ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

「障害者として名前貸して」言われた 元横浜家裁職員が証言

2018年09月03日 16時42分55秒 | 障害者の自立

 中央省庁や都道府県でまん延する障害者雇用の水増し問題を受け、元裁判所事務官の男性が「横浜家裁に勤務していた二十三年前、障害者として名前を使わせるよう上司から求められた」と本紙に証言した。今回の水増し問題では裁判所の雇用水増しも判明している。男性は「法の番人たる裁判所の話で当時も許せなかったが、二十年以上たった今も省庁で水増しがされている。これでは障害者が仕事に就けない」と憤っている。

 この男性は、さいたま市西区の藤川延雄(のぶお)さん(69)。藤川さんは一九九五年六月、勤務先の横浜家裁内で上司の男性から、障害者雇用率達成のため障害者として名前を貸すよう依頼された。

 藤川さんは強度の近視で、裸眼の視力は〇・〇三だったが、眼鏡をかければ〇・四程度。「身体障害者として報告されるほどの障害とは思ってもみなかった」。弟が身体障害者で、就労に苦労する実情も知っていた。その場で六法を開き、障害者雇用促進法を上司に示しながら「企業も障害者を雇用しなければならない法律。役所がそのような形をとるのはおかしいのでは」と反論し、断ったという。

 元上司の男性は本紙の取材に「藤川さんにそういう声をかけたことはある」と認め、「当時の管理職は、障害者雇用率という数値目標があると、みんな認識していた」と話した。横浜家裁の長谷川哲也総務課長は「現在、調査している」と話す。 

2018年9月2日      東京新聞


発達障害の当事者対談「早稲田大学に入るよりコンビニバイトのほうが難しかった」

2018年09月03日 16時28分36秒 | 障害者の自立

 昨年からさまざまな場所で耳にするようになった「発達障害」というフレーズ。その種類は主に以下の3つにまとめられる。

《発達障害の種類》

■ADHD(注意欠陥・多動性障害):失言やケアレスミスに悩まされる傾向がある。また、多動で落ち着きがなく、複数タスクをこなすことに困難を感じる。

■ASD(自閉スペクトラム症):独特のマイルールをもち、環境の変化や急な予定変更に合わせられない。言葉の裏の意味を読み取れず、冗談も通じないため人付き合いに支障をきたす。

■LD(学習障害):知的な障害はないにも関わらず、漢字の読み書きや簡単な暗算ができない。

 発達障害はこれまで未成年の問題だと思われてきた。しかし実際には大人になって社会人生活を送る人の中でも、その症状で苦しむ人は多いことが明らかになってきている。

 だが、実際にそんな“生きづらさ”を抱える当事者たちの生の声はなかなか聞こえてこない。フリーライターの姫野桂氏が8月に上梓した『私たちは生きづらさを抱えている 発達障害じゃない人に伝えたい当事者の本音』は、日本人の10人に1人が発達障害を抱えると言われながら、その実態が見えない当事者たちの声を集めた証言録である。

 一方、自身も発達障害の当事者であり、そのうえで「本当に役立つ」ライフハックを記した『発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術』がベストセラーになった借金玉氏。発達障害を最前線で見守り続ける2人に、クロストークを展開してもらった。

◆「日本一意識が低い自己啓発書」が売れた理由

姫野:借金玉さんの著作はベストセラーになっていますね。

借金玉:ありがたいです。発達障害当事者に向けて書いたのですが、定型発達(発達障害ではない)の人にも読んでもらえた結果ですね。

姫野:そもそも、ここまでが定型発達でここからは発達障害という明確な基準がないですよね。それに職場や学校などで周りに「発達障害かもしれない?」と思うような人がいると、それを理解しようと思って読んでいることも多いかもしれませんね。

借金玉:私の本は「日本一意識が低い自己啓発書」を名乗ってるんですが、朝まったく起きられない人が起きるためのライフハックから語っている本って案外なかったんでしょうね。朝が苦手なのは発達障害者の特徴のひとつなので書こうと思ったんですけれども。私はもとより、周りにも発達障害をかかえる人が多いので、本を書く際のサンプルはたくさんありました。

姫野:借金玉さんは現在のご職業に就く前に、経営者をやられてましたよね。雇用主としても発達障害当事者と関わる機会はありましたか?

