ゴエモンのつぶやき

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障害者の就農を支援 鈴鹿に農園完成

2018年09月14日 14時22分15秒 | 障害者の自立

 農業分野での就労を目指す障害者が農作業を体験できる農園「国府福祉農園」が鈴鹿市国府町にお目見えし、市内六つの福祉施設の利用者十九人が十二日、野菜の苗植えをした。農業分野の求人と障害者の就労を結び付ける市内の一般社団法人「障がい者アグリ就労人材センター」が農園を整備し、施設利用者を招いた。

 センターは二〇一六年十二月、福祉と農業に携わる有志で発足。農業分野の人手不足を障害者の就労で補う「農福連携」に取り組んでいるが、センターの仲介で就労を受け入れた農家は六軒にとどまる。求める水準の人材を派遣してくれるのかと、農家側は慎重になっているのが原因とみられる。

 このため、センターは障害者が要求に少しでも応えられるよう経験を積む場として農園を計画。国府町の未利用地約千三百平方メートルを地元所有者から有料で借り八月から、肥料の投入や畝作りの下準備を進めた。初めて栽培する野菜は取り扱いが比較的容易な高菜に決め、八百平方メートルで栽培することにした。

 この日は小雨が降る中、知的や精神の障害者十九人が集合。苗の植え方について協力農家に教わったり、支援役の「ジョブトレーナー」から助言を受けたりしながら、一時間で約二千三百本を植えた。

 立ち会った福祉施設の職員、中村勇也さん(42)は「室内作業と違って気持ちが解放され、楽しく作業できたようです。環境の変化に対応できる力を付けてくれればいい」と期待。指導した同市柳町の農家、川出洋正さん(63)は「障害者も要領さえ覚えれば十分やっていける。経験を積み、自信を付けてほしい。ジョブトレーナーも農業を勉強してもらえるとありがたい」と求めた。

 センターの事務局担当、小林卓さん(66)は「農作業にはいろいろあり、障害が重くてもできることはある。農業は、障害者が活躍できる可能性を秘めた分野だ。他の施設からも今後、農園作業の体験に参加してほしい」と話している。

 障害者は今後、除草や収穫で携わる。高菜は十二月に収穫し、漬物業者に製品化してもらい、センターが販売する。残りの土地はセンターが大根を植え、漬物業者に販売する。いずれも収益は運営費に充てる。

2018年9月13日       中日新聞


感謝、音に込め 盲重複障害者のバンド、結成30年目の記念コンサート

2018年09月14日 14時14分28秒 | 障害者の自立

 視覚障害や知的障害などの重複障害があるミュージシャンでつくる「光(ひかり)バンド」が結成から30年目を迎え、15日に東京都内で記念コンサートを開催する。当初からの中心メンバーで、今春に母を亡くした高橋正秋さん(50)は「母への感謝を込めたコンサートにしたい」と意気込んでいる。

 光バンドは、東京都日野市の社会福祉法人「東京光の家」が運営する施設で暮らす盲重複障害者で構成。1989年から活動を始め、全国や海外で公演してきた。当初、高橋さんの名前から「正秋バンド」と名乗っていたが、2014年からは現在のバンド名になり、計11人で演奏している。

毎日新聞       2018年9月13日


優良事業所など表彰 県障害者雇用大会

2018年09月14日 13時47分45秒 | 障害者の自立

 障害者雇用支援月間(九月)に合わせ、県障害者雇用促進大会が十二日、静岡市葵区の静岡商工会議所であり、障害者雇用に積極的に取り組む企業や、模範的な職業人として活躍する障害者らが表彰された。

 厚生労働大臣表彰では、障害者雇用優良事業所に村上開明堂(静岡市葵区)、優秀勤労障害者にリースサンキュー(沼津市)所属でいずれも勤続三十一年の芹沢朋美さん、神沢博幸さんが選ばれた。

 難波喬司副知事は冒頭のあいさつで、県などが国のガイドライン(指針)に従わず独自判断で雇用率を算出していた問題に触れ「不適切な事務処理で県民の信頼を損ねたことを深くおわび申し上げたい」と陳謝した。

