【新得】障害者の自立を支援する町内初の就労継続支援A型事業所「ココロコ十勝」が29日、西2南7の同事業所で開所式を行った。障害者総合支援法に基づくA型事業所は、障害者と雇用契約を結び、最低賃金を保証するのが特徴だ。
名寄市内で障害者就労支援事業所を経営していた土井雅史さん(42)が社長を務める株式会社「ピークス」が運営。同社は町民からの要請を受け、2年前に拠点を新得に移して開設準備を進めてきた。町も、所有する倉庫を改修して昨年11月に土地を含めて貸与するなどして支援した。
事業開始は7月1日からで、利用者(定員20人)を募集。町内や近郊の契約農場で繁忙期の農作業を補助するほか、ホテルや事業所での軽作業、事務代行などの仕事を予定している。
開所式には浜田正利町長や福祉関係者ら35人が出席。土井社長は「利用者にここで仕事を覚えてもらい、一般企業などに就職できる環境をつくっていきたい」と述べた。問い合わせはココロコ十勝(電)0156・67・7378へ。
2016年07月03日 北海道新聞