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枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

嵐も吹けば・・・

2011年05月31日 | Weblog

 台風が去って、天気は快復したものの、午前中は優柔不断の空であった。ベゴニアとプライダル・ベールの挿し芽、観葉植物や、薔薇の挿し芽をする。木香ばらは、台風に直撃されたため、被害甚大につき剪定する。ガスのメーターに、足長蜂発見!小さな巣もある。昨年は、顔を刺されて、枇杷エキスを塗った。できれば巣は遠慮したい。強制撤去。

 白枇杷の新芽が、風にやられてぼろぼろになっている。軟らかいので、息も絶え絶えである。バッタに食べられ、風に弄られ、散々である。然し実はしっかりとついている。よかった。茂木の赤枇杷も、目立った損傷は免れて、1袋が飛び、1枝が折れたくらいで済んだ。袋はかけ直す。ありがいことです。リエさんに贈れないかと冷や冷やした。

 銀河は、息子が中学生の年にもらって来た。春の温かな日だった。その息子は、5月で30歳になった。長生きな方だと思う。孫が、『銀ちゃんは、お婆ちゃんなんだね』と、感心している。ここ数ヶ月、体調を崩していた。それでも、何とか元気であったのも、枇杷葉茶のおかげだろう。眠るように往った。覚悟はしていた。21:37永眠する。膝の上で丸くなっている。

 最後に、アイスクリームをおいしそうに舐めた。じっと私を見つめて、別れを告げた。銀河、宇宙に還ったんだ。哀しみが深すぎると、涙も出ない。今晩は、抱いて眠ろう。こんな時の第六感ほど腹立たしい。虫の知らせの的中に、我が身を呪うような気持ちになる。ありがとう、銀河。生まれ変わっておいで。

 春の枇杷葉の様子。今年は寒かったが、寒冷紗のおかげであまり痛みがない。

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枇杷の枝折れる・・・

2011年05月30日 | Weblog

 台風での大雨。加えて強風に、枇杷の枝が折れた。1枝の被害である。玄関の梅の鉢が、転がり、実が幾つか落ちた。拾って洗い、焼酎に漬けた。芍薬と薔薇は枝を撓らせたまま、放置していた。下手に支柱をして、却って折れるのは忍びない。今回の風向きは、西北東に吹いたため、玄関付近が特に酷く荒れた。

 卯月の頃には、枇杷葉の新芽が伸びていく。その折には、枇杷の実の袋かけがある。今年は摘芽も少しやり、寒冷紗もかけてみた。枇杷葉は寒さに滅法弱いのも、悩みの種であるが、自然の気温は変えられない。生きるための知恵と工夫を、学べるのも吉である。義務教育では教えてもらえない。

 自然と暮らすことは、その恵みを分けてもらうこと。四季折々のエネルギーには、人間の力を超えた数値が潜んでいる。未知数、可能性。そういったあらゆる物を含み、未来への希望に繋げていく。人類が諍いを止め、国境や人種間の拘りを棄てた時、地球は新しい一歩を踏み出せる。再生へのスイッチを入れる。

 地球上の寒冷地を除き、枇杷葉は、ギリシャ辺りから中東にかけ、ブラジルの方にまで伸びる。中国が発祥の地だが、その分布地帯は幅広い。中国から渡って来た枇杷は、日本の九州地方を経て、全国に植えられていった。或いは、漢方として用いられ、優れた薬効で広まっていった。そこには、名もない女性の力が大きく貢献している。

 人間にだけ、命が与えられているのではなく、花にも木にも命はある。人間の勝手で、切ったり抜いたりする。挙句の果ては、工事の邪魔になると打ち捨てる。木には心が、果たしてないのだろうか。嫌々違う。見ようとしないからみえない。心で感じようとしないからわからない。その災いを取り除いてくれていたのに、無知とは恐ろしい。