 その他の表彰された事業所、個人は次の通り。

 知事褒賞 サンリツ工業本社工場(静岡市)大一セラム(富士宮市)日清紡ホールディングス新規事業開発本部開発室藤枝出張所(藤枝市)三島信用金庫(三島市)酪農王国(函南町)深沢法男(静岡市)▽独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長努力賞 ヤマハアイワークス(浜松市)手登根悟(沼津市)原田貴志(浜松市)

◆相次ぐ不正…国や県に怒り

 県障害者雇用促進大会で表彰を受けた県内企業からは、国や県などによる障害者雇用の水増し問題について、憤りや改善を求める意見が聞かれた。

 バックミラー製造の村上開明堂で人事などを担当する長谷川猛取締役は「障害者手帳を確認して真面目に雇用に取り組む企業にとって、(公的機関の)不正は残念としか言いようがない」と話した。

 同社では、社員約千百人のうち障害者十八人を雇用。段ボールの組み立てやバックミラーの検査など障害特性に応じた配置を心掛け、勤続三十年を超える障害者もいるという。長谷川取締役は「誰にでも活躍できる場がある。役所で働くことを望む障害者も多いはずで、適した部門を用意することも必要では」と指摘。手帳の確認を怠っていた自治体については「確かにデリケートな部分ではあるかもしれないが、採用して今後働いてもらうことを考えると確認するべきだ」と述べた。

 圧電セラミックス製造の大一セラムは、社員八十人のうち障害者が八人で雇用率は10%と、法定雇用率の2・2%を大幅に上回る。通勤が困難な従業員の職場への送迎やトイレの改修など設備面での工夫を行っているという。

 関沢新一社長は「障害者雇用率を上げようと募集しているわけではない」と力を込め、水増し問題について「雇用率の達成など数字の面が取り沙汰されているが大切なのは障害者も含め、社員がいかに長く働き続けられるかを考えていくこと」と話した。

厚生労働大臣表彰を受ける芹沢朋美さん(中)、神沢博幸さん(右)

2018年9月13日      中日新聞


22県で不適切な算入=18年度の障害者雇用率-時事通信調査

2018年09月14日 13時21分39秒 | 障害者の自立

 中央省庁や自治体の障害者雇用水増し問題で、2018年度に少なくとも22県が不適切な算入を行っていたことが12日、時事通信社の調査で分かった。障害者手帳の確認が不十分なケースが目立ち、障害者数を精査した結果、法定雇用率(2.5%)を達成できない見込みの県もあった。
 調査は全都道府県の知事部局を対象に実施。国に報告していた6月1日時点の障害者の雇用率などを尋ねた。不適切だった22県では、採用後に障害を負った職員らに関して、障害者手帳を確認せず自己申告だけで算入したり、手帳を取得していない人も障害者と見なしたりしていた。
 6月1日時点の雇用率は、回答のあった40都道府県の平均で2.69%だったが、手帳などを確認済みの人に限定して計算し直すと、山形、静岡、島根、愛媛の4県は1%台に下がると答えた。ただ、未確認者の中には改めて調査すれば手帳所持者がいることも考えられ、実際の雇用率は回答よりも高い可能性がある。
 一連の問題発覚後に手帳の所持状況を確認し、精査後の雇用率を回答した自治体も9県あり、このうち千葉、山梨、長野、和歌山、佐賀、熊本の6県は法定率を下回った。香川、佐賀、鹿児島は急な退職や内定者の辞退があり、問題発覚前の6月1日時点で既に法定率を満たせない状況だった。(2018/09/12-時事通信)


障害のある方も「大切な戦力」にするミュゼプラチナム

2018年09月14日 13時08分47秒 | 障害者の自立

平成30年度 「障害者雇用エクセレントカンパニー賞」を受賞!

