ゴエモンのつぶやき

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障害者福祉の事業所でも介護サービスを利用可能に 厚労省方針

2016年09月22日 12時28分36秒 | 障害者の自立

厚生労働省は、高齢になった障害者が、通い慣れた障害者福祉の事業所でも介護サービスを受けられるようにするため、一定の基準を満たす「障害者福祉」と「介護保険」の事業所が、デイサービスやショートステイなど、共通のサービスを提供できるよう、制度を見直す方針を固めました。

「障害者福祉」と「介護保険」の事業所は、障害者や高齢者といった利用者ごとに、それぞれ、定められたサービスを提供する仕組みになっていて、障害者が、65歳以上になって、介護サービスを受ける場合、原則として、通い慣れた障害者福祉の事業所から、介護保険の事業所に移らなければならず、福祉関係者などから、改善を求める声が出ています。
これを受けて、厚生労働省は、職員の数や施設の面積など、一定の基準を満たす「障害者福祉」と「介護保険」の事業所を対象に、「共生型」と呼ばれる新しいサービスの区分を設け、デイサービスやショートステイなど、共通のサービスを提供できるよう、制度を見直す方針を固めました。
厚生労働省は、今後、社会保障審議会の分科会で具体的な基準などを検討し、平成30年度の導入を目指したいとしています。

9月21日   NHK


視覚障害者が運転体験ツアー アナログ時計に見立てハンドル操作

2016年09月22日 12時16分35秒 | 障害者の自立

 旅行会社のクラブツーリズムとホンダは二十日、視覚障害者が自動車の運転を体験できるツアーを、ホンダの子会社が運営する「ツインリンクもてぎ」(栃木県)で公開した。助手席に同乗した指導員の指示に従いながら、自動車の運転という夢を実現した参加者たちは「気持ちいい」「もっと運転したい」と、笑顔を見せていた。 

 クラブツーリズムによると、こうしたツアーは他に例がない。ツアーは二〇一〇年に「一度でいいから自動車を運転したい」という視覚障害者の声を機に始まり、今回が十回目になる。ここ数年はホンダが専用車両やコース、指導員などの提供で協力している。

 今回はリピーター八人を含め、全国から三十~七十代の男女十五人が参加した。一泊二日の日程で、初日は一周一・三キロのコースなどを時速数キロから四十~五十キロほどのスピードで周回した。

 操作はハンドルをアナログ時計に見立てて、左手を九時、右手を三時の位置で握るのが基本姿勢。指導員の声を合図に右カーブでは十時や十一時などの位置に、左カーブでは八時や七時などのところに、それぞれ左手が来るようにハンドルを回して曲がった。アクセルとブレーキは指導員の指示で操作した。

 初参加で緊張していた人たちも、運転を終えると笑顔になった。野地美行(よしゆき)さん(34)=福島県二本松市=は「自動車が大好きで、自宅に止めた車のアクセルやブレーキを踏んだりしていた。実際に動かしてみて、とても新鮮な感覚だった」と、夢の実現を喜んだ。

 「私にとっては夢の再現」と話したのは、三十代から徐々に視力を失い、今は全盲の松坂治男さん(66)=横浜市。昨年初めて参加したツアーで約二十五年ぶりに運転し、今回は「もう少しスピードを出してみたい」と意気込んだ。

 これまで五十~六十代を中心に、延べ百四十一人が参加。キャンセル待ちが出る人気という。企画したクラブツーリズムの渕山知弘さんは「このツアーに限らず、障害者本人も、受け入れる施設側も無理だと思ったことが、こうして実現できている。『何ができるか、手伝えるか』と考えることが、二〇二〇年の東京パラリンピックにもつながる」と力説する。

 ツアー代金は約七万円。問い合わせはクラブツーリズム=電03(5323)6915。

運転操作の説明を受けるツアー参加者


障害者を奴隷化する韓国社会 .

2016年09月22日 11時50分06秒 | 障害者の自立

韓国社会にはびこる「障害者の奴隷化」

 今年1月、障害や病気を患って居場所を失った10人の労働者をタコ部屋に監禁し、昼夜を問わない過酷な労働を強いた事業者が韓国警察に摘発された。この事件は、「障害者の奴隷化」として大きな注目を集めたが、最近になって、より悪質な事件が明らかになった。

 9月12日、忠清北道清州(チュンチョンプクト・チョンジュ)の警察署は、3級知的障害者であるキムさん(42)を虐待したとして、60代の夫婦を逮捕した。

 2006年、夫婦は近所に暮らすキムさんの父親(後に、がんで死去)から「息子の面倒を見てほしい」と頼まれ、自身が経営するタイヤ修理店にキムさんを従業員として迎え入れた。こうしてキムさんは、自宅から7キロほど離れた職場にある2坪ほどのコンテナに暮らし始め、パンク修理などの業務を担当するようになった。他界した父親からすれば、息子の就職に胸をなで下ろしたことだろう。しかし、キムさんの労働環境は、父親の想像を絶する、劣悪なものだった。

 なんと夫婦は、06~16年までの約10年にわたって、キムさんにまともな賃金を与えず、毎月40万ウォン(約4万円)振り込まれるキムさんの障害者手当を着服。総額4,800万ウォン(約480万円)を生活費や遊興費に費やした。

 さらに夫婦は、キムさんが「ウソをついて働かない」という理由で、「人間製造機」「ウソつき精神棒」とマジックで殴り書きした棒やツルハシ、鉄パイプなどで頻繁に暴力を振るっていたのだ。

