ゴエモンのつぶやき

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夏休みの自由研究に役立てて 岡山で多彩な体験型イベント

2016年07月25日 01時21分55秒 | 障害者の自立

 「自由研究のお役に立ちます」-。こんなうたい文句で、岡山市内の科学館や血液センター、福祉施設などがさまざまな体験型イベントを企画しています。長期休業に入ったばかりの子どもたちは、海水浴、花火大会、家族旅行などの予定に浮足立ち、自由研究や工作といった手間のかかる宿題を後回しにしてしまいがち。そんな子どもたちだけでなく、宿題の進み具合が心配な保護者にも“渡りに船”と言えるイベントは、施設側にとってもそれぞれの持ち味や存在意義をPRするチャンスになっているようです。各施設の取り組みを取材しました。

 人と科学の未来館サイピア(北区伊島町)は、7、8月を「夏休みスペシャル」とし、はんだごてを使ったLEDランプづくり(7月30日)、自転車型ロボット「ムラタセイサク君」の実演やセンサーを使った工作(8月20日)、廃材を利用したアート作品づくり(同28日)といったイベントを連日、実施しています。さらに、8月7日には「わくわく科学フェスティバル」を開催。大気圧の変化を利用した「ドラム缶つぶし」、500キロの塩を投入した簡易プールに入って体を浮かべる「死海ぷかぷか」、無重力や真空がテーマの「宇宙実験教室」などを一挙に行います。

 2017年度までの5年間、指定管理者として同施設を運営する「CRISコンソーシアム」の武市昌之統括責任者は「身近なものを使った実験は子どもはもちろん、親の心にも残るものです。夏休みのイベントをきっかけにリピーターとなってもらうことで、運営面の評価を高められれば」とし、次期の指定管理継続を視野にアピールに努めていく考えです。

 サイピアのイベントの詳細はホームページ(http://www.sci-pia.pref.okayama.jp/index.html)で確認できます。予約が必要な催しもあります。夏休み期間中は、月曜と8月12日が休館です。

 岡山県赤十字血液センター(北区いずみ町)は夏休みの7日間、小学生の親子対象に「サマースクール」を行います。血液の成分や性質、患者に血液が届けられる流れなどを学んだり、血液運搬車、移動献血車を見学したりします。通常は立ち入りできないマイナス30度に保たれた血しょう製剤の保管庫にも案内してもらえます。

 献血できるのは16歳以上。少子高齢化などで将来の献血不足が予想され、同センター推進課は「まず小学生にも『献血』という言葉を知ってもらい、それによって救われる命があることに理解を深めてもらいたい」と狙いを話します。同スクールは7月25~29日、8月9、10日の午前(午前9時半~11時半)と午後(午後2~4時)の2部制で開催。原則保護者同伴で各回40人程度。無料。参加希望はホームページ(http://www.okayama.bc.jrc.or.jp/)で受け付けています。

 「福祉の世界をもっと知ろう」と銘打ち、小学生対象のツアー「福祉体験バス」を実施するのは、社会福祉法人旭川荘(北区祇園)。5年目の今回は、障害者と一緒に古いセーターを織り機で編み直す「結び織り」をしたり、障害者スポーツ「ボッチャ」を楽しんだりします。「障害があってもスポーツを楽しむことができるなどイメージが変わり、福祉の一端に触れることができた」など保護者からの感想も寄せられ、同荘企画広報室は「介護の仕事の話や車いす体験などもあり、福祉の現場を知ってもらういいチャンス」と話しています。

 8月18日午前8時50分、JR岡山駅集合。バスで同荘を訪れます。親子16組で、参加費は2500円(昼食付き)。申し込みは8日締め切り。詳しくはホームページ(http://www.asahigawasou.or.jp/cgi-bin/topics/index.cgi?c=zoom&pk=809)をご覧ください。