[株式会社ミュゼプラチナム]

表彰式では小池百合子都知事より「障害者雇用に向き合い努力する企業」と評価

この度、全国に175店舗(※1)のサロンを展開し、店舗数・売上No.1(※2)美容脱毛専門サロン『ミュゼプラチナム』を運営する株式会社ミュゼプラチナム(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:沼田 英也)は、障害者の方を「大切な戦力」として雇用する取り組みが評価され、東京都産業労働局が主催する「平成30年度障害者雇用エクセレントカンパニー賞」を受賞しました。

障害者雇用エクセレントカンパニー賞とは、障害者法定雇用率を達成している都内企業のうち、障害者の能力開発や処遇改善を積極的に行っている優良な企業を、東京都産業労働局が選定し、表彰するものです。障害者が職場で活躍できる環境整備の促進、障害者雇用に関する周知啓発を目的としています。

ミュゼプラチナムは、全国175店舗の美容サロンのうち83店舗で障害者の方を雇用しています。今回、障害者の方を「大切な戦力」として雇用する取り組みを評価され、受賞にいたりました。写真で具体的な作業手順をわかりやすく記載した共通の業務マニュアルを作成することや、障害者の方への声掛けを常に行うなど、働きやすい環境を作るための工夫を行うことで、障害者の方もチームの一員として活躍することができています。

表彰式では、東京都知事である小池百合子氏より、「エクセレントカンパニー賞を受賞した企業は、障害者雇用に対して様々な工夫を凝らし活動している企業です。これからもリーディングカンパニーとしてさらなる活躍に期待しています。」との言葉をいただきました。

これからもミュゼプラチナムは、スタッフが長く安心して働ける環境づくりを大切に、お客さまへのサービス向上へとつなげてまいります。

■ ミュゼプラチナムの障害者雇用への取り組み
1. 「店舗管理係さん」という役割を与え、社内報で発信

障害者の方を「店舗管理係」という役職にし、仕事の役割を明確にしました。そうすることで本人にもスムーズに受け入れられ、忙しいときに手が回らない掃除や洗濯などを自ら行うことができています。さらに、社内報で写真とコメントつきで店舗管理係さんを紹介し、店舗管理係が業務遂行に貢献していることをすべての社員が認識できるようにしています。

2. 全店舗共通のマニュアルを作成
以前は異動で担当者が入れ替わると、採用・研修のルールが変わってしまうため、店舗管理係さんが混乱していました。その解決のために、全店舗共通の写真付き業務マニュアルを作成。担当者が変わっても同様の仕事が行えるようになりました。

3. チーム主義の働き方を推進 障害者の方だけの部署はつくらない
「チーム主義」を大切にする働き方を推進しています。1店舗が1つのチームとして活動し、障害者の方だけの部署はつくらず、チーム全員が当たり前のように溶け込めるようにしています。店舗では声掛け(あいさつやお礼等)を行うようにしている他、SNSやホワイトボード等を活用しながらコミュニケーション方法を工夫しており、障害者もチームの一員であるという理念が浸透しています。また、「業務週報」により交換日記形式で障害者と店舗責任者がやり取りをすることで、シフトで直接会えない場合も情報が共有されています。さらに朝礼では、障害者の方にも売上高などを共有し、一緒に頑張り、一緒に喜べるチーム力を大切にしています。

4. 正社員への転換制度を明文化
就業規則に、正社員への転換制度を明文化しており、1名の実績があります。契約期間を5年過ぎた方については、希望を聞いたうえで、無期雇用への転換を行っています。非正規雇用であっても、勤続年数2年、5年、10年時に勤続表彰を行っており、2017年度に10年勤続表彰者が1名誕生しています。


■ 美容脱毛サロン『ミュゼプラチナム』について
“全ての女性のキレイをお手伝いしたい”との想いを込め、2003年に誕生した、高品質の美容脱毛専門サロン。多くの女性の支持を受け、現在では全国に175(※1)店舗を展開しています。
▶ミュゼプラチナムについてはこちら:https://musee-pla.com/

(※1)店舗数は2018年8月末日時点
(※2)店舗数・売上No.1(2017年7月調査時点/美容脱毛売上比率50%以上を専門店と定義)東京商工リサーチ調べ

株式会社ミュゼプラチナムは、RVH(東証二部:6786)のグループ企業です。

 (2018/09/13-時事通信 )