借金玉:ありましたね。何度教えても消費税の計算ができない人がいたときは困りました。計算の概念が理解できず、電卓を叩く順序が絶対に覚えられないんですよね。彼女のために、電卓を叩く順序を紙に書いて机に貼り付けてあげることでなんとか解決しました。

姫野:私も計算が苦手で、昔アルバイトでレジ打ちをしていたのですが、いつまで経っても要領が悪く、すぐに辞めてしまいました。

借金玉:私自身もコンビニ弁当工場のアルバイトをしていたときに、何度教えてもらっても、フライヤーを使って揚げ物を作ることができなかったことがあります。そのときは店長に「言いづらいんだけど、キミは知的障害者だと思うよ。僕が言わないと誰も言ってくれないだろうから言うけど」と言われましたよ(苦笑)。

私からしたら、早稲田大学に入学するよりも、コンビニバイトをマスターすることのほう難しいんですよね。それで心から敬意を評して「早稲田入るよりもコンビニバイトのほうが難しいんですよ。店長のこと本当尊敬します」って言っちゃって(笑)。あのときはこの言葉が皮肉に聞こえるってことも理解できなかったんですよね。

極端に空気が読めないのも発達障害の特徴ですが、長い時間をかけてだんだん人に失礼をしないようにできるようになりました。

◆発達障害者には営業職が向いている?

姫野:借金玉さんは現在、営業職に就かれています。借金玉さんの昔のエピソードからも伺えますが、取材で知り合った発達障害当事者の方々もコミュニケーションに苦手意識を覚えている人が多いですよね。それで会話が多くなる営業職を敬遠して事務職に就きたがる人が多かったのですが、借金玉さんは営業職に難しさを感じませんか?

借金玉:実は、営業職に向いている発達障害者が意外と少なくないと思います。成果型労働は、ゴールに至るプロセスで多少のミスをしても、結果さえ出せれば文句は言われない。だから、ケアレスミスが多いADHD(注意欠陥・多動性障害)の人や、上司などの指示に対して疑問を感じる傾向のあるASD(自閉スペクトラム症)の方にとって、自分のペースで働ける営業職は向いていることもあり得るんですよ。

姫野:営業職をやらず嫌いしている人は多いのでそのアドバイスは有益ですね。

借金玉:私は発達障害を持つ知人には「営業を怖がるな!」って言ってます。もちろん、発達障害にもさまざまなケースがあるので、「すべての発達障害者に営業が向いている」とは言えませんが、苦手意識は持たずにチャレンジしてみてもいいんじゃないかと思いますね。大体の人がいの一番に避ける業種でもありますし。

姫野:私は新卒で入った会社で3年間経理をやったんですが、本当にしんどかったんです。定時で帰れる仕事内容だったのに毎日ヘトヘトで、土日はずっと寝こんでいました。

借金玉:それはお疲れ様でした……その状態で3年も働いたら表彰ものですよ(笑)。私も銀行員をやっていた頃の土日は、月曜日が来ないことを祈りながら酒を飲むか、布団にくるまって延々と泣いてましたから。

この前、発達障害だと告白された勝間和代さんとの対談でも話しましたが、彼女は会計事務所を半年で退所したそうです。ADHDでケアレスミスの多い人やLD(学習障害)があって計算が苦手な人は、会計や経理はまったく向いてない。ただ、ADHDやASDと違ってLDは見逃されがちですよね。

姫野:LDなのに知的障害者だと誤解されて、職場や人間関係で悩んでいるというケースは多いですね。

◆そもそも世の中で言う「普通」ってなに?

借金玉:私も『発達障害の僕が「食える人」に変わった-すごい仕事術』の執筆にあたって当事者取材をしたのですが、本当に大変でした。途中で連絡がつかなくなるのはザラですし、取材相手に依存されてしまって困ってしまったこともあって。これだけバラエティに富んだ当事者たちに取材するのはしんどかったでしょう?

姫野:実は、それほど大変だとは感じませんでした。でも、精神的に辛くなったのはASD(自閉スペクトラム症)をかかえ、何度も転職を繰り返し、自殺を考えてしまった女性。彼女のお話にはかなり感情移入してしまいましたが、他の方については、ある程度の距離を保って、冷静に書けたかと思います。

借金玉:たしかに姫野さんの文章は淡々としていて当事者に寄り添いすぎず、描写に徹しています。そもそも、なぜこの本を書こうと思ったんですか?

姫野:近年、NHKの特集番組をはじめとして発達障害の話題を耳にすることが多くて、「私も発達障害なのかな?」とうっすら思ったのがきっかけです。今回の書籍の担当編集や友人にも「姫野さんは普通じゃない」と言われます。もちろん彼らはいい意味で言ってくれてるんですが、そもそも「普通ってなに?」っていう疑問もあって。だから、この言葉は帯にも入れてもらいました。

借金玉:僕も発達障害にまつわる本をいろいろ読んできましたが、姫野さんのようにイデオロギーや主張を省いて、事例紹介に徹した本はほかにないと思います。

姫野:東洋経済オンラインでの連載開始当初は発達障害についてほとんど知らなかったんです。勉強しながら取材を重ね、当事者の方々の生きづらさを理解したので、目の前の当事者の言葉を丁寧に聞きとることに集中できたんだと思います。