  今年8月4日、長年にわたって繰り広げられた理不尽な暴行は、近隣住民の通報によって、ようやく明るみになった。警察の取り調べに対して、夫婦は「殴ったことはあるが、棒などを使ったことはない」と事実を否認。警察は、暴行罪に加え、賃金未払い、障害者手当の横領など、さらなる余罪についても捜査している。

 最近の韓国では、障害者を標的にした悪質な事件が多発していることもあり、ネット民の間では「社会的弱者に配慮しない我が国! 永遠の後進国だ」「この国は、上から下まで腐りきってしまった」などと、怒りの声が多く上がっている。

 こうした問題が広くメディアに取り上げられることで、類似事件が少しでも減ることを祈るばかりだ。

TOCANA (風刺記事)     2016.09.20


障害者アート支援、新法案提出へ

2016年09月22日 11時47分13秒 | 障害者の自立

 超党派の議員連盟が20日、障害者アートの発掘や美術館展示、商品化などを進める新たな法案を議員立法として国会提出する方針を固めた。与党議員を中心に詰めの作業を急いでおり、早ければ26日召集の臨時国会に超党派で提出したい考え。

 4年後の東京五輪・パラリンピックに向け、障害者の芸術活動を盛り上げるのが狙いだ。身体、知的、精神障害者による絵画や彫刻のほか、音楽、ダンス、演劇などを幅広く対象にする。

 障害者の絵画などは、専門の美術教育を受けていない作者による表現として「アール・ブリュット(生の芸術)」などと呼ばれる。

【共同通信】  2016年 09月 20日


登山楽しむ視覚障害者…チームで助力、開放感満喫

2016年09月22日 11時37分09秒 | 障害者の自立

外出の機会、仕事にも集中力

  都心を離れ、山を歩くと、身も心も軽くなる。視覚障害者とともに山を楽しむ会の活動に同行し、目の不自由な人たちが山に向かう心境を聞いた。

 8月上旬、東京・高尾山近くで行われた沢歩きに参加した。主催は「見えても見えてなくても山は素晴らしい」をモットーに30年以上にわたって活動を続ける「六つ星山の会」。この日は、全盲1人、弱視3人を含む計16人のチームだ。

 転ばない歩き方や転倒した時の対処法を確認し、沢靴やわらじを装着して、いざ出発。細い山道を下ると、ほどなく小さな沢に着いた。沢歩きの始まりだ。

 視覚障害者1人を、健常者2人が前後からサポートする。視覚障害者は、前を歩く健常者のザックに付けられたロープをつかみ、前後の2人から道の状態や周囲の景色を教えてもらう。

 「コケが生えているから滑りやすいよ」「太さ10センチくらいの倒木がある」と声が飛ぶ。

 全盲の大谷重司さん(58)は、10年以上前に会を知った。マッサージやはり・きゅうの仕事をしており、外に出る機会が少ない。足腰を鍛えるために歩こうと考え、「街中より自然に囲まれた山がいいな」と、ラジオで耳にしたこの会に参加した。

 山は、日常とはかけ離れた異空間。森の香りや足の裏で感じる土の軟らかさ、こだまする声――。「自然の中にいることを、五感すべてで感じられた。登山自体は苦しいこともあるけど、普段の生活にはない開放感が味わえる」といっぺんで気に入った。

 いまは年3~4回の登山に参加する。沢歩きも今回が3回目だ。どんどん深くなる流れに歩みをためらっていると、「パンツまでぬれたら怖いものはないよ」と女性からの“助言”も。深みで腰まで水につかった大谷さんが「あーあ、もうびしょぬれ。絶望的です」と声を上げると、笑いに包まれた。

 大谷さんの少し後ろを歩いた島村浩一郎さん(39)は、20歳の頃に視神経が萎縮する病気を発症した。障害を感じさせないが、「実はほとんど見えていなかった」と明かす。前を行く大谷さんへの助言を聞きながら、周囲の状況を把握していたという。

 日頃はコンピューターを駆使し、工業用機械のデザインを手がける。スキーや車の運転が好きだったが、目が悪くなってやめてしまい、「休日をもてあましていた」。一昨年にインターネットで会を知り、山歩きを始めてのめり込んだ。

 「生活にメリハリがつき、仕事の集中力も増した。周りの人がサポートしてくれるので、街中よりも安心」。登った山は10座を超えた。

 島村さんは学生時代までは問題なく見えており、同じような境遇の友人がいなかった。「目が不自由でも活躍している人たちと知り合えて、世界が広がるのを感じている」と刺激を受けている。「いつ目が見えなくなるのかという不安は常にあるが、いまはすごく充実している」と語った。

 リーダーを務めた杉山真司さん(75)は「学生の頃からの登山経験が、こういう形で生かせるのはありがたい。ほとんど目が見えなくても、険しい山に登っていく姿を見ると、人間の能力のすごさを感じる」と話す。

  ■メモ  六つ星山の会は1982年設立で、視覚障害者が参加する登山サークルの草分け的存在。会員は約220人で、3分の1が視覚障害者だが、健常者の参加が少ないのが悩みだ。同様のサークルは全国に約20団体あるという。同会への問い合わせなどはメール( mu.2010.pamphlet@mutsuboshi.net )へ。

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ザックに付けられたロープをつかみ、沢の中で歩みを進める大谷さん(左から2人目)

読売新聞    2016年9月21日