
午前10時〜午後5時半。来月9、10両日以外の土日祝日は休み。問い合わせは同工房(0748・86・0334)。
毎日新聞 2013年10月24日 地方版
同ギャラリーは昨年6月、知的障害者福祉施設「やまなみ工房」敷地内にオープンした。同工房通所者の作品を展示してきたが、3回目の作品展となる今回は「全国にも素晴らしい作家がいることを知ってもらおう」と他施設に協力を要請。草津市在住の澤田さんのほか、福岡、神奈川、京都、大阪各府県を拠点に活動する作家の絵画と陶芸作品43点を展示することになった。
このうち、大阪市在住の西岡弘治さんは、
楽譜をモチーフにした独特のモノクロの絵画で知られる。楽曲名をタイトルにしており、2012年にはフランスの非営利団体の「アールブリュットコレクション」に加えられ、世界各国で巡回展が予定されている。
また、福岡市在住で、脳性まひのため四肢に障害がある柳田烈伸さんの作品は、ジョン・レノンやアフリカの花嫁を水溶性の色鉛筆で色鮮やかに描いた人物画。自分の意思とは関係なく手に現れる「不随意運動」を利用した繊細な描線が特徴で、09年から数々の個展を開いている。
午前10時〜午後5時半。来月9、10両日以外の土日祝日は休み。問い合わせは同工房(0748・86・0334)。
毎日新聞 2013年10月24日 地方版