それでも、私は「自分は定型発達(発達障害ではないこと)」だと信じて疑いませんでした。だから、取材相手に対して心理的に距離があったように思います。それが結果として、淡々とした描写につながっているのかもしれません。

借金玉:そんな姫野さん自身もWAIS-Ⅲ(発達障害傾向の有無を調べるテスト)を受けて、その様子が著書に描かれていますね。このときの動揺も正直に書いてあって、これはすごいオチだなと思いました。

姫野:自分の“普通じゃない”部分が“発達障害”だと判定される可能性が現実的になると、さすがにうろたえてしまいました……。

借金玉:私は自分が発達障害だと知ったとき、驚かずに「まあ、そうだよな」と納得しました。おまけに悪いことに、当時はネット上には「あの偉人も発達障害だった!」みたいな偏りのあるポジティブ情報がけっこうあって、自分も成功者になれるかもと楽観していたくらいで(笑)。

姫野:たしかに、発達障害をアイデンティティにしている方は一定数いますよね。私は発達障害をアイデンティティにしちゃいけないなとすごく思います。

借金玉:その通りだと思う面はあります。でも、発達障害の概念を支えに生き延びている人もいるのも事実なので、一概には言えないんじゃないでしょうか。

姫野:当事者の方々を取材していて、よく出てきた議論が「発達障害は個性か、障害か」というものでした。発達障害を個性として生き延びている方もいれば、発達障害はあくまでも障害なので助けてほしいという方もいるのが現状で、難しい問題ですね。

借金玉:私はブログがバズって書籍化までされたので、「お前は発達障害じゃない、才能のある人間だ」って批判されることがあったんです。でも私は「発達障害はただの障害、役立つことはない」と言いたい。ブログにも書いたんですが、私にとって発達障害はツルハシなんです。穴を掘れって言われたら普通はスコップが欲しいじゃないですか、欲を言えばパワーショベルがもっといい。ところが、私はツルハシを渡されてしまった。ツルハシって硬い岩を削るときには便利だけれども、穴掘りにはスコップのほうが役立つじゃないですか。みんなはスコップもらってていいなって普通に思いますよ。

◆発達障害当事者は「みんな違って、みんなダメ」

姫野:発達障害当事者一人ひとりが抱えている症状や、それに伴う悩みもまた千差万別ですよね。

借金玉:私が知人の言葉を借りてよく言うのが「発達障害者、みんな違って、みんなダメ」ということです。発達障害には豊富なグラデーションとバリエーションがあります。職場の発達障害者のことを理解したいと思う定型発達の方は、発達障害を説明する書籍を読むよりも、その発達障害当事者のことをこれまで以上によく見てあげてほしい。ダメの種類は人それぞれ全然違うので。

姫野:そうですね。例えば、うつ病だと典型的な症状や原因があるはずですが、発達障害にはそれがない。また、ADHDやASD、LDを併存している方がほとんどで、ひとつの類型に当てはめることもできない。そのうえそれぞれの障害のレベルも異なってくるので、発達障害はとらえどころがない。

借金玉:私が『発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術』で気をつけたのは、なるべく多くの人にリーチするような仕事術を書くことでした。しかし私の書いたライフハックでも救われない人がいるのが現実です。姫野さんの本が素晴らしいのは、発達障害者の多様性をそのまま描いたところです。定型発達の方々も読み終わったとき、「発達障害って結局なんなのかわからない」という印象を抱くと思います。

姫野:「取材を通して発達障害についてどのような結論が出ましたか?」と質問されたことがあるのですが、発達障害というものがわからなくなったというのが、正直なところです。

借金玉:よくわからない、と素直に言えるような認識が広まることが重要だと思います。姫野さんの本に出てくる22人の当事者だけでも全然違いますよね。 類型・パターン化して結論を急がずに、一個人としてじっくり接することが、発達障害当事者の救いになるはずです。

姫野:そう言ってもらえると嬉しいです。

<取材・文/安里和哲 撮影/渡辺秀之>


パウンドケーキ、町田の名産品に 障害者施設「町田ゆめ工房」

2018年09月03日 16時16分25秒 | 障害者の自立

 障害者福祉施設「町田ゆめ工房」(町田市相原町)が作るパウンドケーキ「萌木(もえぎ)のゆめ」が、町田らしい食品として同市名産品に認定された。地元産の梅と卵を使い、自家製梅酒がたっぷり染みる。近く、市役所一階のコンビニエンスストアや小田急線町田駅前の「まちだ名産品の店・心和(ここわ)」でも町田土産として販売される。佐々木志穂施設長は「販路拡大につなげ、地元の相原をPRしたい」と話す。 (松村裕子)