 このほか半田山植物園(北区法界院)が夜の昆虫観察「虫ナイト」(7月30、31日)、夏季企画展「サボテン・多肉植物の世界」を予定するなど、その他の施設でも趣向を凝らしたイベントを用意しています。上手に活用して宿題を消化するとともに、親子の絆を深め合う夏休みにしてください。

 

障害者と一緒にボッチャを楽しむ子どもたち=2015年


子の収入に不安8割 「親亡き後」テーマにアンケート 栃木県自閉症協会

2016年07月25日 01時11分13秒 | 障害者の自立

 県内で暮らす障害のある子どもの保護者の約8割は、自身が亡くなった後の子の収入に不安を抱えていることが、県自閉症協会(宮下陽子(みやしたようこ)会長)が23日までに実施したアンケートで分かった。同協会は「親が亡くなった後も子どもが安心して暮らせるよう、本人に寄り添った環境の整備を進めてほしい」としている。

 「親が元気なうちに子どもの未来を考えるアンケート」と題し、同協会が保護者対象に初めて実施した。昨年9~10月、同協会の各地区会に所属する正会員の保護者180人に配布し、108人の回答を得た。回答者は9割が母親で、40代と50代が8割を占めた。

 「親亡き後」の不安についての質問では「年金や賃金収入で子どもが暮らせるか」が最も多い78%で、「財産や年金の管理」(70%)「施設に入れるか」(67%)と続いた。必要なことについては「支援体制の整った入所施設やグループホームが確保されていること」(64%)「就労や日中活動が継続できること」(61%)「所得保障の充実」(42%)が高く、金銭面や生活環境を重視していることが分かった。

 親亡き後の子どもの住まいを変えたいと考えている保護者は9割。うち7割がグループホームか障害者支援施設への入所を希望した。全体への質問で、グループホームを利用する場合に望む支援体制については、9割が「障害特性を理解した支援員・世話人がいること」を選択。入所施設の利用を仮定した場合も同様で支援員の充実が9割と多数を占めた。

7月24日   下野新聞


大声で注文を叫ばない、世界一静かなスターバックスがマレーシアに誕生!

2016年07月25日 01時03分28秒 | 障害者の自立

マレーシア・クアラルンプールの繁華街にあるBangsar Village IIショッピングモールに、スターバックス初の聴覚障害者向け店舗がオープンした。

スタッフも聴覚障害者

The Society of Interpreters for the Deaf (手話通訳者協会)の協力によって実現した同店は、13人の従業員のうち10人が聴覚障害者。手話を使って注文から受け取りまですべて行なえる。

Starbucks

Starbucks

ここで働く従業員は、まず手話通訳者協会にて手話トレーニングを受け、聴覚障害者以外の利用客への接客法を習得するのだそう。

ちなみに手話が分からないゲストについては、メニューカードに記入してもらうオーダーシステムを採用。

注文の品が出来上がるとスクリーンに番号が点灯されるので、すべての客は会計の際に渡された番号札と照らし合わせて商品を受け取る仕組みとなっている。

世界初のストアマネージャー

Starbucks

Starbucks

同店に勤務するMohammad Aizad Bin Ariffinさんは、先日シフトマネージャーに昇格したばかり。次の目標は“スターバックス史上初の聴覚障害者のストアマネージャー”だ。

Ariffinさん曰く「ここでは耳が不自由なのは特別なことではありません。それが当たり前のように皆で接しています。」

Starbucks

Starbucks

越えられない壁

イギリスの慈善団体、ACTION OF HEARING LOSSによる2014年の調査報告では、“およそ80%の知覚障害者が職を得ることを困難と感じている”と発表されており、社会的にはまだまだ高い壁が残っているようだ。

