ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

視覚障害者向け音声ガイド付き公演 ピッコロ劇団

2016年07月29日 00時54分11秒 | 障害者の自立

 兵庫県立ピッコロ劇団は8月7日、尼崎市南塚口町3のピッコロシアターでの公演で視覚障害者向けの音声ガイドサービスを行う。専用機器を通じ、舞台上の風景や登場人物の動き、表情などを解説する。昨年に続き2回目の取り組みで、全国的にも珍しいという。

 視覚に障害があっても演劇を楽しみたい-。こんな要望に応え、昨年、障害者差別解消法施行を前に、初めて公演で「音声ガイドサービス」を導入した。

 音声ガイドはいわば状況放送で、希望者は専用の受信機のイヤホンを付け観劇する。舞台上のセットの様子、俳優たちが着ている衣装や照明、表情なども解説され、セリフだけではなく幅広く臨場感たっぷりに舞台を楽しめる。

 今年の演目は、ファミリー向けの「オズのオジさんやーい」。童話作家、別役実さんが「オズの魔法使い」を題材にして同劇団のために書き下ろした。歌って踊って笑いありのファンタジーだ。

 音声ガイド付き公演は8月7日午前11時開演。事前に申し込みが必要。一般2500円、中学生以下1500円。一般と中学生以下のセット券は3500円。

 同劇団TEL06・6426・1940

「オズのオジさんやーい」のチラシ

2016/7/27  神戸新聞NEXT


障害者施設の殺傷報道、精神科患者に配慮を

2016年07月29日 00時48分23秒 | 障害者の自立

NPOが報道各社に要望書

 神奈川県相模原市の障害者支援施設で入所者多数が殺傷された事件を受け、精神保健に関する情報提供や研究などを行うNPO法人「地域精神保健福祉機構」(コンボ)は報道各社に対し、精神障害者や精神科の入院・通院患者に配慮した報道を求める緊急要望書を提出した。

 要望書では、この事件の容疑者に措置入院の病歴があったと一部で報じられたことに触れ、事件の背景や動機などの詳細が不明な段階で、精神障害による犯行とするような報道に懸念を示している。

 「精神科病院に入院」といった記述は、読者が事件の原因は精神疾患と考える可能性があるとし、「精神病者(精神障害者)はみな危険」という画一的なイメージを助長すると指摘。2001年の大阪教育大付属池田小の児童殺傷事件では、「精神障害者の犯行」として報じられ、精神障害の当事者に多大な報道被害をもたらしたという。

(2016年7月27日 新井哉・CBnews)