 地球からいえば、月は衛星。その影響を多大に受けて、人類は命を廻らせる。

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五十肩に・・・

2011年05月29日 | Weblog

 ここ1年ばかり、左肩が痺れるような痛みで、激しい時は、顔が歪むほどになる。介護の仕事も致命傷かと案じていた。だが、その内にという思いもあって、時々、温湿布を貼るくらいで放置していた。ところが彼岸過ぎから、動かす度に激痛が襲う。加えて炎症を起こしたのか、腫れて熱を帯び始めた。

 流石に慌てた。その晩から、ハンカチに枇杷葉の焼酎漬けを挟んで、左肩に当てて寝た。それを今日まで毎晩繰り返した。痛みが治まり、腕も動かせるようになった。 ちょっと期間はかかったけれど、根気の持続ですね。焼酎に漬けていた枇杷葉も、なんと2ℓの瓶を、5つ開けた。1瓶50枚として、250枚使ったことになる。

 腰痛予防にも使うので、毎日2枚は要る。小さい葉だと3~4枚は必要だ。秋口から収穫するが、硬くて大きい葉がいいのはそのためだ。大きいのは半分にもできるから。私は、寝る時に応用したが、昼間にする場合は、湿布押さえを使うのがいい。唯、注意点は枇杷酒の色に染まること。一旦、染まったら、漂白しても落ちません。

 枇杷葉のエキスは、結膜炎にも効きます。これも夜間がよく、寝る前に何度も拭いてください。或いは、枇杷葉茶で、何度でも眼球を洗ってください。結膜炎にかかり難くなります。目脂が嘘のように取れます。鬱陶しい眼の前が、ある日突然晴れます。枇杷葉茶に、塩を入れて洗っても効きます。その際は、100g¥500以上の物を使いましょう。

 枇杷酒。本来は枇杷の種を漬けたのを言う。この2年物を曝しで越して、スプレーに容れ、全身に塗布する。体の滲み、ソバカス、疣が消えます。漂白効果があるためです。私は、遭う度に若返っていると、化け物扱いされています。皮膚の働き、細胞の活性化から起きているためと思われる。

 Aさんの体にも変化が起きた。体全体が肉の塊、それも雪崩を呼んでいたのが、ここ最近は、艶やかな肌に、引き締まった体が出現した。ご主人が惚れ直したそうだ。張りがあり、色白の肌には、滲み一つない。体の毒素が除々に出るので、種を食べたり、日々の枇杷葉茶以外は、無農薬の珈琲と紅茶の飲用です。4年かかりました。

 12月から咲き続ける、クリスマスローズ。次々に苗が育っていて、大きくなるのが愉しみ。

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しとしとと降る雨に・・・

2011年05月28日 | Weblog

 枇杷の新芽に雨が降りかかる。しとしとぴっちゃん・・・枇杷の木には、オレンジ色の袋が、枝が撓るくらいにかかっている。袋の数は凡そ185袋。枇杷の実は、200粒くらいかな?遵って鈴生り状態です。うふふ・・・色づくのが愉しみ。1ヶ月後が待ち遠しい。毎年、花が咲くだろうか、実を結ぶだろうか、熟れてくれるか。と、案じるばかりだ。

 肥料は、基本的には遣りません。無農薬にも拘っています。寒肥での糠と塩以外は、草などの自然の堆肥。鶏糞も遣っていましたが、木が傷むので止めました。木村秋則さんが講演したDVDには、有機肥料も、完全に乾かした物を使わないと、却って失敗すると話されていた。それまでは入れていたのですが、きっぱり止めた次第。

 枇杷葉の葉裏には、昆虫や軟体動物が棲息していて、農薬をかければそれらも死んでしまう。以前には木搾酢を使っていたが、わざわざ買いに行くのが面倒で、思いついたのが枇杷葉エキス。これをかけると、葉が艶やかになり、虫は居るものの、木が元気です。根菌も活発なのか土が動いているようです。

 枇杷葉エキスの作り方は、枇杷葉の青い葉を採って、葉先と軸を切った葉を、焼酎に漬け込んだ物です。枇杷葉は、五十肩や腰痛の治療に使いますが、エキスのたっぷり滲み込んだ物だけ残ります。無論のこと、切り傷や擦り傷、膝の痛みなどの炎症にも効くので、ジャム瓶に保存しておくのもいいのです。

