ゴエモンのつぶやき

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ジーンズ試作、障害者もおしゃれに 寒河江でお披露目

2018年09月24日 11時35分16秒 | 障害者の自立

 車いす利用者など障害者が「はきやすく積極的に外出できる」をコンセプトにしたジーンズの試作品が完成し、22日、寒河江市の最上川寒河江緑地「グリバーさがえ」で始まったパラスポーツカーニバルでお披露目された。山形バリアフリー観光ツアーセンター(南陽市)の加藤健一代表理事が開発に携わった。

 ジーンズ開発は今年3月、車いす生活を送る加藤代表理事がセミナー受講などで知り合った丸安毛糸(本社・東京)の岡崎博之社長に「車いすの人も気軽にはけて、格好がいいジーンズを作りたい」と話をしたのがきっかけ。同社と丸和繊維工業(本社・東京)が協力した。

 丸和繊維工業の最先端の裁断技術を生かし、使う生地を変えて試作を重ねた。加藤代表理事は車いす利用者の目線で、既存のジーンズから改善すべき点などについて意見を出した。

 ジーンズの名前は「フライング・ジーンズ」で、2015年にパラグライダーのタンデム(2人乗り)飛行に成功した加藤代表理事をイメージ。▽ファスナーの前開き部分を深くする▽車いす乗車時にスマートフォンなどを収納しやすいように、膝の上に配置したポケット―など、利用者の使い勝手を追求し随所に工夫を凝らした。また、車いすの床擦れ防止を意識した縫い方や軟らかめの生地を使い、軽量化も実現した。

 この日、展示ブースでは来場者の試着も行った。23日も展示する。加藤代表理事は「障害者にとってのストレスがなくなり、おしゃれへのこだわりや出掛けたくなるという前向きな気持ちを引き出すジーンズに仕上がった」と話していた。

 フライング・ジーンズは、年内にブランドジーンズとして市販される予定で、収益の一部は同センターの活動資金に役立てられることになっている。

  

股上が深く、膝上にポケットが付いているフライング・ジーンズ。右は裏返した状態

2018年09月23日       47NEWS


違い、分かり合える 障害者の倉田さんが講演

2018年09月24日 10時07分44秒 | 障害者の自立

姫路・白鷺小中の生徒ら聴き入る

 今春から一貫校となった姫路市本町の市立白鷺小中学校(山口偉一校長、936人)で22日、障害者の人権啓発に取り組む倉田哲也さん(51)=熊本市=を招いた講演があった。授業参観日に合わせた「家庭教育講演会」として開催。体育館に5年生以上の児童・生徒500人以上と、保護者や地域の人たち約100人が集まった。

 倉田さんは早産の逆子で生まれ、へその緒が首に巻き付いて脳障害が残った。