ゴエモンのつぶやき

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やまゆり園事件からきょう半年 「共生」めぐり揺れる再生

2017年01月27日 00時38分37秒 | 障害者の自立

 入所者十九人が刺殺された相模原市緑区の知的障害者施設「津久井やまゆり園」の事件は二十六日、発生から半年を迎えた。神奈川県は現地で施設を建て替える方針を決めたが、山あいという立地条件に「共生の理念に反する」「時代錯誤だ」と専門家や障害者団体から異論が相次ぐ。障害者の暮らしの在り方を巡り、波紋が広がっている。

 「建て替えでは、障害者を隔離したままになる」。浦和大特任教授の河東田(かとうだ)博さん(68)=障害者福祉学=は、事件をテーマにした二十六日の集会で、こう主張するつもりだ。

 障害者は近年、街中にあるグループホームで暮らす傾向が強まっている。入所者は十人以下と小規模。近所の商店や公園に気軽に立ち寄るなど、地域に溶け込んで生活できる。

 一方、一九六四年に開設されたやまゆり園は、最寄りのJR相模湖駅から二キロ離れた山あいにある。定員百六十人と大規模で、今月二十五日時点では他施設で暮らす三十七人も含め、九十九人が在籍する。

 黒岩祐治知事は事件後、建物を取り壊し、現地で建て替えることを決定。今月六日に発表した案では、塀をなくして地元との交流を進めつつ、定員は百人以上の規模を維持する方針を示した。費用は六十億~八十億円、二〇二〇年度の完成を見込む。

 しかし県が十日に開いたヒアリングでは、山あいの大規模施設の再建に、専門家や障害者団体から「時代錯誤だ」と批判が続出した。入所者本人の意思確認が不十分との指摘もあった。

 県の担当者によると、先月末から本人への聞き取りをした結果、全体の二割が「園に残る」、一割は「出たい」と答えたが、三割は意思確認ができず、ほかの三割は「グループホームを知らないから分からない」という状況だった。

 こうした中、横浜市の約百十の団体が所属する横浜知的障害関連施設協議会は「入所者が自分らしい生活を送る受け皿を用意したい」と、グループホームなどに受け入れる準備を進める。今月中にも具体的な計画を発表する予定だ。

 ただ、入所者の家族会の大月和真会長(67)は二十四日、本紙の取材に「家族会には、事件前の落ち着いた生活に早く戻したいという意向が強い」と語った。施設については、小規模では担当者が入れ替わるなど支援の質が下がる恐れを感じるとし、「やまゆり園のような入所施設の方が安心だ」と現地建て替えを望む。

 黒岩知事は二十五日の会見で「家族会などの痛切な声を聞き、原状復帰が大事だと決断したが、拙速と言われれば拙速」と経過を振り返った。「しっかり議論して、みなさんが納得できる着地点を探りたい」と、慎重に検討を進める意向を示した。

 <相模原殺傷事件> 2016年7月26日、相模原市緑区の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者が次々と刃物で刺され19人が死亡、職員3人を含む27人が負傷した。殺人や殺人未遂容疑などで逮捕、追送検された元施設職員植松聖容疑者(27)について、横浜地検が事件当時の精神状態を調べるため、2月20日まで鑑定留置を実施する。

現地での建て替えを巡り、批判も出ている障害者施設「津久井やまゆり園」

2017年1月26日   東京新聞


地域のなかで一緒に演じる豊かさ 障害者と住民 自由に表現 横浜で29日「ゴーシュ」上演

2017年01月27日 00時31分19秒 | 障害者の自立

 福祉作業所のパン店・カフェで働く障害者と地域の住民らが一緒に創り上げるミュージカル演劇「セロ弾きのゴーシュ」が29日、横浜市緑区の区民文化センター「みどりアートパーク」で上演される。4歳から67歳までの老若男女が入り交じり、健常者と障害者という線引きが一切存在しない舞台。型にとらわれない自由な演技で、障害者と一緒に生きる社会の豊かさを伝えたい-。メンバーは思いを表現に込め、稽古の仕上げに励んでいる。 

 「さっき思いついた動き、面白いから本番でもやってみようか」「セリフの後、もっと間を空けた方がいいかな」。同センターの一室に約30人が集まり、試行錯誤しながら歌や演技に磨きをかける。

 弁当を持ち寄って冗談を言い合ったり、障害があるメンバーが参加者の子どもを世話したり。効果音を奏でる打楽器を鳴らして遊ぶ子どもや、即興ダンスを披露する男性の姿もある。

 舞台を企画しているのは、同区で作業所を運営するNPO法人ぷかぷか。障害者らによるイベント「表現の市場」で披露する演劇だ。

 同市青葉区の会社員高鳥佑太さん(31)は、パン店常連客の妻可那さん(36)の提案で、長女の木音里(ことり)ちゃん(4)を加えた家族3人で初参加。「これまで障害者と関わる機会がなくて最初は様子をうかがってばかりいたけれど、メンバーと話しているうちに『障害がある人は、こういう感じなんだ』って魅力に気付いて。それから純粋に楽しくて、本番が終わってしまうのがさみしい」

 カフェで調理を担う松井敏晃さん(38)は「演劇を通して知らない人と仲良くなれるのは楽しいし、仲間同士でも仕事中には見られない意外な一面を発見できる」と笑う。

 演目は宮沢賢治の同名小説を独自にアレンジ。装飾した段ボール製のチェロをはじめ、小道具や背景画も参加者が協力して準備した。笑いも交えたコミカルな雰囲気に仕立てたが、演者の気分次第でアドリブが入るため、上演内容は本番まで分からないという。