 梅酒と漬け込んだ梅の果肉を生地に混ぜ、焼いた後にも梅酒をかけた。十八歳から六十代の身体、知的、精神障害のある利用者約二十人が、梅を刻む、生地を混ぜる、器具を洗うなど、できる作業で携わる。梅は毎年六月に、地元三戸の梅林に出かけて自分たちで収穫し、梅酒を造る。商品名はゆめ工房が萌木(緑)色の青梅で作ったとの意味を込め、パッケージも萌木色にした。

 地元住民から「使い切れないので」と自家用に栽培する梅を、無償で提供されたのがきっかけで約十年前に考案。クッキーやブルーベリーのパウンドケーキなども手掛ける中、月に約百本作る人気商品になった。さらに売り上げを伸ばして利用者の工賃アップにつなげようと、市のお墨付きのシールを貼って市役所のコンビニなどでも優先的に販売できる市名産品に応募した。

 三百七十グラムで千二百円。卵はおいしいと評判の地元養鶏場から仕入れており、地元事業者のPRにもつながることを期待する。支援員の松本忠之さんは「利用者のやる気もアップするといい」と話す。

 市名産品は食品や観光の専門家らが二年に一度、新規と更新の審査をする。九月から二年間の名産品には、新規の十一品目を含め六十二品目を認定した。十月十八、十九日には、市役所一階で名産品が一堂にそろう販売会がある。

利用者たちが自家製梅酒(中)で作ったパウンドケーキ「萌木のゆめ」

2018年9月2日        東京新聞


「障害者」目線で観戦補助 福島・あづま球場、五輪パラへ研修

2018年09月03日 15時09分34秒 | 障害者の自立

 2020東京五輪・パラリンピックに向け、思いやりによる「心のユニバーサルデザイン」を学ぶワークショップが1日、東京五輪野球・ソフトボールの一部試合が行われる福島市のあづま球場で行われた。

 県と県人権啓発活動ネットワーク協議会の主催、NPO法人うつくしまスポーツルーターズの協力。スポーツボランティアや行政職員、学生など約20人が参加した。須磨ユニバーサルビーチプロジェクト代表の木戸俊介さん(32)=神戸市=が講師を務め、障害者が大会観戦を楽しむアイデアや移動手段について意見を交わした。木戸さんは、2015(平成27)年に交通事故で下半身完全不随となり、自らのリハビリとともに、脊椎損傷患者の生き方の選択肢を拡大している。

 ワークショップでは、参加者が車椅子体験をしたほか、目隠しをして杖を使った歩行を球場周辺で体験した。小さなでこぼこでも振動が大きいことや、車椅子利用者の動線が限られていることなどが感想として挙げられた。

 木戸さんはワークショップ後、あづま球場について「選択肢がないことが一番の問題。階段の昇降機が設置されているが、それだけでは足りない。席に着いてからの動きづらさもあり、それではレジャーとして成立しない」と指摘、その上で「ハード面の整備は難しいが、(誰かに手助けしてもらい階段を上がるなど)人の協力を得ることでできることがある」と話した。

 次回は15日、同市のコラッセふくしまでワークショップを開き、JR福島駅周辺のフィールドワークを行う。参加無料。

木戸さん(右)から障害者が使いやすい施設設備について学ぶ参加者たち
 

 2020東京五輪・パラリンピックに向け、思いやりによる「心のユニバーサルデザイン」を学ぶワークショップが1日、東京五輪野球・ソフトボールの一部試合が行われる福島市のあづま球場で行われた。

 県と県人権啓発活動ネットワーク協議会の主催、NPO法人うつくしまスポーツルーターズの協力。スポーツボランティアや行政職員、学生など約20人が参加した。須磨ユニバーサルビーチプロジェクト代表の木戸俊介さん(32)=神戸市=が講師を務め、障害者が大会観戦を楽しむアイデアや移動手段について意見を交わした。木戸さんは、2015(平成27)年に交通事故で下半身完全不随となり、自らのリハビリとともに、脊椎損傷患者の生き方の選択肢を拡大している。

 ワークショップでは、参加者が車椅子体験をしたほか、目隠しをして杖を使った歩行を球場周辺で体験した。小さなでこぼこでも振動が大きいことや、車椅子利用者の動線が限られていることなどが感想として挙げられた。

 木戸さんはワークショップ後、あづま球場について「選択肢がないことが一番の問題。階段の昇降機が設置されているが、それだけでは足りない。席に着いてからの動きづらさもあり、それではレジャーとして成立しない」と指摘、その上で「ハード面の整備は難しいが、(誰かに手助けしてもらい階段を上がるなど)人の協力を得ることでできることがある」と話した。

 次回は15日、同市のコラッセふくしまでワークショップを開き、JR福島駅周辺のフィールドワークを行う。参加無料。

福島民友        2018年09月02日