 瓶に残ったエキスに、新しい枇杷葉を漬け込む?いえいえ、それを霧吹きに入れて、薔薇や梔子、梅などの消毒に使ってください。枇杷にも使います。花木なら、何にでも安心して使えますよ。私は、腰痛予防に毎日使っているため、エキスが大量に残ります。風呂上りには種のエキスを使うので、思い付いたのが、花木への散布です。

 このエキスは、猫や犬の毛艶も綺麗にします。しっとりとした潤いが保たれ、病気にもなり難く、重宝します。毎日、入浴させるのは難儀なため、エキスを散布するのです。まあ、血統書つきではないので、そこまでの手間はかけない。枇杷葉の採る時期は、できれば12月からしましょう。目安は花芽が咲く頃です。

 枇杷葉の花芽です。これは結実しませんでした。寒冷紗をかけたら、花芽のままなのもありました。寒冷紗の継ぎ目で、かかってなかったのは、やはり枯れてしまいました。

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ドクダミの花咲く・・・

2011年05月27日 | Weblog

 今年も、ドクダミの花の咲く、時候になりました。季節は入梅。しとしとと降る雨に、白い可憐な花が楚々とした雰囲気です。友人は、この季節のドクダミがいいようで、寒中の根っこはいらぬ。と言います。私は、寒中の方が、甘くて癖がないように思うが、友人はその反対らしい。まあ、好みの関係ですね。どちらもすっきりしておいしいです。

 この時期の山は緑、草花は白い花が多いですね。卯の花も、野茨も、馬酔木も。何という清々しさでしょう。花菖蒲、菖蒲、杜若、芍薬、笹百合の清楚な立ち姿に、うっとうしい梅雨空が、一時の五月晴れになるような思いです。最も、五月晴れというのは、旧暦での皐月のことで、つかの間の晴れた空をいうのだそうです。

 五月雨を集めて速し最上川 昔の俳句作家は、何とうまいこと言うのか?と、感心します。現代人は、無駄な言葉ばかりを言いあい、結局は襤褸が出て、繕いができなくなる。身から出た錆なんですね。原発を収束するのが本来の目的なのに、民主だの、自民だのと、自己主張ばかりじゃない。済んだことより、これからのことを考えていかにゃいけん。

 地球は、命ある全ての棲む大切な星です。使用済みの核燃料を、地下に埋めて管理し、決して掘らないよう、伝えていくこと。と、言うけれど。地球にとってはどうだろう。体の奥深くに、何か変な物を入れられて、気持ち悪くないだろうか?病気にさせられるんだよ。その病気の吐き出す空気を、水を、人類は使うじゃないか。

 農薬を使えば、10年は土質が元に戻らない。と言う。濃度もあろう。それよりも年数がかかることは明らかだ。一人がちょっとくらいなら。と使う。でも、決して一人ではない。そういう考えの人が集まるからだ。見つからなければと言う。わからなければと考える。そこから、誰かがしているんだ。と、暴走する。

 人間は、基本的には何も作り出せず、生きることができない。遵って、生命体の危険度が増すと、地球は壊滅する。つまりは人類の破滅に繋がる。怖いなぁ。厭だなぁ。まあ何れにせよ、死ぬ時は来るんだから。と諦めてしまうか。う~むむむ。どんなに枇杷葉を育てていても無駄になる。放射能を浴びれば、いくら無農薬でもねぇ。

 咲いたチューリップ。赤、紫、黄色です。

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枇杷葉を使って・・・

2011年05月26日 | Weblog

 旧暦を参照します。物事を始める基礎には、月との関係が外せません。新月、上弦、満月、下弦とあり、小潮、中潮、若潮、大潮とあります。これに加えて、潮の満干潮、暦の六曜があって、細かに決められた約束事があります。何れも、用いたからといって、何の意味もないかもしれず、また深い意味合いになることも。

