「生活に支援が必要な人の住まい」「障害を持った人の働く場」。両方の機能を併せ持つ施設が東京都練馬区大泉学園町でオープンし、国も「先駆的な取り組み」と注目している。【後藤豪】
この施設は2階建てで、1階は障害者の就労支援作業所が入り、6月に稼働した。2階は5.5~10畳のワンルームの居室が全部で八つあり、5月にオープン。居室の家賃は月5万1000~8万円で、管理費や光熱費、消耗品代が月3万~3万7000円。これらの収入に加え、1階の賃料が施設の運営費になっている。
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1階が地域で暮らす障害者の仕事場、2階が高齢者らの共同住宅になっている「ウイズタイムハウス大泉学園」。一緒に昼食を作ることもあり、自然と会話も弾む