静岡市清水区大坪の障害者就労支援施設「テラス・ひだまり」が新たに取り組むたい焼き店「ひだまり あん」の内覧会が28日、開かれた。10月1日にオープンする。
同区吉川から移転新築した2階建ての作業所の1階部分に「施設利用者が力を合わせて楽しく働くことのできる場」として店舗を設けた。焼く作業はスタッフが行うが、材料の下ごしらえや接客を施設利用者が担う。地元の特別支援学校生の作品を展示・販売する雑貨コーナーも設けた。
販売する商品は、粒あんのほか、施設の仲間が手作りしたみそを皮に練り込んだみそたい焼き、地元の茶葉を使ったお茶たい焼きの3種類(価格は120~150円)がメイン。「パリっとした皮にこだわった」という。
施設を運営するNPO法人たからじまの指導員寺畑泰宏さんは「たい焼きを扱う就労支援施設は珍しい。福祉と地域をおいしさで結ぶことのできる店になれば」と語った。
1日午前10時からオープン記念イベントを行う。通常の営業は、平日午前10時半から午後4時まで。問い合わせはひだまり あん<電054(368)4670>へ。
焼き上がったたい焼きを運び、接客する施設利用者(左)
2016/9/29 @S[アットエス] by 静岡新聞