 私が注意するのは、地神さまの怒りに触れないこと。枇杷葉のエネルギーを壊さないことです。枇杷葉の木を伐ることは、命を分けてもらうことです。そういった自然に対する思いを、感謝する心で伝えたい。伐った枇杷葉の葉を外すのも、1枚ずつ丁寧に取り、極力捨てる所のないように扱います。

 枇杷葉を焼酎に漬けるには、葉先と軸を少し切って、大きくていいのを使います。葉先と軸はお茶にするので取っておきます。枇杷の葉を外した枝は、まとめて外で自然乾燥させ、備前焼作家に持って行きます。灰にして焼き物に混ぜると、それに載せた果物が、傷先ず長持ちします。無論、冷蔵庫に入れてですが、とても驚きました。

 枇杷葉の枝は、杖にするのもよく、長寿杖として貴重品です。軽くて使い勝手もいいのです。このようにして枇杷葉は、どの部分も捨てる箇所がなく、工夫次第ではもっと活用できるのかもしれません。昔、算盤は枇杷の木で作られていたのですよ。今のプラスティクの、何と味気ないことでしょうか。

 枇杷の実は、初夏の頃に熟れます。童謡の『ゆりかご』に唄われていますが、夏に生まれた子どもは、汗疹が出るので、涼しい枇杷の木陰に、吊っておかれたのでしょうね。枇杷葉は、汗疹にも効きます。桃葉もですが、風呂の湯舟に浮かべていました。枇杷の実は一般的には赤枇杷で、静岡の土肥地方にだけ、白枇杷があります。

 九州地方の茂木、淡路の田中、千葉の房洲枇杷が生産の主力です。最近は、種無しが品種改良であり、茂木の白茂木も市場に出ています。枇杷の種の発芽率は99%で、1ヶ月位で発芽します。しかし、白茂木や白枇杷は、寒暖にとても弱く、適地でこそ育つのであって、条件が整わなければ枯れてしまいます。

 我が家の白枇杷は、10年経った今年、やっと花を咲かせ、実を結びました。母が亡くなって法事の後、何気なく見た白枇杷に、花芽がついていたのです。奇跡としか思えませんでした。今年は、寒冷紗をかけたのがよかったのか、当たり年なのか鈴生りです。商売でないので、そのまま袋をかけています。

 毎年、幾つかの種を植えておきます。その殆どが品種不明ですが、葉の大きさで、茂木だったり、田中だったりします。交配したのもあるようで、実が生るまでは???です。

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枇杷葉の活用法

2011年05月25日 | Weblog

 枇杷葉は家にあるが、使い方を知らない。というご婦人に遭遇。たまたま知人と、バラ園に行っていて、農薬の話になり、枇杷エキスの効果を垂れていた。あのご婦人が、パソコンをされるなら、追ってここを探し当ててくれればいいが。関心を持たれた原因は、何でもNHKの番組で、枇杷の温湿布の効果を放送したらしい。

 ふぅ~ん。私は観ていないのでわかりません。枇杷葉もですが、今は新緑の美しい季節ですから、葉は採らないでおきます。どんなに早くても9月まで待ちます。私は、寒中に採ります。理由は自然乾燥できるからですが、商売ではないので旧暦の12月で間に合うのです。また友人や知人に採って送るのも、この時期が適した季節でもあるのです。

 このブログを始めて、3年が経過しています。当初に書いていたことも、探していけばいいのですが、もう一度載せておきます。枇杷葉の葉は、硬くてゴワゴワしたのを用い、湿布には焼酎2ℓに対して、30枚から50枚程度を漬け込みます。1ヶ月後から使えます。冷暗所での保管をし、葉は、腰痛予防や肩凝り。エキスは切り傷、擦り傷、捻挫、打撲等、或いは花木の病中予防に効果があります。霧吹きでの散布がいいです。