障害者施設襲撃 男の「笑顔の裏」をスペシャリストに聞きました。

2016年07月29日 00時26分39秒 | 障害者の自立

神奈川・相模原市緑区の障害者施設で、45人が殺傷された事件。犯人の標的となった方々の思いを取材しました。

相模原市の障害者施設で、入所者19人を刺殺した植松 聖容疑者(26)が、「ヒトラーの思想が降りてきた」と語っていたことが、新たにわかった。
アドルフ・ヒトラーは、第2次世界大戦で、ナチス・ドイツを率いた独裁者。
その思想の特徴は、「理想郷の建国」。
そして、人種に優劣をつけ、優秀な遺伝子のみを残すという「優生思想」。
ナチスのユダヤ人虐殺は、広く知られているが、ほかにも、およそ20万人の知的障害、精神障害を持つドイツ人を殺害している。
さらに、ヒトラー自身は、国家や法よりも上に立つ存在だと定義していた。
この危険なヒトラーの思想が、2016年2月、「自分に降りてきた」と、植松容疑者は、病院の医師に話していたという。
さらに、このヒトラー思想は、以前、「津久井やまゆり園」に勤務していたころからあったという。
津久井やまゆり園の入倉 かおる園長は、「具体的に言いますと、『(障害者は)死んだ方がいい』というような発言をし始めておりました。『あなたは、以前からそういうことを考えてたのか?』と聞いたところ、『最近、急に思うようになった』と。『その考え方は、ドイツ・ナチスの考え方と同じだよ』ということを言ったら、『そういうふうにとらえられても構わない』というような表現でした」と話した。
さらに、植松容疑者が友人に送ったLINEでも、差別的な言動を繰り返していたことが明らかになった。
植松容疑者は、「生まれてから死ぬまで周りを不幸にする重複障害者は、果たして人間なのでしょうか?」、「意思疎通ができなければ動物です」などと送っていた。
植松容疑者は、友人にも差別的な主張をして、意見を求めていた。
しかも、それだけではない。
地元の友人は、「3〜4カ月前から、後輩に『一緒に殺害しないか』というのは持ちかけていたっていうのは聞いたので」と語った。
友人に、「一緒に殺害しよう」と持ちかけていた。
誰もが信じられないような言動。
しかし、26日、植松容疑者は、自身が言うヒトラーの思想を行動に移した。
植松容疑者は、5人の職員を結束バンドで縛りつけたが、殺害した19人は、全員が重度障害の入所者だった。
施設に用意された献花台。
そこには、絶えることなく人が訪れていた。
献花に訪れた人は、「つらすぎて、悲しすぎて、何も言えません。涙が止まりません」と語った。
障害を持つ人たちに対する、植松容疑者のゆがんだ思い。
障害を持つ人の家族や、支援施設の職員らの思いは。
今回の事件で重傷を負い、今も入院中の森 真吾さんの母親・悦子さん(79)が、取材に答えてくれた。
16年前、津久井やまゆり園の運動会で撮影された写真。
悦子さんとともに、笑顔を見せる息子・真吾さん(51)への思いを話してくれた。
悦子さんは、「(2日前)本人は全然、意識もなかったんですけど、きょう行った時点では、人工呼吸器も外されて、わたしたちのことをわかってくれたと思うんですけどね。手を握ると、握り返すということもしてくれたしね。だから、早く回復してくれればいいなと思ってる」、「かわいいでしょ。親ばかだね。51歳になっても、小さな赤ちゃんと同じ。真吾と、これからもつきあっていきます」などと話した。
知的障害のある人と家族らによる団体の会長で、自身も障害のある息子を持つ、久保厚子会長は、「うちの息子も、言葉は全くありませんけれども、ちゃんと親子の間での気持ちは通じ合っていますし。冗談を言うと、『がはは』と笑ったりもしますので。(植松容疑者が)言っている中身は違いますよね」と語った。
東京・町田市にある障害者施設。
20年にわたって、障害者の支援の仕事をしているという早坂勇二さん。
プロとして、障害者に接する際の複雑な思いを吐露した早坂さんは、植松容疑者への憤りを隠せなかった。
小野路共働学舎・早坂勇二園長は、「(障害者に対する)負の感情って、多かれ少なかれ、あると思います。夜寝られなかったりとかっていうこともあれば、いらいらもするし。毎日、毎日、同じことをずっと言い続けても、それが改善されないで、イラッとして、ちょっと大きい声出したりっていうことも、周りではあったりもするし。大変だから殺すっていう考えは、どうしても納得できないですね」、「(植松容疑者は)身勝手としか思えないですね。どんな理由があろうと、やっぱり人の命を殺すということは、絶対あり得ないこと」などと語った。
全盲と、全ろうの重複障害を持つ、東京大学先端科学技術研究所センターの福島 智教授は、番組に対しメールを寄せ、今回の事件を「2重の意味での殺人だ」と語った。
福島教授は、「1は、人間の肉体的生命を奪う生物学的殺人。もう1つは、人間の尊厳や生存の意味そのものを優生思想によって否定するという、いわば『実存的殺人』です。障害者の尊厳というものが、特別に存在するわけではありません。あるのは、人間の尊厳であり、人間の生きる意味と権利です。そして、障害者はまさしく人間です」と語った。
身勝手な思想に染まった1人の男が奪ったもの。
人間の尊厳と権利とは何なのか、今、あらためて問い直されている。

 2016/07/29   

 
 
 
 

記事のタイトルを入力してください(必須)