スターバックスでは今後も、このような就職支援活動を含む社会的アクションを推進するという。


[鹿県五輪選手] リオで旋風巻き起こせ

2016年07月25日 00時57分01秒 | 障害者の自立

 リオデジャネイロ五輪の開幕まで2週間を切った。4年に1度、世界が注目するスポーツの祭典は本番ムードが高まっている。

 日本代表の顔ぶれも出そろい、鹿児島県ゆかりの7選手が出場を決めている。リオ五輪での郷土勢の健闘を祈りたい。

 男子はセーリング470級の今村公彦、7人制ラグビーの桑水流裕策、近代五種の岩元勝平、水球の福島丈貴の4選手だ。

 女子はバレーボールの迫田さおり、自転車トラックの塚越さくら、陸上5000メートルの上原美幸の3選手が夢の切符を手にした。

 前回ロンドン大会で、チームの銅メダルに貢献した迫田選手以外は初出場だ。国内外の厳しい競争を勝ち抜き、晴れて日本代表の座をつかんだ栄誉をたたえたい。

 鹿児島で競技を始めた選手がほとんどである。地元や母校では盛大な壮行会が開かれた。県内の指導者やチームメート、地元住民ら関係者の喜びは大きい。ぜひ古里の期待に応えてほしい。

 「メダル獲得」など各選手の目標を達成するには、大会直前の体調管理が重要になる。

 鹿児島市では7人制ラグビー男子代表の合宿が行われている。

 主将として引っ張るのが桑水流選手だ。地元での最終調整を飛躍の糧にしたい。昨年ワールドカップで強豪を次々に下した15人制のように世界を驚かせてほしい。

 セーリングの今村選手は32歳にして初めて夢舞台に立つ。4度目の五輪挑戦で悲願を達成した。不屈の精神のたまものだ。

 バレーボールの迫田選手も土壇場で本領を発揮した。5月の最終予選・タイ戦で大逆転の立役者となった。リオでもその勝負強さを発揮してくれるだろう。

 唯一県内を拠点にしているのは自転車の塚越選手である。鹿屋体大で競技を始め一気に才能が開花した。大学院修了後もプロとして鹿屋に残る大隅の星だ。

 陸上の上原選手にも注目したい。県勢最年少の20歳で実業団選手としても伸び盛りだ。20年東京五輪を見据える有望株と言える。

 その20年は鹿児島で国民体育大会と全国障害者スポーツ大会も開かれる。前年の19年には、全国高校総合体育大会(インターハイ)が鹿児島を含む南九州4県で開催される。

 地元で相次ぐビッグイベントは競技力底上げの機会だ。郷土のアスリートを育て、全国や世界へ羽ばたかせる舞台でもある。

 その意味でも県関係の7選手が挑むリオの戦いは、大きな刺激になるはずだ。次代を担う郷土勢に勇気を与えてほしい。

( 7/24 付 )  南日本新聞

 


河北新報ONLINE

2016年07月25日 00時50分47秒 | 障害者の自立

 仙台市宮城野区のみやぎNPOプラザ1階のレストラン。発達障害がある人の就労トレーニングの場にも活用されている。運営するのは、市内で就労移行支援事業などを展開する一般社団法人ぶれいん・ゆに~くす。
 国連が定めた「世界自閉症啓発デー」に当たる4月2日、オープンさせた。店名は「シャーレみやぎの」という。シャーレは「培養皿」を意味し、一人一人の特性に光を当てて育てるという法人の理念を込めている。
 青葉区で5年前に開店したカフェに続き、2カ所目。双方ともスタッフは障害のある子どもの親が担う。食事の店で就労を支援するのは理由がある。「私が食いしん坊だから」。伊藤あづさ代表理事(61)は冗談を交えて話す。
 「人はおいしい食べ物を口にすると幸せな気持ちになる。その幸せを届け、褒めてもらうことで彼らも幸福感を抱き、自己肯定できる」。支援のネットワークならぬ、ノット(結び目)ワークを広げ、障害者が自立できる社会の実現を目指すという。つなぐのは「食」だ。

(2016・7・23) 河北新報