 生葉は、枇杷葉温圧療法に用い、これにも硬くてゴワゴワした葉を使います。蒟蒻は弱火で温め、タオルなどに包んで患部に当てます。枇杷葉の裏は羽毛のようなものがあり、表はつるつるしています。水で洗って使います。蒟蒻は、冷めれば何度でも温め、体の芯がほんわかとするまで続けます。足裏や腰、肩等、その殆どが冷やさない箇所です。盲腸と心臓以外は温かいのがいいのです。

 寒中に採った葉は、適当に切っておくか、そのままで置き、使う時に洗って切るかは、どちらでもいいです。薬缶に水を入れ、枇杷葉を入れて弱火で煎じ、急須に注いで飲み、常温での保存か、ポットに入れておくか、冷蔵庫に入れるかは季節にも依ります。何れもその日の内に飲みきってください。残った枇杷茶は、風呂に入れて、枇杷湯にしてもいいです。殺菌・漂白作用がありますが、過信は禁物で、個人差があるのも否めません。

 昨年買った物。冬越しが難しく、枯らしてしまうのだが、枇杷茶を少し遣ったら、ちゃんと芽が出た。蕾もついている。

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汗ばむ季節に・・・

2011年05月24日 | Weblog

 先日、確認していたAさんちの、枇杷の実の袋かけに行く。夕方での確認だったので、見当ではあったが、100枚入りを2つ買っていてよかった。残りが10枚程度になった。Aさんちの枇杷葉は、日当たりもよく、それに況して、土壌がいいのか大人の親指大のが、枝のあちこちに見えている。脚立に上がって、更にびっくりした。

 葉に遮られて見えなかったが、鈴生りである。その枝に袋を被せ、不安定な脚立から落ちないように括っていく。花芽が枯れているのを指先で落とし、実を傷つけないようにする。おおよそ2時間近くでかけ終わる。明日には消毒に来る。ということに、ほっと胸を撫で下ろす。よかった。これで1ヶ月後には、甘くて瑞々しい枇杷の実が食べられます。

 学童に孫を迎えに行き、お八つを食べさせ、宿題を済ませて、息子の家まで送って行く。明日も迎えなので、着替えを受け取り、今後の予定など話して帰宅する。駐車場に車を停めようと、ふと見ると、薔薇がうな垂れている。近所のクソガキだ。親の躾がなっとらん!勝手に花を千切るな。マナーも常識も教えない親の、何と多いことか。

 他人が丹精込めて作った花を、きれいだからと手折る気持ちがわからない。ほしければお金を出して買えばいい。自分の物でもない、人様の物を、子どもだからというだけの理由で、勝手にはできないんだよ。花にも命が宿っています。そこに咲いているから、きれいなのである。作った人や、花の心がわかるようなら手折らないか。

 駐車場は駆け抜ける。車に傷がついたら弁償するのか?花がやっと蕾をつけ、明日には咲くか。と心待ちにしているのを、勝手に手折る。お八つで食べた包み紙を、ポイ捨てにする。ゴミは持ち帰るのよ。注意を促せば、子どもすることです。中にはうちの子はしていません。もう絶句である。親自身の躾ができていないのだ。無駄である。

 先ずは、ごめんなさい。と謝る。或いは、二度と同じ事をしない。その基本的な躾が、今の親にはできていない。かと思えば、謝ればいいように思い、心は置いて、口先でだけ言うばかりする。これにも閉口する。隣近所とは口を利くのも大儀である。家の中だけ、掃除をかける。家の外や周りの草さえ抜かない。

 そのくせ、虫を見ると目の敵にする。田舎は不潔で不便だと宣。愚の骨頂。こういう手合いは何を言っても、馬耳東風。最近は、自分の務めとして、掃除をするのだ。家の周りは勿論、地球のために、せっせと体を動かせている。腹の立つのも、五分五分である。自然の恩恵を、受けられるなら戴く。それ以上に欲張らない想いを強くしている。

 茂木枇杷は、10年目の木です。田中は、淡路の種を植えて5年目です(右奥)。ちょっと日陰になったので、発育が遅いです。左のは、茂木枇杷の種からを植えた苗。一番手前は、品種不明、3年目です。