2016年07月29日 00時26分39秒 | 障害者の自立

神奈川・相模原市緑区の障害者施設で、45人が殺傷された事件。犯人の標的となった方々の思いを取材しました。

相模原市の障害者施設で、入所者19人を刺殺した植松 聖容疑者(26)が、「ヒトラーの思想が降りてきた」と語っていたことが、新たにわかった。
アドルフ・ヒトラーは、第2次世界大戦で、ナチス・ドイツを率いた独裁者。
その思想の特徴は、「理想郷の建国」。
そして、人種に優劣をつけ、優秀な遺伝子のみを残すという「優生思想」。
ナチスのユダヤ人虐殺は、広く知られているが、ほかにも、およそ20万人の知的障害、精神障害を持つドイツ人を殺害している。
さらに、ヒトラー自身は、国家や法よりも上に立つ存在だと定義していた。
この危険なヒトラーの思想が、2016年2月、「自分に降りてきた」と、植松容疑者は、病院の医師に話していたという。
さらに、このヒトラー思想は、以前、「津久井やまゆり園」に勤務していたころからあったという。
津久井やまゆり園の入倉 かおる園長は、「具体的に言いますと、『(障害者は)死んだ方がいい』というような発言をし始めておりました。『あなたは、以前からそういうことを考えてたのか?』と聞いたところ、『最近、急に思うようになった』と。『その考え方は、ドイツ・ナチスの考え方と同じだよ』ということを言ったら、『そういうふうにとらえられても構わない』というような表現でした」と話した。
さらに、植松容疑者が友人に送ったLINEでも、差別的な言動を繰り返していたことが明らかになった。
植松容疑者は、「生まれてから死ぬまで周りを不幸にする重複障害者は、果たして人間なのでしょうか?」、「意思疎通ができなければ動物です」などと送っていた。
植松容疑者は、友人にも差別的な主張をして、意見を求めていた。
しかも、それだけではない。
地元の友人は、「3〜4カ月前から、後輩に『一緒に殺害しないか』というのは持ちかけていたっていうのは聞いたので」と語った。
友人に、「一緒に殺害しよう」と持ちかけていた。
誰もが信じられないような言動。
しかし、26日、植松容疑者は、自身が言うヒトラーの思想を行動に移した。
植松容疑者は、5人の職員を結束バンドで縛りつけたが、殺害した19人は、全員が重度障害の入所者だった。
施設に用意された献花台。
そこには、絶えることなく人が訪れていた。
献花に訪れた人は、「つらすぎて、悲しすぎて、何も言えません。涙が止まりません」と語った。
障害を持つ人たちに対する、植松容疑者のゆがんだ思い。
障害を持つ人の家族や、支援施設の職員らの思いは。
今回の事件で重傷を負い、今も入院中の森 真吾さんの母親・悦子さん(79)が、取材に答えてくれた。
16年前、津久井やまゆり園の運動会で撮影された写真。
悦子さんとともに、笑顔を見せる息子・真吾さん(51)への思いを話してくれた。
悦子さんは、「(2日前)本人は全然、意識もなかったんですけど、きょう行った時点では、人工呼吸器も外されて、わたしたちのことをわかってくれたと思うんですけどね。手を握ると、握り返すということもしてくれたしね。だから、早く回復してくれればいいなと思ってる」、「かわいいでしょ。親ばかだね。51歳になっても、小さな赤ちゃんと同じ。真吾と、これからもつきあっていきます」などと話した。
知的障害のある人と家族らによる団体の会長で、自身も障害のある息子を持つ、久保厚子会長は、「うちの息子も、言葉は全くありませんけれども、ちゃんと親子の間での気持ちは通じ合っていますし。冗談を言うと、『がはは』と笑ったりもしますので。(植松容疑者が)言っている中身は違いますよね」と語った。
東京・町田市にある障害者施設。
20年にわたって、障害者の支援の仕事をしているという早坂勇二さん。
プロとして、障害者に接する際の複雑な思いを吐露した早坂さんは、植松容疑者への憤りを隠せなかった。
小野路共働学舎・早坂勇二園長は、「(障害者に対する)負の感情って、多かれ少なかれ、あると思います。夜寝られなかったりとかっていうこともあれば、いらいらもするし。毎日、毎日、同じことをずっと言い続けても、それが改善されないで、イラッとして、ちょっと大きい声出したりっていうことも、周りではあったりもするし。大変だから殺すっていう考えは、どうしても納得できないですね」、「(植松容疑者は)身勝手としか思えないですね。どんな理由があろうと、やっぱり人の命を殺すということは、絶対あり得ないこと」などと語った。
全盲と、全ろうの重複障害を持つ、東京大学先端科学技術研究所センターの福島 智教授は、番組に対しメールを寄せ、今回の事件を「2重の意味での殺人だ」と語った。
福島教授は、「1は、人間の肉体的生命を奪う生物学的殺人。もう1つは、人間の尊厳や生存の意味そのものを優生思想によって否定するという、いわば『実存的殺人』です。障害者の尊厳というものが、特別に存在するわけではありません。あるのは、人間の尊厳であり、人間の生きる意味と権利です。そして、障害者はまさしく人間です」と語った。
身勝手な思想に染まった1人の男が奪ったもの。
人間の尊厳と権利とは何なのか、今、あらためて問い直されている。


植松容疑者の勤務態度を再三指導 障害者軽んじる

2016年07月29日 00時22分28秒 | 障害者の自立

 相模原の障害者施設殺傷事件で、逮捕された元施設職員植松聖容疑者(26)は、3年以上働いた「津久井やまゆり園」で勤務態度を再三注意されていた。常勤職員になった直後、入所者の手に落書きするといった障害者を軽んじる行為もあった。27日の記者会見で、運営する社会福祉法人が明らかにした。

 「学生時代に障害者支援のボランティアもした」。園に志望を伝えてきたのは2012年夏。同年12月に非常勤、翌13年4月に常勤職員になった。直後、入所者の手の甲に漫画のような落書きをした。植松容疑者は「軽い気持ちだった」と述べたという。

 その後も、車椅子の動かし方や、テーブルの片付け方などが雑で、注意を受けることが多かった。14年末~15年1月ごろ、勤務態度が改まらないことから、園では懲戒処分も考えたという。

 「植松容疑者が入れ墨をしている」。昨年1月には、別の職員から報告があり、園は津久井署や顧問弁護士に、入れ墨を理由として解雇はできるのか相談。園は「業務中に見えないようにするように」と指導したが、入れ墨が見える短いシャツを着てくる態度は改善されなかった。

 勤務態度の問題が、思想的問題に変わっていったのは、今年に入ってから。今年2月、施設関係者に「障害者を殺す」という趣旨の発言をし、「ずっと車椅子に縛られていることが幸せなのか。周りも不幸にする」と主張を撤回しなかった。

2016年7月27日    日刊スポーツ