友人が折角持って来てくれたのを、何時までも放っておく訳にもいかず、天気はぐずついているものの、枇杷葉の根元に糠と塩を入れ、家の周辺も片付ける。プランターの壊れたのを袋に詰めた。野鳥の餌になる危惧もあるが、まさか違反とは言うまいな。
フェンスの所も気になり、朝顔の蔓を取り除く。薔薇の蔓を茎どおし絡め、百日紅を日当たりに伸ばす。球根類がたくさん発芽し、春を待つ準備に眼がいく。何と、じゃが芋の茎が、暖かな気温に緑が眩しい。掘ってみるとそこそこの芋があった。今晩の夕食。
隠岐伝説殺人事件。読破する。戦争の悲惨さは、そこに行った者でないと解からない。死ぬのが誉れのようだった戦時中。でも、親にしてみれば無念の想いも。殺されて、遺髪さえ戻らぬ息子を、胸中は如ばかりであったろう。戦争は、二度としてはならない。
県立図書館での借りには、期日までの返却がある。年末は特に厳しく、催促される。横浜殺人事件は今晩からになりそう。横浜には、我が家の枇杷葉を、例年愉しみにしてくれている、某児童作家さんがおいでになる。桃も、至極待っていてくださるのは恐縮。
リエさんに送っていた野菜が届いたらしい。しーちゃんからは、何か大きな荷物が届く。リエさんが明日、柚を持って行くそうなので、用途色々使ってね。友人が持って来てくれたのだが、もったいなくての御すそ分け。掘り立てだったから、新鮮さは充分です。
荷物に入れた後に、しまった!と思う。そうなのよ。花芽を入れるのを忘れたのだ。サンタさんには、年を越してからだが、リエさんもその時にしようかな。こちらから送る物は、然したる贅沢品でもないが、新鮮さだけはある。農薬もかかっていないのが自慢。
暖かい。夕方になれば、そこそこ寒さを感じるが、日中は凌ぎ易い気温に、ついつい季節を忘れる。鉢のバラも咲いているし、アネモネが白い花を覗かせている。室内では、毎年花をつけるシクラメンが、今年は開花してきた。例年なら立春過ぎになるのだが。
初夏の庭を彩どる中に、清楚な姿のシラン。まるで、スケーターのような雰囲気を想う。華奢でありながら、迸るエネルギー。