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入梅・・・

2011年05月23日 | Weblog

 沖縄は既に入梅をしているが、この不安定な雨模様に、九州地方の入梅を、気象庁は発表した。それにしてもこの雨には気分が萎える。人間の思考感覚まで、スイッチの入れ間違いが起きそうである。意識的にしている場合と、無意識とは異なるが、人格を疑いかねる事柄も発生するからだ。理解には程遠い。

 私が生まれ育った山村は、1が20軒ばかりの小さな農村で、全体で100軒にも満たない村であった。然も無医村であった。小学校の中学年で、やっと医者が村に着任した。その医師が、小学校に書籍の寄付を始めて、図書室なるものができた。最初は寄せ集めの雑誌類であったのが、徐々に物語や図鑑が増え、寄贈された医師の名前をつけたものになった。

 現在は、その医師も亡くなられ、住まいの家は町の管理になり、学童保育の場所になっている。合わせて、バラ園に変わっていった。地域の高齢者が取り組む行事にしては、実に気の長い時間を要するものだ。何しろ70歳以上の者が対象で、若い者は参加できない。最も、バラ園といっても、1反ほどの場所だから、知名度は低く無料である。

 この先、バラのジャムやポプリ、挿し木からの苗の販売に繋がる取り組みが、期待できればいいが、年齢的な弱点もあって、見通しはばら色には程遠い。町の管轄だが予算には乏しいものがある。年金暮らしのギリギリの生活の中、体力だけが資本である。況してや、人工は年々下降線をたどっている。増える見通しの期待が小さい。

 芍薬やバラが、見事に咲く季節だ。今年の寒肥が効いたのか、芍薬は豪雨に茎が曲がってしまう。慌てて切った。枇杷葉の新芽がグングン伸びている。深緑の緑に、淡い薄緑が爽やかだ。小で毬は咲き終わり、ライラックが咲き始めた。デルフィニュームも青色が咲き、薄い色の葉これからだ。レースフラワーは、今年は1個のみらしい。

 都忘れに石竹、菖蒲。植えた当時には覚えていた草木、何処からともなく、風にのって飛んできて芽吹いたもの。梔子は、寒さにやられた。夏枯草。鈴蘭。紫陽花。今年咲いた双子のチューリップ。1本の茎に花が二つ。各地で、三つ子や四つ子も有った模様。気温の変動がもたらしたのか?いずれにしても来年も咲くとは限らない。

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甍の波と・・・

2011年05月22日 | Weblog

 天気は快晴になった。早朝、叩きつける激しい雨音に度肝を抜かれた。え~??嘘だろぅ~!全く以って、信じられない光景である。弁当を作りながら、一縷の望みを断ち切れずにいたら、出かける頃には、スパッと止んだ。これもまた、不思議である。

 勤務に就いていると、やはり出かける予定だと言う。地元の壮年者有志による、観劇があるのだ。無料という事もあり、殆どが行く気になった。多少の不安はあったが、各々愉しんでくれたのが、とてもうれしかった。その帰りには、バラ園にも寄ることができた。

 たまさかの外出だが、ちょっとしたことにも感謝され、笑顔を見せてくれるのに、心の中が温かくなる。車酔いで外出が困難な方には、近所の散歩を一緒にする。室内ばかりでなく、爽やかな空気を、胸一杯に吸い込んでもらえたのもうれしい。

 家々の瓦は、ところどころにしか見えないが、青空を泳ぐ鯉幟が見事であった。バラ園は、故郷の一角なので、知った人ばかりだ。母の姿を垣間見たようでもあった。同時に、余りにも様変わりする故郷の景色に、心ならずも一抹の淋しさを覚えた。

 我が家の薔薇が咲き始めた。と言っても、買った苗はとっくに枯れた。今咲いているのは、何れも挿し木だ。白とピンクは、買ったのが咲いている。アブラムシがつくのが、枇杷エキスで退治できた。小まめに見回らなければ、花は咲かないものだ。

 芽が出たスイトピーの苗。今は蔓を伸ばして巻きついている。どんな色が咲くかな?

 

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