台風が去って、天気は快復したものの、午前中は優柔不断の空であった。ベゴニアとプライダル・ベールの挿し芽、観葉植物や、薔薇の挿し芽をする。木香ばらは、台風に直撃されたため、被害甚大につき剪定する。ガスのメーターに、足長蜂発見!小さな巣もある。昨年は、顔を刺されて、枇杷エキスを塗った。できれば巣は遠慮したい。強制撤去。
白枇杷の新芽が、風にやられてぼろぼろになっている。軟らかいので、息も絶え絶えである。バッタに食べられ、風に弄られ、散々である。然し実はしっかりとついている。よかった。茂木の赤枇杷も、目立った損傷は免れて、1袋が飛び、1枝が折れたくらいで済んだ。袋はかけ直す。ありがいことです。リエさんに贈れないかと冷や冷やした。
銀河は、息子が中学生の年にもらって来た。春の温かな日だった。その息子は、5月で30歳になった。長生きな方だと思う。孫が、『銀ちゃんは、お婆ちゃんなんだね』と、感心している。ここ数ヶ月、体調を崩していた。それでも、何とか元気であったのも、枇杷葉茶のおかげだろう。眠るように往った。覚悟はしていた。21:37永眠する。膝の上で丸くなっている。
最後に、アイスクリームをおいしそうに舐めた。じっと私を見つめて、別れを告げた。銀河、宇宙に還ったんだ。哀しみが深すぎると、涙も出ない。今晩は、抱いて眠ろう。こんな時の第六感ほど腹立たしい。虫の知らせの的中に、我が身を呪うような気持ちになる。ありがとう、銀河。生まれ変わっておいで。
春の枇杷葉の様子。今年は寒かったが、寒冷紗のおかげであまり痛みがない。