ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

自由な発想 作品見て 障害者が織物など展示

2016年07月19日 02時48分15秒 | 障害者の自立

 知的障害などの人たちが表情豊かに制作した織物や絵の展覧会が十七日、金沢市三小牛町の「ぽれぽれ工房山の家」で始まった。バッグやキーホルダー、クッキーなどの販売もしている。十八日まで。

 市内のNPO法人「地域支援センターポレポレ」が二〇〇九年から毎年開いている作品展で、山の家での開催は初年以来。金沢、野々市、内灘から通う利用者二十二人が出品した。

 木枠の中にさまざまな色の糸を織った作品は、織り方が途中から奔放になり、織るというより糸を詰め込んだようになっていくのが面白い。糸を織りながら、合間に思い付いた言葉を紙に書いて織り込んだ作品も。「7:59 かぜぎみ」などの言葉が躍る紙と織物が妙に調和している。

 段ボールをカンバスに、絵の具をへらでエネルギッシュに塗り付けた抽象画、チラシを細かく切って丸め、一つ一つを「髪」に見立て作ったパンチパーマのようなカツラも。電車の路線図などのイラストを描いた皿の数々にも、自由な発想がちりばめられている。

 利用者が日ごろ工房で作っている藍染めの手ぬぐいやハンカチ、利用者のイラストを使ったバッグをはじめとする商品も並べた。

 スタッフの菊義典さん(40)は「見て楽しんでもらい、制作の経緯の物語もスタッフに聞いてもらえたら」と話していた。

 問い合わせは、同工房=電076(287)3414=へ。 

色鮮やかな作品や商品が並ぶ会場

2016年7月18日   中日新聞


筑波技術大生、視覚障害の高齢者向けパソコン教室

2016年07月19日 02時41分13秒 | 障害者の自立
 筑波技術大学(つくば市)でコンピューターや情報技術を学ぶ視覚障害のある学生が、高齢の視覚障害者にパソコンの操作方法をボランティアサークルでアドバイスしている。昨春始まった少人数のアットホームな活動。学生たちは「分かりやすいと言われると、やっていてよかったと思う」「習得してもらえるとうれしい」などとやりがいを語っている。


 同大パソコンボランティアサークルに参加するのは、いずれも情報システム学科の学生9人。活動を総括する同学科の坂尻正次教授(49)の研究室が会場だ。

 現在は月1回、土浦市の高齢者2人が訪れる。視覚障害者が使う音声ソフトを用いた操作方法などをサポート。事前に高齢者からやりたいことなどを聞いてどうしたら伝わるかなど予習し、当日に臨む。高齢者宅に足を運んで普段のパソコン環境を確かめることもあるという。

 「パソコンの使い方に困っている方がいる」と、高齢者や障害者のボランティアを行う知人から坂尻教授に話があったのがきっかけ。手を挙げた学生で活動が始まった。

 取材した日は学生3人が参加。音楽が好きな土浦市の田所正員さん(79)の席では、動画サイトのユーチューブ用の新しい音声読み上げソフトを使った検索方法などを確認していた。

 サポートした4年の佐藤一貴さん(21)は「パソコンスクールなどはあるが、(活動では)視覚障害者の立場から最適な使い方だったり、相談をしながらその方に合ったやり方を見いだしたりできる」などと話した。

 もう一方の席では、栗原孝行さん(80)がキーボードを学生と一緒にたたいていた。旅を想定して乗り換え方法や目的地の情報を検索。楽しみながら操作方法を習得していた。

 「(パソコンの)やり方が進んでいて研究しているし、使い方もいろいろある。いくらかずつ使い方がわかるようになってきた」と栗原さんは手応えを見せる。

 アドバイスしていたのは上野裕太さん(20)と佐々木拓海さん(20)=いずれも3年。上野さんは「『分かりやすかった』などと言われると、やっていてよかったなと思います」。

 同大OBの会社員中岫謙さん(22)も参加し、「教えたことで操作方法を習得してもらえるとうれしいと感じた。楽しい雰囲気のサークル。構える必要なく、気軽に教えてパソコンのスキルを磨いていけるといい」と笑顔を見せる。

 「どうしたら伝わるかなど、一つ一つ手順を踏み、着々とやって、復習するのが大事」と坂尻教授。今後について「ニーズとサポートする側の学生の態勢を考えながらやっていきたい」としている。

5面、筑波技大PCボランティア

パソコンの操作を学ぶ高齢者と、サポートするボランティアの学生=つくば市春日の筑波技術大

2016年7月18日    常陽新聞


手話対応スタッフ配置 高齢者向け住宅開設へ 札幌

2016年07月19日 02時36分49秒 | 障害者の自立

手話ができるスタッフを配置するなどして、耳が不自由なお年寄りが生活しやすいよう配慮した高齢者向けの住宅を、札幌市内の聴覚障害者で作る団体が今年度中にも開設することになりました。

 この「サービス付き高齢者向け住宅」は、札幌市の聴覚障害者で作る団体、「札幌聴覚障害者協会」が建設を計画しています。
札幌市手稲区に3階建ての建物を建設し、20部屋が用意される予定です。
耳が不自由なお年寄りが生活しやすいよう配慮され、災害が発生したことを光や振動で知らせる機器を備えるほか、手話ができるスタッフも配置する予定です。
2億円の建築費は現在、インターネットを通じて賛同者に資金の提供を呼びかける「クラウド・ファンディング」という方法で集めているということです。協会によりますと、北海道には60歳以上の聴覚障害者がおよそ8800人暮らしているということです。
協会の担当者は「すでに多くの人から『入居したい』という声が寄せられている。この施設をきっかけに、聴覚障害者に配慮した施設の整備が広まってほしい」と話しています。

7月17日   NHK


45歳成田が日本新 ジャパンパラ女子50m自由形S5

2016年07月19日 02時28分20秒 | 障害者の自立

 障害者水泳のジャパンパラで17日、女子50メートル自由形S5クラス予選で、リオデジャネイロ・パラリンピック日本代表の成田真由美(45)が39秒70をマークし、自身が2008年北京パラリンピックで出した日本記録を0秒26更新した。決勝でも39秒91の好タイムで泳ぎ、優勝した。

 4大会連続でパラリンピックに出場し、金メダル15個を含む20個のメダルを獲得している成田。昨年現役に復帰し、リオは2大会ぶりの出場になる。レース後、「毎日きつい練習をしているので、手応えはあった。もっと上にいって、タイムと行動で若い選手に背中を見せていきたい」と話した。

写真・図版 

女子50メートル自由形(S5クラス)で、日本新記録を出した成田真由美

2016年7月17日   朝日新聞

 


パラ日本代表、19人リオへ壮行会 水泳ジャパンパラ

2016年07月19日 02時16分40秒 | 障害者の自立

 障害者水泳のジャパンパラがあった横浜国際プールで17日、リオデジャネイロ・パラリンピックに出場する日本代表の壮行会が開かれた。代表は男子12人、女子7人の計19人。

 最も金メダルを期待される全盲の木村敬一は、この日の決勝レースで自分のコースから2レーン外れ、失格。見えないなか泳ぐことの難しさに、「今日は見苦しい姿を見せた。リオではまっすぐ泳いで帰ってきたい」と話した。

 4度目の出場になる主将の山田拓朗は「世界のレベルは上がっていて厳しいレースになると思う。チーム一丸となって戦ってきたい」と意気込んだ。

 写真・図版 

壮行会でガッツポーズをする日本代表の選手たち

2016年7月17日     朝日新聞