 ぷかぷかを経営する高崎明さん(67)は「多様な人が演じる舞台の豊かさは、障害がある人たちと一緒に生きる社会の豊かさとも通じる。自由なパフォーマンスを通じて魅力を感じ取ってもらえれば」と、来場を呼び掛けている。

 午後2時~4時半。入場無料。聴覚障害がある団員らによる人形劇や知的障害者のパフォーマンスライブなども同時開催する。

問い合わせは、ぷかぷか電話045(453)8511。

地域のなかで一緒に演じる豊かさ 障害者と住民 自由に表現 横浜で29日「ゴーシュ」上演 

笑いが絶えない雰囲気で練習を重ねるメンバー

2017年01月25日    カナロコ by 神奈川新聞


除雪困難な高齢者や障害者宅 住民組織が力発揮

2017年01月27日 00時24分18秒 | 障害者の自立

 連日の大雪が公共交通機関や市民の日常生活に大きな影響を与える中、鳥取県内では雪かきが困難な高齢者や体が不自由な人の家の除雪作業が、官民それぞれで進んでいる。高齢化率が高い日野郡や西伯郡では、住民らが自助の精神を発揮している。

 車同士が擦れ違うのがやっとの集落もある大山町豊房には約60センチの雪が積もった。

 25日午後、同町佐摩の大山小校区の住民らでつくる地域自主組織「まちづくり大山」は、夫を病院に連れて行くため車を出したいという女性(74)の依頼で、小型除雪車を所有するメンバーを派遣。除雪に当たらせた。

 まちづくり大山は2015年冬から「おたすけ隊」と銘打った助っ人事業を展開。「地域のために」との思いやさまざまな技能にたけた住民約60人が登録し、農機具の修理や草刈りなどを担う。除雪を依頼した女性は「この年になると除雪は辛い。日ごろの活動も含め助かる」と組織の取り組みを支持する。

 高齢化率が50%に迫る日野町では、菅福地区の民生委員や一般住民、移住者たちが3年前に組織した「菅福除雪隊」が、22日から活動を始めた。発足当初、菅福地区だけだった活動エリアは昨年から黒坂や根雨など地区外にも広がり、メンバーに地域おこし協力隊を加えるなど活動の幅を広げてきた。

 24日は早朝からグループをつくり除雪。40メートルにも及ぶ距離を雪かきすることもあるが、隊員の一人、中山法貴さん(40)は「雪かきに苦労している姿を見ると放っておけない。しんどいけど頑張らないと」と汗を流す。

 一方、鳥取市は高齢者や障害者を対象にした市職員だけで編成する「除雪応援隊」が4年ぶりに出動した。今回の大雪では市役所本庁舎や各支所を通して、市内全域で14件の要請があり、延べ46人が作業に当たった。地域での除雪体制が整うまでの取り組みで、市危機管理課は「防災の基本となる自助共助の一環。地域の助け合いを少しでも支援したい」と話す。

住民の依頼で除雪に当たる「おたすけ隊」の隊員(手前中央)

2017年1月26日   日本海新聞


災害時、障害者の支援考える 熊本地震の経験、教訓報告も 神戸で29日

2017年01月27日 00時20分01秒 | 障害者の自立

 災害時の障害者に対する支援のあり方を考える「災害と障害者のつどい」が29日、神戸市中央区橘通3の「あすてっぷKOBE」で開かれる。「熊本地震で試された災害時要援護者に対する支援」がテーマで、福祉避難所の開設状況などのアンケート結果が報告される。

  NPO法人「兵庫障害者センター」の主催。熊本学園大教授で、内閣府の障害者制度改革担当室長を務めた東俊裕弁護士の基調講演がある。また、障害者支援団体「きょうされん」兵庫支部のメンバーが、実際に熊本地震の支援にあたった経験や教訓を報告する。

 神戸大大学院の大西一嘉准教授は熊本県内の自治体や、高齢者福祉施設などに福祉避難所の開設の経緯や状況などについてアンケートを実施した。要援護者の受け入れを依頼したのは誰だったかを聞いたところ、障害者の自立をサポートする生活支援員がゼロだった、などの課題が浮かんだという。大西准教授は「障害者支援では、今後のノウハウを考えていかなければならない」と指摘している。

 29日午後1~4時で、資料代500円。申し込み不要で、手話、要約筆記がある。問い合わせは同センター(078・341・9544)。

毎日新聞   2017年1月25日 


若者・障害者、積極雇用を 就労支援の学生が 龍谷大

2017年01月27日 00時11分24秒 | 障害者の自立

 龍谷大の学生団体「チーム・ノーマライゼーション」は、社会福祉法人向陵会(向日市)と連携し、府内の九条ねぎ農家や大阪の靴磨き専門店と直接交渉して、学生も障害者と一緒に技術指導を受けながら、就労支援を続けている。21日には深草キャンパス(京都市伏見区)で若者と障害者の雇用をテーマにシンポジウムを開き、約150人が参加。学生と府内企業の人事担当者らが議論した。

  障害者雇用について「部署を分散して雇用すると労務や安全管理で負担が出る。障害者を集めた部署での雇用が望ましい」と企業側が主張。学生側が「失敗して成長することは多い。先回りの安全優先では、就労意欲が高まらない」と反論する場面もあった。

 チーム・ノーマライゼーションは2014年に発足し、学内カフェを拠点に活動している。次期代表の政策学部3年、斎藤貴也さん(21)は「学生も障害者も、その気になれば何だってできる。可能性を閉ざさず、新たな就労支援活動に取り組んでいきたい」と話した。

 若者や障害者の雇用について意見を述べる企業の人事担当者や学生らパネリスト
 
毎日新聞   2017年1月25日